小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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アザゼル 「そうか、シトリー家と兵藤と対決とはな」



グレモリー家の本邸に帰って来た俺はグレモリー先輩達の気を探すとリビングにいる事が解り俺もリビングに

入るとアザゼルがいた。何やら話していたようだけどアザゼルが俺に気づくと手を招きながら「こっちに来い」と言ってきたのでグレモリー先輩達と一緒に座る形になった


アザゼル 「人間界の時間で七月二十日。対戦日まで約二十日間か」


成神 「しゅ、修業ですか?」


アザゼル 「当然だ。明日から開始予定。既に各自のトレーニングメニューは考えてある」


成神 「でも、俺達だけで堕天使総督のアドバイスを受けてていいのかな?反則じゃないんですか?」


こいつの問いにアザゼルは嘆息する


アザゼル 「別に。俺は色々と悪魔側にデータを渡したつもりだぜ?それに天使側もバックアップ体制をして

      いるって話だ。あとは若手悪魔連中の己のプライド次第。強くなりたい、種の存続を高めたい、

      って心の底から思っているのなら脇目も振らずだろうよ」


あー、そう言われればそうなのかな。


アザゼル 「うちの副総督も各家にアドバイスを与えているぐらいだ。ハハハ!俺よりシェムハザのアドバイスの方が役立つかもな!」


だったら、そのシェムハザって言う人と代わってくれ。どんな堕天使か知りたいぞ


アザゼル 「まあいい。明日の朝、庭に集合。そこで各自の修行方法を教える。覚悟しろよ」


『はい!』


グレモリー眷属が異口同音で発す。――――っと、そこへグレイフィアが現れた


グレイフィア 「皆さま、温泉の御用意ができました」


その知らせを聞いてグレモリー先輩達は入る準備をしにリビングを後にした。グレモリー先輩は少しも俺を見

ようとしていなかったな・・・・・面倒だ


アザゼル 「どうした。温泉に入りに行かないのか?」


一誠 「今日は色々とあって疲れた。部屋で休んでいるよ―――あ、そうそう、アザゼル」


「何だ?」と言葉を返すアザゼルに俺はアザゼルにとって喜ぶ情報を教える


一誠 「新種の神滅具、知りたくないか?」


アザゼル 「―――っ!!!」


言った途端にアザゼルの目つきが変わった。真剣な表情に


アザゼル 「・・・・・どう言う事だ」


一誠 「お父さん達が発見していたんだ。新種の神滅具を、それも二つもだ」


幻想殺しと無限創造人龍の錫杖を発現してアザゼルに見せ片方の籠手を外し錫杖と一緒に渡す


アザゼル 「コレが・・・・・神滅具。名前は何て言うんだ?」


一誠 「籠手の方は『幻想殺しの籠手』、錫杖の方は『無限創造神龍の錫杖』だ」


「能力は何だ?」と訊かれると俺は「それはゲームで見せる」と言ってアザゼルから籠手と錫杖を取る


アザゼル 「兵藤!今度、それを調べさせてくれ!凄く興味がある!てか、今すぐ調べてみたいぐらいだ!」


爛々と瞳を輝かせながら頼むアザゼルだった。マジで輝いているよ


一誠 「今度な?まあ、こっちは既に能力を把握したけど・・・・・ふぁ」


欠伸をしながらリビングを後にする。今日は本当にいろいろと会ったなぁ、特に俺がシトリー先輩

と・・・・・セラフォルーの婚約者になるなんて



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



ビシッ!


セラフォルー 「あいたぁーっ!?」


三大勢力トップ会談以来のチョップをセラフォルーにする。あの時の様にその場に蹲り痛みを耐えながら涙目

で俺を上目遣いで見る


セラフォルー 「ぅぅぅ・・・・・。痛いよぉ・・・・・」


一誠 「アンタが悪い。どうして婚約の話が出るんだよ?」


セラフォルー 「だってぇ、あそこまでソーナちゃんの為に口論したんだよ?その上、おじさまたちを謝ら

        せるなんて信じられない事をしたし・・・・・それに謝らせる事ができる、できない、の前

        にそんな事をする人=悪魔はいないんだよ」


んー、確かに上役の人を謝らすなんて滅多にない事だろうしな・・・・・今更だけど俺って大変な事をした?


ソーナ 「お姉さま!私には既に婚約が―――」


セラフォルー 「ああ、それ?お父さまが解消しちゃったらしいよ?何でも『我が娘を兵藤殿の息子と結婚さ

        せたいので、そちらの婚約の話は無かった事にする』ってお母さまから聞いたんだ。勿論、

        勝手な事をしたお父さまはお母さまに酷く叱られた様だけどね☆それとソーナちゃんはその

        婚約者と婚約する気はなさそうだったし丁度良いんじゃない?」


ソーナ 「・・・・・」


セラフォルーの言葉に何も言わず黙り込む。図星の様だ。へぇ、シトリー先輩もやっぱり婚約者がいたん

だな。


ソーナ 「・・・・・あ、あの・・・・・その・・・・・えっと」


クールな筈のシトリー先輩が恥ずかしそうに身体をモジモジとしながら俺に話しかけてくる。何だ!?小動物

を思わせる程の可愛いさ!


ソーナ 「兵藤くんは・・・・・私と婚約なんて迷惑・・・・・ですよね?」


一誠 「えっ・・・・・いや・・・・・」


な、何て答えればいいんだ!?生まれて初めての事だから解らん!ガイア達は「好き」と言ってくれるから俺

も安心して「好き」と言えるけれど、シトリー先輩とは余り接していないし、会話もしていないか

ら・・・・・


ソーナ 「・・・・・」


静かに口を閉ざし俺の言葉を言うのを待つ。そこへ、何時の間にかセラフォルーとサーゼクスが俺とシトリー

先輩の背後に立ち―――押した。


一誠 「は?」


ソーナ 「え?」


チュッ


告白する前に俺とシトリー先輩は二人の魔王によりキスしてしまった。その光景を見て匙はサラサラと砂と化

となってしまった


ソーナ 「―――っ」


口元を両手で押さえ呆然とした。俺か?俺は―――


一誠 「サアアアァァァァゼエエェェェクウウウゥゥスウウゥゥゥッ!」


俺の背中を押した張本人に激怒して大天使化になってサーゼクスを追いかけながら攻撃する!


サーゼクス 「ふっははははは!此方までおいで!義弟よ!」


一誠 「お前は何してくれたんだあああああっ!殺す!殺してやる!」


金色の翼で捕まえようとするがあいつは紙一重で避けながら逃げていく!くっ!すばしっこいな!


サーゼクス 「当らん!当らんよ!」


一誠 「・・・・・あ、グレイフィア」


サーゼクス 「――――えっ?」


あらぬ方向でグレイフィアと呼ぶ。サーゼクスはその方向を見ると―――誰もいなかった


一誠 「捕まえたああああああっ!!!」


サーゼクス 「ぬおぉぉぉっ!?」


ガシィッ!


一誠 「油断したな?サーゼクス」


サーゼクス 「し、しまった・・・・・」


等々捕獲されたサーゼクス。さあて、どうしてくれようか?


一誠 「お義兄さん、覚悟をしろよ?」


グレイフィア 「・・・・・何をやっているんですか」


どうお仕置きしようと考えていたら本当にグレイフィアが現れた―――そうだ!と閃き俺はグレイフィアの許

へ近づき


一誠 「実は―――ってなわけでサーゼクスを捕獲していたんだ」


グレイフィア 「・・・・・成程、解りました。こちらでしておきます。―――サーゼクス様?少しおフザケ

       が過ぎたようで少し個室でお話しましょうか?すみませんが、ソレを此方に引き取らせて下さ

       い。話をしたいので」


サーゼクス 「・・・・・」


事の顛末を教えお仕置きをする為に捕まえたと言うと眼を細め鋭く冷たい視線をサーゼクスに注ぎながら発

す。俺はサーゼクスをグレイフィアの許へ解放して大天使化を解く。サーゼクスは特に抵抗をせずにグレイフ

ィアと個室に入ってしまい


サーゼクス 「―――っ!―――っ!―――っ!」


個室から何やら叫びの様なものが聞こえた。まあ、どうでもいいか・・・・・それより、シトリー先輩は


ソーナ 「・・・・・」



セラフォルー 「ソーナちゃん?おーい、ソーナちゃーん?」


あ、あんなキャラだったっけ?クールなシトリー先輩が未だに口元を両手で覆いポーッとしていた。セラフォ

ルーが顔の前で手を振っても気づかずにいる程に


一誠 「・・・・・シトリー先輩」


ソーナ 「っ!?」


俺の声で反応したと思えば俺と視線を合うと顔を逸らされてしまった


一誠 「押されたとはいえシトリー先輩のファーストキスを奪ってしまって申し訳ございません」


ソーナ 「い、いえ・・・・・こうなったのは私の姉の所為ですので」


顔を俺から逸らしたままそう言うが俺は罪悪感で一杯でしょうがない


ソーナ 「兵藤くん・・・・・さっきの話の答えを聞かせてください」


一誠 「・・・・・シトリー先輩はこの突然の婚約を受け入れる気なんですか?」


ソーナ 「・・・・・不思議なんです。貴方となら婚約しても良いと思っている自分が居るんです。どうして

     でしょうね?兵藤くんとはあまり行動をしていなければ会話もしていないのに・・・・・運命なの

     でしょうか」


運命と聞いて俺は苦笑する。・・・・・運命か


ソーナ 「どうして苦笑いをするんです?」


一誠 「まだお互い知ってもいないし好意の抱いてすらないだろう?それが運命って言うのかなって思っ

    てさ」


ソーナ 「確かに私は兵藤くんと会話なんてあまりしていません。貴方の事を良く知らないです。ですが、お

     互い知らずに恋したのならばそれが運命だと私はそう思います」


確かにそうかもしれないんだけど


一誠 「一つ聞く、好意を抱いている風に見えないけどシトリー先輩は俺の事が好きなのか?俺は悪魔じゃ

    ないぞ、人間だ。そんな奴の事が好きなのか?」


そう尋ねるとほんのりと顔を赤く染めシトリー先輩は言った


ソーナ 「・・・・・好きです。いえ、『好きになりました』の方が合っていますね。私達の為にあんな言動

     をしてくれたのは貴方が初めてです。私達悪魔は上の階級の悪魔には逆らえないのです。『上級悪

     魔だから』『悪魔のしきたりだから』と、概念にと捕らわれ、それらの壁を超えられ

     ず。・・・・・リアス達も周囲の視線と自分の立場を鑑みて、何もできなかったのです。ですが、

      それを意にも介せず貴方は逆らった。自分の立場が悪く成るにも拘らず・・・・・」


悪魔じゃないからな。その上、俺は階級なんてないし


ソーナ 「今の私のこの気持ちは偽りではありません。私は貴方の事が好きになったようです。この気持ちを

     私は育てて見たい・・・・・兵藤くん、私と婚約を結んでくれますか?」


一誠 「―――二つ質問だ。一つ、俺の眷属の女性達は俺に好意を抱いている。俺と婚約すると言う事は

    シトリー先輩もその中に入るって事だ。いいのか?」


彼女は迷いも躊躇もせず真っ直ぐ「構いません」と言った。


一誠 「二つ、俺は色々と問題を抱えている。それも世界を揺るがすほどの問題を・・・・・シトリー先輩も

    一緒になれば問題を抱える事になる。バレたら処刑は免れない。もしかしたら死刑になるかもしれな

    いんだ。それでも良いのか?」


ソーナ 「貴方が抱えている問題を全て軽くしてみたい。例えそれが重く難しい問題でもです。私は死を恐れ

     ません」


一誠 「・・・・・どうしてだ?」


ソーナ 「兵藤くんが守ってくれると信じているからです」


信じきった瞳で俺を見詰め口に出すシトリー先輩に俺は


一誠 「ハハハハハハッ!」


笑った。そして最後の質問を問う


一誠 「最後の質問、シトリー先輩。死ぬまで愛してくれるか?俺の傍にいてくれるか?」


ソーナ 「勿論です。私は死ぬまで傍に居て貴方を愛します」


そう言った後のシトリー先輩は俺に近づき今度は自分から俺にキスをした


ソーナ 「これからもよろしくお願いしますね。兵藤くん・・・・・いえ、イッセーくん」


一誠 「こちらこそよろしく。シトリー先輩・・・・・いや、ソーナ」


俺達は顔を見詰めながら名を改めて言った・・・・・ん?そう言えばセラフォルーが静かだな、不思議に思い

セラフォルーを見ると―――


セラフォルー 「・・・・・」


手にはビデオカメラを持っていた。ま、まさか・・・・・


一誠 「セラフォルー・・・・・もしかしてだけど、今までのやり取りを・・・・・撮っていた?」


セラフォルー 「うん☆お父さまの言いつけで録画したの☆良かったね、ソーナちゃん!」


震える声で確認すると満面の笑みで肯定された。ソーナも姉の行動に顔を真っ赤に染め固まってしまった


セラフォルー 「兵藤くん、私の事もよろしくね☆」


わ、私・・・・・?笑顔で言われても理解できないぞ


セラフォルー 「実は私も婚約をさせられていてね?その相手が―――」


一誠 「・・・・・まさか、俺?」


セラフォルー 「うん!ソーナちゃん共々よろしくね?イッセーくん☆」


爆弾発言をした満面の笑みを浮かべるセラフォルーは固まった俺の唇に自分の唇を押しつけた 



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 



一誠 「本当、冥界に来てから色々と起こるなぁ」


溜め息を零しながら部屋に入ると部屋の中に


「やあ、イッセーくん!今夜はお義父さんと一緒に寝ようじゃないか!」


爽やかでバスローブ姿で俺の部屋にいたアルマスさんがいた。


一誠 「お、お義父さん?急にどうしたんだよ」


「昨日は私と風呂に入って妻と一緒に寝たのだから、今度は私がイッセーくんと寝て妻と一緒に温泉に入るっ

て事に決めたのだよ?」


何時の間にそんな事決めたんだあああああああ!?この人達は!


一誠 「てかッ!お義父さんは俺がお義母さんと一緒に入るって抵抗は無いんですか!?仮にも男と女で

    すよ!他人と人の妻ですよ!?」


「うん?家族が一緒に風呂入るなんて当たり前のことだろう?抵抗なんてないよ。寧ろ、大歓迎さ!」


ダメだ!この人には常識なんてものが通用しない!


「それにすまなかったな。妻がイッセーくんを襲ってしまって」


いきなり頭を下げたと思えば謝罪された。・・・・・まさか


一誠 「ヴェネラナが言ったんですか?その・・・・・俺と性交した事を」


「・・・・・上機嫌でキミの部屋から出てきたところ見てね?気になって問い詰めたら『イッセーくんを襲っ

ちゃいました』と笑顔を浮かべながら言ったのだよ」


あ、あの人に罪悪感は無いのか・・・・・?


「だが、同時に私にとっても有り難かった事だ」


一誠 「・・・・・どう言う事?」


「妻は性欲が底無し沼ぐらいにあるのだよ。私がどれだけ頑張っても妻は中々満足してくれなく

て・・・・・」


え、えええええええっ!?底無し沼!


一誠 「ヴェネラナを満足させた事・・・・・は?」


「恥ずかしながら数回程度だ。どれだけ回数を重ねても妻は満足できずじまいだ。その結果私は不能になって

しまったよ」


―――っ!?


余りの衝撃の事実に俺はショックを受けた。じゃ、じゃあアルマスさんのアレは・・・・・もう


「知らない男の悪魔より知っている人物の方がまだ抵抗は無いのだよ。だから、イッセーくん。妻を、ヴェネ

ラナを、愛してくれるか?誠殿達の息子ならヴェネラナを任せていいと思っているのだ。イッセーくんならヴ

ェネラナを身体だけじゃなく心も愛してくれると信じているんだ。だから頼む」


深々と頭を下げ俺に懇願するように頼まれる俺だった。そして口を開こうとしたその時だった


「兵藤様、温泉にお入りになっていないのであればお入りください。後は貴方様とヴェネラナ様だけです

ので」


ドア越しにメイドが俺に伝えてきた。俺は「解った」と言い温泉を入る準備をしながら俺は訊く


一誠 「・・・・・アルマスさん。もし、ヴェネラナが俺を―――」


「その先は言わなくても良い。私はキミに任せると言った。妻を、ヴェネラナをよろしく頼む。ゆっくり温泉

に入っておいで」


俺の言葉を遮り決断の言葉を言ったアルマスさんは「キミが出てくるまで私は待っているよ」と俺は訊きなが

ら了承の言葉を言った


一誠 「行って来ます」


「ああ、いってらっしゃい」


ドアを開け部屋から出るとメイドが俺を待っていたようで温泉がある場所に案内された。其処はアルマスさん

と入った場所ではなく違う場所の温泉だった。・・・・・此処は?


「旦那さまと奥さまのみしか入れない温泉です。お二人は既に兵藤様が入ることをお許しになっていますので

今夜は此方でお入りください」


「失礼します」と言い残しメイドが踵を返して戻ってしまった。俺は中に入り脱衣所に進むと女性の服が合っ

た。既に温泉に入っているようで俺も服を脱ぎタオルを腰に巻き温泉に入る


―――――ガラガラッ


一誠 「・・・・・」


部屋の中は真っ暗で何も見えなかった。外も暗かった為ゆっくり歩を進み警戒をすると


「漸く来てくれたんですね。イッセーくん」


その声と共に部屋に明かりがついた。声の方へ向くと全裸姿のヴェネラナが佇んでいた


「其処に座ってちょうだい。背中を流してあげるわ」


湯の入った桶とスポンジを手に持ったヴェネラナに促され椅子に座る。俺の頭に湯を流した後シャンプーを手

に付け俺の頭をゴシゴシと洗い始める


「気持ちいいかしら?」


一誠 「気持ちいよ。お義母さん」


何気ない家族のやり取りだった。目をつぶると俺が小さい頃にお母さんに良く洗ってくれた光景が浮かぶ。次は頭に付いた泡を洗い流した後はスポンジにボディーソープを付けて――――


ムニュムニュ


そう、この肌に伝わる弾力がある時にコリコリと感じるスポンジで・・・・・うん?


「あっ・・・・どう?これも気持ちいいかしら?」


一誠 「・・・・・ヴェネラナ?何で俺の背中を洗っているんだと訊いていいか?」


「勿論、イッセーくん専用の胸・・・・・おっぱいですよ?」


肩越しで背後を見ると泡立った胸が俺の背中を上下、左右、円をかくように洗っていた!そして、立ちあがっ

たと思えば今度は俺の前に回り自ら俺の胸に泡立った胸を押しつけ擦りつけ始めた!


「ぁん・・・・・うっ、・・・・ふん」


コリコリと時おり俺の胸の先端とぶつかるとヴェネラナは艶のある吐息を吐く。俺の脳内はショートしそうで

理性が無くなって来た。た、耐えろ!耐えるんだ!俺ぇぇぇぇぇぇ!・・・・・だが、空しくも



「イッセーくんのコレ・・・・・大きくなっていますわよ?私の身体で興奮したのかしら?」


ヴェネラナは腰に巻いたタオル越しに俺のアレが槍の様に大きくなっている事を確認して俺に問うた


一誠 「―――ああ、そうだよ。ヴェネラナのその豊満な胸で興奮したんだよ。ヴェネラナ、お前が欲しい。

    俺はお前を抱きたい」


「ふふふっ、嬉しい。じゃあ―――しましょう」


その後、俺とヴェネラナは性交を始めた。アルマスさんから許しを貰ったから安心して積極的に激しくヴェネ

ラナを求めヴェネラナも今回は温泉だからなのか、何時も以上に激しく俺を求めた。確かにアルマスさんの言

う通り底無し沼に等しい性欲だった。でも、どうやら俺もヴェネラナと同じ様だ。少しも休まず性交をし続け

た。そして―――


一誠 「で、出る!」


「出して!私の中にだして!イッセーくんの欲しい!」


等々、限界が訪れた。彼女は俺の腰に両足で交差するように絡んで来た。最後の力を振り絞り思いっきり一突

きした刹那


一誠 「―――ぐぅおおおおっあああああああっ!」


「あ、あああ、ああああ、ああああああああああああああっ!!!」


快感が体中に流れると同時に俺と彼女の獣の様な絶叫が夜空へと消えていった

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