小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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リーラとの日常




リーラside


早朝になり私、リーラ・シャルンホルストは自室でメイドの誇りであるメイド服を身に纏い私の御主人様で

ある兵藤一誠様を起こすべく彼の自室に訪れる。ドアにノックをして


リーラ 「おはようございます。一誠様、朝でございます」


しかし、返事が返ってこない為「失礼します」と断わって中に入ると


一誠 「すぅ・・・すう・・・・すぅ・・・・・・」


静かに寝息を立てて寝ておられました。ふふ、何時見ても可愛い寝顔ですね。私だけ得られる時間でこうやっ

て一誠様と過ごす時間は何より幸せ・・・・・そろそろ起こさなければ


リーラ 「一誠様、朝で―――!?」


身体を揺らそうと腕を伸ばそうとした刹那、私の腕が掴まれベッドに引きずり込まれた。一瞬の事で何をされ

たのか目を開いた彼の顔を見るまで解らなかった。


一誠 「おはよう、リーラ」


リーラ 「おはようございます。ですが、このような事はおやめ下さいませ・・・・・恥ずかしいです」


一誠 「ははは、悪い。今日はリーラに甘えたくなってね」


ベッドの中で私を優しく抱きしめながら言う。まるで子供が母親に甘える様に


リーラ 「今日は休日ですが、如何過ごしますか?」


一誠 「そうだな・・・・・うん、リーラ。少し手合わせしてくれないか?」


手合わせ・・・ですか?


リーラ 「構いませんが、それなら他の皆様でもよろしいのでは?」


あの方達は強い、私が手も足も出せない程に・・・・・


一誠 「いや、今日はリーラとしたい。ダメか?」


リーラ 「―――そこまで仰るなら・・・・・畏まりました。では、ご朝食をお摂りになりましたら、桜の前

     でお待ちください」


一誠 「解った。それじゃあリビングに行こう」


リーラ 「はい、一誠さま」


私達はベッドから出てリビングに向かった。その後、朝食を摂った一誠様は直ぐに桜の木に向かいました。私

も行かなければ・・・・・


――――――――――――――――――――――



桜の木



一誠 「それじゃあ、よろしく」


リーラ 「こちらこそ」


バッ!


一誠 「ふっ!」


リーラ 「っ!」


腕や足を行使し、お互い一歩も譲らない攻防の手合わせになった。私が拳を突き出すと突き出した拳を手の

平で逸らしカウンターを狙ってくるが私もカウンターで返すと足技で私の体勢を崩そうとしてきた。その場で

飛び足技から逃げると何時の間にか背後に回っていた。私が後ろに向く頃には既に拳が私の腹部に突き

刺さった。腹部から痛みが伝わるが私は堪えて突き出した拳の腕を左手で絡め取り


一誠 「っ!?」


リーラ 「はっ!」


ガッ!


此方に引き寄せ彼の顎に掌低と腹部に膝蹴りの合わせ技を繰り出す。更に掌打をしようと構えるが逆に私の腕

を掴み背負い投げされ地面に叩きつけられる寸前、身体を捻り足で着地にする。


一誠 「・・・・・」


リーラ 「・・・・・」


私は一度離れ、彼の動きの出方を見る。彼も私から離れた。―――そして


ダッ!


『はぁっ!』


数十分後


一誠 「やっぱり手強いな、リーラは」


リーラ 「一誠様もお強いですよ。それに本気になられていませんでしたし」


あの後、一誠様に負けた私は「膝枕をしてくれ」とお申しされ私は膝枕を差して上げている


一誠 「ごめんな?本気でやらなくて、折角時間を削って貰ったのに」


リーラ 「いえ、お気づかい感謝しています。」


一誠 「どう致しまして、今度はリーラが横になる番だよ」


身体を起き上がって私に向けて御自分の膝をポンポンと叩く


リーラ 「では、失礼します///」


彼の膝に頭を乗せると私の髪を梳かすように撫ではじめた


一誠 「リーラの髪は綺麗だよな。何時も手入れしているのか?」


リーラ 「はい、一誠様に見られても大丈夫な様に心がけておりますので」


一誠 「・・・・・そうだ。今日はメイドの仕事をOFFにして今日一日、普通の女性として過ごしてくれ

    ないか?」


リーラ 「よろしいのですか?」


一誠 「毎日、俺達の為に働いてくれているんだ。今日ぐらいは皆も許してくれるだろう。それと、俺の事を

    様付け無しに呼んでくれ」


リーラ 「はい、わか「敬語も無し」・・・・・解ったわ。一誠、これで良いかしら?」


思えば、初めてなのかもしれない。私がメイドの仕事をOFFにして普通の一人の女性として過ごすなんて、


一誠 「ああ、良いぞ。そう言えば初めてだな?一人の女性で居る時のリーラと過ごすなんて、」


リーラ 「そうね・・・いえ、そうかもしれない。私は生まれて以来、メイドとして過ごしていたのだから」


一誠 「じゃあ、外に出よう。今までやりたかった事を今日一日掛けてしよう!」


リーラ 「なら、今日は貴方がエスコートして貰えるかしら?私は貴方に連れて行って貰いたい」


一誠 「ああ、いいぞ。今日一日、リーラを退屈させないさ」


そう言って彼が立ち上がり私の手を掴み、引っ張り上げる様に立たせた私を優しく抱きしめてくれた。私も彼

の身体に腕をまわし


ギュウ!


一誠 「・・・・・リーラ」


リーラ 「・・・・・一誠」


熱くて優しい口づけをした。私は彼と巡り会えた事に嬉しく思うだって、


一誠 「行こう!リーラ!」


リーラ 「ええ!一誠!」


こんなに幸せな日々を暮らしているのだから!




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