小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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ルシファー 「メイビス」


メイビス 「・・・何かしら?」


ベルゼブブ 「何故残ったの?」


アスモデウス 「私達だけでもあの二天龍を匹敵する力が有るのよ?」


レヴィアタン 「何で?」


四人はメイビスに問いかける


メイビス 「それは・・・魔王達だけが二天龍を倒そうといるのに神は何もせずにいる・・・何て言われたら

私は神としての信頼・信用・威厳を失い暴落も必至だから残りました・・・ですが、

本音を言いますと私は友達を失わせたくなかったので残りました。それが理由です」


友達の為に残った。メイビスの発言に


『・・・・・あっはっはっはっ!』


四人の魔王達は笑った。


メイビス 「なっ、何ですか!笑う程の可笑しい事でも私は言いましたか!?」


笑われた事に怒り詰め寄る。


ルシファー 「ちっ、違うの!違うのよ!アハハ!」


メイビス 「違うって一体何が!?」


ベルゼブブ 「ただねぇ?」


レヴィアタン 「うん!」


アスモデウス 「そうそう!」


『久しぶりに物好きのお節介は相変わらずだなぁって』


ルシファー達にそう言われメイビスは顔を赤く染める


メイビス 「良いじゃないですか!友達を助けるのに理由が必要なのですか!?」


『ふふっ、必要無い!』


ルシファー達四人は異口同音して、その後5人はお互い顔を見合わせ次第に笑いが起き始めた。


その時、転移魔方陣が現れ・・・・・


『・・・・・』


大勢の悪魔・天使が戻ってきてその場に跪く


ルシファー 「っ!?何故戻ってきたの!?」


メイビス 「貴方達も何故!?」


『御命令を背き申し訳ございません。ですが!』


悪魔・天使の一人が顔を上げ理由を言う


悪魔 「何故我々が」


天使 「二天龍と戦い続けている貴女様方を置いて」


悪魔・天使 『戦場から逃げ出さなければいけないのですか!?我等の命は貴女様方と共にあるのです!

どうか、我等の命、御使いくださいませ!・・・御命令を!』


『!?』


再び頭を下げ指示を待つ。


ルシファー 「・・・ねぇ?」


レヴィアタン 「私達ってさ」


ベルゼブブ 「幸せだな」


アスモデウス 「こんなに慕ってくれる部下がいるもの」


メイビス 「私達の為に戻って来てくれたのです」


『負ける事は許されないね・・・貴方達!』


悪魔・天使 『はっ!』


『命令よ!あの二天龍に勝つ!そして勝利を掴む為に!!!』


悪魔・天使 『うおおおっ!』


魔方陣に動きを封じられている二天龍にルシファー達は飛び掛かる


ドライグ 『おのれ!悪魔ごときが!天使ごときが!』


アルビオン 『私達を舐めるなよっ!』


赤と白の二つの魔力がレーザー状になって走り悪魔と天使が飲み込まれていった


悪魔・天使 『ぐっああああああ!?』


私達の為に戻ってきた者達の為にも倒す!


『覚悟っ!』


ドライグ・アルビオン 『小癪な!』


向かってくる魔弾を魔弾で応戦する。


メイビス 「ここです!」


隙を見つけたメイビスは『龍殺しの聖剣アスカロン』と『聖剣エクスカリバー』でダメージを与える


『ぐ、おおおおお!?』


効果は抜群だったが・・・・


メイビス 「流石にすぐには倒せれませんか・・・」


「でも、効果がある様ですね」と、メイビスは心の中で呟く


そしてお互い傷つき疲弊しながらも攻防の戦いが続くが、突然


「お前等――――――!!!」


『っ!?』


自分たち以外の声が聞こえた。聞こえたところに振り向いたら


アザゼル 「・・・無事とは言えねえが、良く保ったな」


ミカエル 「ただ今戻りました!」


大勢の堕天使と一緒に戻ってきたアザゼルとミカエルが5人の元に合流する。


ルシファー 「本当に戻ってくるなんて・・・そのまま冥界に居ればいいのに信じられないわ」


メイビス 「ミカエル、貴方もです。」


アザゼル 「お前らだけ格好付けさせないからな!」


ミカエル 「言いましたよね?すぐ戻りますって、それよりあの二天龍を倒しましょう!」


ルシファー 「そうね!」


ベルゼブブ 「これが最後の」


レヴィアタン 「二天龍と」


アスモデウス 「最終決戦!」


メイビス 「そして我等の存亡を賭けた戦いを!」


『おおおおおおっ!!!』


ドライグ 『ふん、たかが数が増えようが』


アルビオン 『我等に勝つ事は不可能だ。そして』


ドライグ・アルビオン 『決闘の邪魔立てした事を後悔させてやるぞ!貴様等――――――――!!!』


決着の時が訪れた。一方、一誠達もその光景を見ていた。



ガイア「いよいよ戦いは終わるか・・・」


一誠 「ねぇ」


ガイア 「どうした?一誠」


呼ばれた為返事をする。


一誠 「思ったけどさお前も戦いに参加しなくてもいいのか?」


戦いに行かないガイアに不思議に思い訊く


ガイア 「我は戦いに興味が無い。寧ろ他のドラゴンも戦いには興味が無く、自由気ままに生きる方が

多い上に戦争なぞ関係なしに生きるからな、我等ドラゴンは・・・・・戦いに手を貸すドラゴンは

珍しい方だぞ」


それを聞いてドラゴンの性格の一部を聞いた感じがした一誠だった


一誠 「じゃあ、このまま静観するのか?」


ガイア 「あぁ、我等には関係ない事だ」


一誠 「・・・(納得いかないな・・・・・)」


ガイア 「・・・・・今は戦いを見ろ、参考になるはずだ」


一誠 「・・・分かった」


その頃。ドライグとアルビオンの魔力を防いでいたルシファー達だが堪え切れずに吹き飛ばされていた。

態勢を立て直すが疲労がピークを達して思うように動けずにいる。


アルビオン 『この程度か・・・我等に相手をして良く保った方だ』。


ドライグ 『だが、ここまでだ』


二匹のドラゴンは疲労している上に傷だらけだがまだ余裕がある様だ。アザゼル、ミカエル、

三大勢力の面々は絶望する


アザゼル 「くそっ!あとは弱らせる事だけなのに!まだ余裕なのかよ!?」


ミカエル 「・・・もう限界です」


『・・・・・』


ルシファー達は無言で立ち上がり魔力を放出して全身に回し始めた。


アザゼル 「おい、お前等・・・何をするつもりだ?」


ルシファー 「私達は命を引き替えに一撃を放つの」


アザゼル 「待て!そんなことしたら、お前等今度こそ死ぬぞ!?」


彼女たちの玉砕覚悟の言葉を聞いて焦り、叫ぶ


ベルゼブブ 「もう決めた事・・・いや」


メイビス 「これしか方法が無いです」


レヴィアタン 「だから、邪魔しないで!」


アザゼル 「―――解った。お前等の邪魔はしない・・・敵同士だったが初めての共闘は楽しかった・・・

何時か、あの世で会おうな」


最後の別れを告げ、死ぬ覚悟を決めた五人は魔力を更に高め始めたルシファー達をアザゼルは最後の瞬間まで

見守る事にした。


ミカエル 「どうしてですか!?何故、貴女様がそのような事を!?他に方法は無いのですか!?

考えを改めてください!」


「お願いです!メイビス様! 」と、涙を流しながら懇願した。だが・・・


メイビス 「ミカエル・・・私達はこれしかないのです。だから、泣かないでください。貴方はもう立派な

天使なのですよ?」


ミカエル 「っ!?私は未だに未熟です!だから・・・だから・・・っ!」


メイビス 「大丈夫です。私が言うのですから貴方は、立派な天使です。例え此処で死んだとしても、私は

何時までも貴方達を見守り続けています」


ミカエル 「―――っ」


その言葉を聞いてミカエルは何も言えずに


ルシファー 「いいの?」


メイビス 「気を遣わなくて大丈夫です。あの子は強い子だから」


ルシファー 「・・・そう」


瞳を閉じ一拍してからドライグ達に言い放った


ルシファー 「二天龍!これで最後にしよう!」


ドライグ 『そちらがその気であれば』


アルビオン 『こちらもそうさせてもらう』


彼女の言葉に反応してドライグ達は全身を魔力の奔流と化となりながら口内に魔力を集束し始めた


メイビス 「魔力を、想いの力をエクスカリバーとアスカロンに籠めて!」


『了解!』


メイビスは二つの聖剣を交差する様に重ね魔力を籠めさせる。すると

四人の魔王と神の魔力を籠めた結果。光が眩しい程に発し、二つの聖剣が融合した。

エクスカリバーとアスカロンは、ルシファー達の力によって『天龍殺しの聖剣―――エクス・アスカロン』に

なった。


メイビス 「行きます!」


『ええ!これで最後の決着を!』


全身に魔力を奔流と化となりながら空高く飛び、一気に二天龍に向かって行くルシファー達、それを

向かい討つようにするドライグ、アルビオンも


『これが、二天龍の・・・』


ドライグ、アルビオン 『これが魔王と神の・・・』


『最期だ!!!!!』


ルシファー達に向け巨大なレーザー状の魔力を放出、ルシファー達はエクス・アスカロンを

巨大化にさせドライグ達に振り下ろすと魔力とエクス・アスカロンがぶつかり合った。暫く鍔競合いみたいに

魔力とエクス・アスカロンが衝突し合ったが


ピシッピシッピシッ


『!?』

エクス・アスカロンに亀裂が入りそれを見てルシファー達は眼を見開いた。

その光景を見て勝機を感じドライグ達は


『終わりだ―――――――!!!!!』


ドライグとアルビオンは魔力を更に放出して勝負に出た。エクス・アスカロンの亀裂はピシピシと

音を立てながら更に広がる


ピキッ・・ビシッ・ピシッ・・・ピシッ・ピッシッ・・ビキッ・・・


ルシファー 「まだよ!」


レヴィアタン 「勝った気にならないで!」


ベルゼブブ 「私達の力は!」


アスモデウス 「こんなものじゃない!」


メイビス 「最後に勝つのは私達です!」


皆はそう叫びエクス・アスカロンに魔力を最大限に纏わせ・・・・・ドライグ達が放ったレーザー状の魔力を

一閃した。


ドライグ・アルビオン 『何だ!この力は!?』


『私達の想いの力を味わえ!』


巨大化にしたエクス・アスカロンを再びドライグ達に振り下ろした瞬間、視界が遮るほどの光が後方にいる

アザゼル達の方まで届き周りをしばらく照らした次の瞬間


ドッォォォォオオオオオオン!!!!!!


隕石が落下した様な爆発が起こり大地を震わせた。爆発の衝撃で爆風が発生してアザゼル達は

吹っ飛ばされた。爆発が起きた中心には


ルシファー 「終った・・・」


アスモデウス 「もう・・・力が」


レヴィアタン 「私達・・・此処・・で・・死ぬ・・・のね」


ベルゼブブ 「・・・・そう・・・だな」


メイビス 「後・・・は・・生・・き残っ・・て・・いる人・・達に・・任せ・・ま・・・しょう・・・」


力尽きて倒れて死ぬ間際に呟いているルシファー達に突如、次元の裂け目が開き誰かが気配を消しながら

ルシファー達の元へ近づき安否を確認すると全員を次元の裂け目の中に連れて消えてしまった。

そして爆風に吹っ飛ばされたアザゼル達は


アザゼル 「痛ぅ〜!大丈夫か?」


ミカエル 「えぇ、大丈夫です。それより」


アザゼル 「ああ、戻るぞ。かなり吹っ飛ばされた様だからな」


そう言って吹っ飛ばされる前の所に戻り最初に目にしたのはボロボロの状態で封印式の

魔方陣の中にいるドライグ、アルビオンの姿だった。しかしルシファー達の姿は無かった


ドライグ 『お・・の・・・れ』


アルビオン 『・・・我・・・等・・の・・・天龍・・・・の・・・力・・・を・・・』


虫の息で途切れ途切れの呟きだったのでアザゼル達には聞こえずにいた。そして、封印魔方の術式が発動して

ドライグとアルビオンの魂が緑と青の宝玉となって何処かへ消えてしまった。

こうして、三大勢力VS二天龍の戦いは二天龍の魂を封印した

三大勢力の勝利。四大魔王、ルシファー達と神、メイビスは見つからず先程の爆発の影響で肉体が残らず

消滅したとその場にいた全員が思った。四大魔王と神の死はその場にいた

悪魔、天使、堕天使、アザゼル、ミカエルのみ知り渡たった。そして更に捜索を開始するとアスカロンと

折れたエクスカリバーが発見する。

そして、戦争は終わり悪魔・堕天使達は冥界へ天使達は天界に帰還した。そして、お互い数多くの

人数が減った事でこの戦争以来二度と戦争は起きる事はなくなった。


報告書 悪魔側 ルシファー、ベルゼブブ、レヴィアタン、アスモデウスの四大魔王・上級悪魔 

天使側 神メイビス・上級天使 堕天使側 上級堕天使・幹部が数多く死亡


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