小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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ガイアside



我は赤龍神帝グレートレッド、又の名はガイア。我は今、次元の狭間で有意義に泳いでいる


ガイア 「♪〜&#9836;〜&#9835;〜&#9833;〜」


ついでに次元の狭間に異変は無いか確認もしている。我等の家まで及ぼす危険があるものだったら即排除する

からな


ガイア 「♪〜♪〜♪〜・・・・・ん?」


そろそろ、家に戻ろうとしたその時だった。先ほど泳いできたところから急に気配を感じた。


ガイア 「さっきまでは何もなかった筈だが・・・・・確認しに行くか」


踵を返して泳いできたところへ向かった。そして、それは直ぐに見つかった。大きな筒型のカプセルの装置の

中に一人の少女とその傍には一人の女が漂っていた。少女の方は既に死んでいるに対してこの女はまだ息をし

ているな・・・・・連れて帰るとするか



――――――――――――――――――――――



兵藤家 



ガイア 「戻ったぞ」


和樹 「あっ、お帰り・・・・・」


一誠 「ガイア。その人達は一体・・・・・」


ガイア 「拾ってきた、次元の狭間に漂っていたからな」


大きな筒型をリビングの壁に置き、女はソファーに寝かす


ジェイル 「ほう・・・・・」


和樹 「どうしました?」


ジェイル 「いや、この大きな筒型の装置・・・・・この世界の物ではないね、これは・・・・・私達がいた

世界―――管理世界」


しみじみにそして懐かしそうに少女が入っている筒型の装置を見て呟いた。「管理世界」と聞いた瞬間、ジェ

イルの娘でもあるナンバーズが十人十色・・・・・いや、十二人十二色それぞれ言葉を発する最中、一誠は

気になったのかジェイルに問う


一誠 「管理世界?この世界とはまた違う世界か?」


ジェイル 「ああ、その通りだ。管理世界とは違う世界の事だ。・・・・・悪いがこの装置を譲ってくれない

      だろうか?」


ガイア 「構わないさ、元々貴様等に渡そうと思っていたのだからな」


了承すると「ありがとう」と、言葉と共に少女を出して装置を研究所に持って行った


黒歌 「ん〜・・・・・こいつ、死にかけているにゃん」


さくら 「え?それ本当?」


黒歌 「生気が極端に少ないわ、それに病気持ちの様にゃん」


女の方を見て猫耳をピコピコと動かしながらそう発する黒歌


ディード 「医者に見て貰いましょうか?」


ノーヴェ 「医者・・・・・あいつなら解るんじゃないか?」


オットー 「僕もそう思う」


一誠 「医者・・・・ああ、いたな。リーラ、あいつを呼んでくれないか?」


我も心当たりがある。と言うより、此処にいる全員が知っている。とある医者をな


リーラ 「構いませんが・・・・・あの方達も付き添いで来たらどうします?」


一誠 「・・・・・自称、あいつの助手とか言っているほどだ。今回は多分・・・・・大丈夫だろう」


リーラ 「畏まりました。では、お呼びしますので暫くお待ちください」


そう言って人間界に向かい医者を呼びに行った。医者を呼ぶだけなら構わない・・・・・だが


黒歌 「ねえ、イッセー、まさか・・・・・だと思うけど」


一誠 「ああ。絶対に来る、あの二人組は」


あの時の事を思い出したのか一誠の身体が怯え震えだす


黒歌 「大丈夫!私がイッセーを護ってやるにゃん!」


ドゥーエ 「黒歌、『私達』よ?イッセー、私達も貴方をあの二人組から守ってやるわ」


『うんうん』


一誠 「ああ、ありがとう」


我もお前を守るぞ一誠、世界を恐怖させる事が出来る程のあの二人組から



――――――――――――――――――――――



一誠side



リーラ 「一誠様ただいま、帰りました。」


一誠 「お帰りリーラ、アイツを呼べたか?」


リーラ 「ええ・・・・・あの方達も付き添いでおいでに―――」


「御主人様ぁぁぁぁぁ!!!」


「ダァァァリィィィン!!!」


彼女の声を遮るほどの大声を出す持ち主たちがドドドドッ!と震動を起こしながらリビングに来る事が解っ

た。―――やばい、あの声で聞いただけで身体が・・・・・


ドバンッ!!!


扉が勢い良く開け放たれた。扉を開け放った黒い影達は俺を視界に捉えると


「御主人さまぁぁぁん!逢いたかったわぁぁぁぁん!!!!!」


「ダァァァリィィィン!!!逢いたかったぞぉぉぉ!!!」

スキーンヘッドに揉み上げに三つ編みをしたピンクのビキニ一丁の漢女(オトメ)と白い髪に髭。更には燕衣装

を着込み白い褌を履いた人物達は野太い声と共に瞳を怪しくキラリと輝かせ飛び掛かってきた!まるでル〇ン

の様に・・・・・が、それを彼女達は許すはずもなく

『一誠(くん)に』


『イッセーに』


『近くづくんじゃない(っス)!この変態キモオカマ野郎!』


ドガン!ボコ!バカン!バキ!バキャン!ドゴン!ドドドド!ガガガッドコ!ザク!ズバ!


「あにばばごさきがたすぺけこー!?」


「かきゅひぽをりょういー!?」


俺に触れる寸前に彼女達が俺の前に現れて殴る、蹴る、斬る、撃つの様々な攻撃を謎の人物達に喰らわせて


『これで・・・・・終わり!』


『!?!?』


最後にガイア、さくら、黒歌の三人の特大の魔力をぶつけた。全身黒焦げになった人物の二人はリビングの床

にひれ伏した・・・・・


「無駄、無駄、無駄ぁぁぁぁぁ!」


「んっふっふっふぅ・・・・・愛がかぁぁぁぁぁつ!!!」


豪快に起き上がり、起き上がりその場でムキムキメキメキとマッスルポーズをした謎の人物達。あれほどの自

分達の攻撃を受けたはずなのに全く効いていない上に傷もなかった謎の二人の人物達に恐れ戦く


ルシファー 「くっ!相変わらず効いてない様ね!?」


ガイア 「我の一撃でも効かないなんてどんな化け物だ!?」


黒歌 「私達の攻撃を受けても無傷ってどういうことよ!?」


ディード 「本当に人間なんですか!?」


ウェンディ 「人間じゃないっス!人間に化けたオカマの化け物っス!」


「だぁぁぁぁぁれが!世界のどん底まで恐怖を脅かす化け物ですってぇぇぇぇぇぇ!?」


「だぁぁぁぁぁれが!猛獣でも逃げ出す程の不気味で恐怖を感じさせる化け物じゃとぉぉぉぉぉ!?」


『そこまで言ってない!!!』


一誠 「・・・・・貂蝉・卑弥呼アイツはどこだ?」


話が進まないので揉み上げを三つ編みしたビキニ一丁の貂蝉と白い髪に髭と褌に燕衣装を着た卑弥呼に尋ね

る。こいつ等はあの貂蝉と卑弥呼の子孫らしいのだが・・・今でも信じられない


貂蝉 「もう、せっかちすると嫌われちゃうわよ?既に御主人様達が助けた女性のところにいるわ」


『え?』


俺達はソファーに寝かした女性のところを捉えると癖のある赤い短髪に緑の瞳黒と白の基調とした服装を着込

んだ青年がいた


トーレ 「何時の間に・・・・・」


一誠 「どうだ?」


「―――かなり強い病魔だ。だが、直せない病気は無い俺に掛かれば大丈夫だ・・・・・。恋の病以外は」


一誠 「ありがとうな。華佗」


華佗 「気にするな!俺を救ってくれた上に夢を叶えてくれたんだ!それにあの時約束しただろう?『この先

    ずっと、俺がお前を助けてやる』って」


そう、俺が呼んだのはこの男、名前は華佗。あの神医華佗の子孫である、出会いはいつか語ろう


一誠 「それで具合はどうだ?」


華佗 「一瞥して驚いた。彼女は死に至る病を患っている。特殊な薬を飲まし、先祖代々に伝わるこの金色の

    針で治療し身体に巣食っていた病魔を退散させれば直に目覚めるだろう」


懐から小瓶と金色の針を取り出して俺に見せながら言う華佗。そっか、これで安心だな


華佗 「だが、さっきも言ったが彼女は死に至る病を患っている。俺の気だけじゃあ心持たないから手伝って

    くれるか?」


一誠 「構わないけど一体何をすれば?」


華佗 「俺の肩に手を置いて気を流し込んでくれれば良い」


俺は華佗の言う通りに肩に手を乗せて気を流し込むともう片方の肩に黒歌が手を置いた


黒歌 「気なら仙術を扱える私も手伝えるにゃん♪」


嬉しそうに俺の手を掴みながら華佗に気を流し込む。確かに仙術を扱える彼女なら造作もない事だろう


華佗 「っ!これならいける!病魔よ!光になぁぁぁぁれぇぇぇぇぇぇっ!」


ピッシャアアアアアアアアンッッ!


まるで雷が落ちた様な音がリビングに響き渡る。華佗は光輝く金色の針を意識を失っている彼女の心臓の位置

に刺すと同時に彼女の体も光輝いた。



―――――――――――――――――――――――



華佗 「それじゃ、俺は仕事に戻る。何時の間にか有名になっていて今では引っ張り凧の状態だからな」


一誠 「悪かったな、忙しい時に呼んで」


華佗 「大丈夫だ!親友の頼みであるならそちらを優先するって決めているからな!それじゃあ、また呼んで

    くれ!」


貂蝉 「じゃあね〜!御主人様!今度、私達のお店にきてちょうだいね?歓迎す・る・わ・よ&#10084;」


卑弥呼 「ガッハッハ!ではさらばじゃ!」


三人(二人)は(嵐の様に)帰っていった。勿論、リーラの付き添いで、


和樹 「処であの二人は一体何しに来たんだろう?」


特に何もしていなかったあの二人に和樹が疑問の問いに皆に訊くが


『さあ?』


誰も解らなかった。


ガイア 「取り敢えず、この女をベッドに寝かせておけ」


和樹 「解った。シンシア、頼めるかな?」


シンシア 「畏まりました」


俺と黒歌の協力で華佗の治療は成功したようで、死ぬことは無くなった彼女をシンシアが抱え連れて行った。

―――そして


ウェンディ 「この子はどうするっスか?死んでいるみたいっスけど」


『・・・・・』


既に命が無い幼い少女を見て俺達は沈黙した。


一誠 「火葬をして埋葬をしよう。生き返らせる方法なんて「あるわ」・・・・・は?」


アスモデウス 「生き返らせる方法があるわ」


彼女がとんでもない一言を口にした途端、俺達は声を呑む。一体どんな方法で・・・・・?


アスモデウス 「報告し忘れた情報があってね?グレモリー眷属に元シスターがいたでしょ?」


和樹 「アルジェントの事かな?」


アスモデウス 「そうその子、彼女は一度死んだみたいだけど悪魔の駒で蘇ったのよ。だから―――」


ウーノ 「この子もそれと同じ要領でやれば蘇ると?」


首を頷き「そう」と、ウーノの問いに肯定して今度は俺に訊くアスモデウス


アスモデウス 「もう、私達の駒は完成しているんでしょ?この子には悪いけど試してみる価値はあるわ」


一誠 「確かに悪魔の駒をベースにした物だから同じ事が出来るかもしれない。でも、人間では無くなった事

    を知った時のこの子の事を思うと・・・・・」


ダメだな。救済の為に動いているのに非難されると思ったら


ガイア 「大丈夫だ。例え非難されようとも我らは救済を続ければ良い」


黒歌 「そうよ。非難されるぐらいで怖がるなんてイッセーらしくないにゃん」


ルシファー 「命が救えるなら私も敢えて非難を受けるわ」


レヴィアタン 「それに此処にいる私達の殆どは一誠くんに救済されたんだよ?」


みんな・・・・・


『だから怖がらないで、私達はずっと一緒にいる!』


和樹 「僕も死ぬまで一緒だよ。・・・・・まあ、死なないけどさ」


苦笑しながら俺に声を掛けてくる和樹。俺は俺を励ましてくれる皆に勇気をくれた。


一誠 「ありがとう・・・・・みんな」


空間を歪みに生じて夢幻龍の駒を取り出し少女の胸の上に置いた。すると


ピカッ!


と、駒から眩い光が発し彼女の身体も光り出した。暫くしたら光が収まり駒も彼女の中に入った様だ。だが、

彼女に変化が起きた



――――――――――――――――――――――

空き部屋


???side


「うっ、ここは・・・」


私は・・・・・確か、あの子と一緒に虚数空間に身を投げて・・・・・それに身体が楽だわ、どうして?


シンシア 「気が付きましたか」


「・・・誰かしら貴女」


シンシア 「この家に仕えているメイドです。動けますか?」


「ええ、大丈夫よ」と銀髪のメイドに言う。私は誰かに助けられた?一体どうやって・・・・・


シンシア 「では、私と一緒に来てください。先ほど『目覚めたらリビングに連れて来て欲しい』と、連絡が

      ありましたので」


私は頷きメイドの後に続いて歩く。―――色々と聞き出さないといけないわね。部屋から出て長い廊下を歩い

て直ぐ階段が下に降りたら右に歩を進むとそこには大きな扉が佇んでいた。メイドが扉にノックをしてから入

って行って私もリビングに入ると様々な人物達がいた。入った瞬間、数多の瞳が私を捉えた


一誠 「目が覚めたようだな。俺は兵藤一誠、貴女は?」


「私はプレシア・テスタロッサ、貴方が私を助けてくれたのかしら?」


一誠 「正確にはこの次元の狭間を支配している彼女、ガイアが貴女を見つけて保護したんですよ」


紅い髪の少女を見詰めながら言う兵藤一誠と言う男から視界に外して紅い髪の少女に礼を言う


プレシア 「そう、ありがとう。身体も貴女が治療してくれたのかしら?」


ガイア 「違う、とある天才の医者が貴様を治療したのだ。今は自分の仕事に戻ったがな」


プレシア 「そう、お礼を言いたかったのだけれど・・・そう言えば、私の他にもう一人いなかったかしら?

      あの子は私の娘なのだけれど・・・・・」


私も助けられたなら一緒に虚数空間に落ちた既に死んでいる最愛の娘も此処にいる筈


一誠 「やっぱり、貴女の娘だったのか。あの子は今―――」


「ふわぁ〜」


『えっ!?』


彼があの子の事を口にしようとしたその時だった。ソファーから子供の声が聞こえた。私は其処を見ると金髪

の少女が目元を擦りつけていた。歳は大体15、16ぐらいの少女だったが私は見覚えがあった


プレシア 「アリシア・・・?」


アリシア 「ん〜・・・・・あっ、お母さん?」


プレシア 「アリシア!!!」


最愛の娘を抱き締めた。何故、急に成長したのか、どうして蘇ったのか知りたい事が山ほどある。

でも、でも!


プレシア 「アリシア・・・・・アリシア・・・・・」


アリシア 「もう、どうしたの?お母さん・・・・・って、私どうして大きくなっているの?」


再びこの子と生活が送れる喜びを感じたい!


一誠 「―――水を差すようで悪い。少しいいか?謝罪しなければならないんだ」


プレシア 「どう言う事?この子に何かしたの?


ガイア 「こういう事だ」


紅い髪を持つ少女が腕をアリシアに向けて真紅のオーラを放った。すると


アリシア 「・・・・・えっ?翼?」


私の娘の背中から翼が生えた。ドラゴンの翼だ。アリシアは無言で翼を動かし始めた。


一誠 「貴女の娘を生き返らせる代わりに人間を止めるものを使った。もうキミは人間じゃない・・・・・。

    すいません、貴女の娘をこんな風にしてしまって」


私は何を言われたのか解らなかった。アリシアはもう人間じゃない?次第に理解していき私の中で怒りを感じた


プレシア 「貴方!よくも、よくも!私の娘を―――」


アリシア 「うわぁー!凄い、凄いよ!お母さん!ほら、翼が生えたよ!」


怒りの言葉を発しようとしたけれど、アリシアは翼が生えた事に大喜びした。どうして?貴女はそれでいいの?


プレシア 「アリシア、貴女は怒らないの?もう人間じゃ無くなったのよ?何も思わないの?」


少し困惑気味になりながら私は尋ねた。アリシアは可愛く人差し指を自分の顎に当てながら首を傾げて言った


アリシア 「ん〜、確かに人間じゃなくなったのは残念だよ?でも、こうしてお母さんとまた会えた事の方が

      大事だよ!」


プレシア 「アリシア・・・」


私は感涙して再びアリシアを抱きしめた。この子は・・・・・なんて良い子なの?


一誠 「俺は兵藤一誠、キミを人間を止めさせた原因は俺だ。許してとは言わない。唯、謝らさせてくれ、

    ごめん。恨んでも良い、憎んでも良い。本当にごめん」


アリシア 「気にしないよ?寧ろありがとう、またお母さんと会わせてくれて」


ガイア 「我等を許してくれるのか?」


アリシア 「うん!そうだよ。だから気にしないでよ。ね?」


寧ろ翼が欲しかった願いが叶って嬉しいよ!と、私の娘は瞳を輝かせ言った。


一誠 「―――っ、ありがとう」


アリシア 「どう致しまして!」


ニッコリと笑いながらこの子は許した。私が知るアリシアは何も変わっていなかった。それが安心した。良か

った、本当に良かった



――――――――――――――――――――――――――――



一誠side



彼女に許して貰って俺は心の底から安心した。非難されなくてよかった


一誠 「ガイアの力を注いだこの駒は本当に龍に転生するみたいだな・・・・・」


ガイア 「そう見たいだな。それと一誠、・・・・・分かっているな?」


一誠 「ああ。彼女を出すつもりはない」


彼女には関係ないからな。寧ろ戦いに出す訳がない


アリシア 「何の話をしているの?」


一誠 「いや、何でも無いよ。それと悪いけど皆に改めて自己紹介をしてくれないか?」


プレシア 「解ったわ、改めて自己紹介をしましょう。私はプレシア・テスタロッサ。この娘は私の娘の」


アリシア 「アリシア・テスタロッサです!よろしくお願いします!」


『・・・・・よろしく(お願いします)(っス)』


さっきまで死んでいた筈の彼女が蘇って驚愕したまま返事をするみんな


オットー 「まさか蘇るなんて」


ルシファー 「とんでもない駒にしたのね?イッセー達は」


一誠 「俺だって驚いたぞ」


ガイア 「我もだぞ」


駒が無くなってこの子が急に身体が成長しても眠り続けていたんだから死んだままなのかと思っていたんだか

らな


クアットロ 「それにしても龍に転生しちゃうなんてねぇ、凄いわぁ〜」


アリシアの翼を調べる様な触り方をするクアットロは感想を言う


一誠 「そうだ。皆に発表しないといけない事があった。―――俺達の眷属名だ」


ノーヴェ 「やっとか?それで、どんな名前にしたんだ?」


腕を組みながらノーヴェは問う


一誠 「幽幻龍騎士団、又の名をファントム・ドラグーンだ」


俺達の眷属名を皆に伝えた


セッテ 「幽幻龍騎士団・・・・・」


黒歌 「ファントム・ドラグーン・・・・・」


ウェンディ 「カッコイイ名前っス!」


さくら 「うん、良い名前だよ!」


好評の様で良かった。内心ドキドキしたよ。変だって言われたらショックを受けたところだ


一誠 「さて、今夜は親子の再会と眷属名が決まったお祝いをしよう!」


俺の言葉を聞いて彼女達は歓喜の声を上げた。その後、俺達は予定通り夜遅くまでお祝いをして寝た。

そうそう、彼女達は俺達の家に住む事になった。行く宛ても帰る宛てもないから俺達の家に住まわせることに

した。

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