小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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幽幻龍騎士団VSグレモリー眷属VSシトリー眷属(3)


グレイフィア 『幽幻龍騎士団『僧侶』一名、リタイヤです』


『なっ!?』


流れるアナウンスの言葉を聞いて俺、兵藤一誠とウーノ達は驚愕の声を上げた。ど、どう言う事だ!?

「僧侶」のドゥーエが此処にいるならもう一人の「僧侶」黒歌が倒されたと言う事になる!


ウーノ 「有り得ない・・・・・黒歌を倒す実力者がいるのかしら・・・・・?」


一誠 「あいつ等に訊こう・・・・・和樹」


俺が耳に嵌めている通信機を操作して和樹を呼ぶ


和樹 「うん、解っているよ。黒歌さんの事だね?」


一誠 「どう言う事だ。成神に負けたのか?」


和樹 「違う、小猫ちゃんに負けた」


・・・・・そう言うことか。それなら納得いく


和樹 「それと龍牙は匙を倒したけど成神をワザと見逃しちゃったよ。まあ、次は必ず倒すって言ってい

    るけど」


一誠 「そうか、じゃあ和樹、シトリー眷属の本陣で合流しよう」


和樹 「小猫ちゃんはどうする?黒歌さんを倒した後に泣いちゃって動こうとしないんだ」


一誠 「・・・・・一人にしてやれ」


俺がそう指示して和樹との通信を切る


チンク 「何だって?」


一誠 「黒歌は妹に負けたんだってさ・・・・・みんな、黒歌の分も頑張るぞ」


『了解ッ!』


俺達は気合入れて歩を進める。シトリー眷属は一階の西側、俺達は立体の駐車場から通って一階のデパート

内に入って直ぐショッピングモールの中心に中央広場みたいな所についた。円形のベンチに囲われて、

その中央には時計の柱が存在していた。そして、俺の眼前にはシトリー眷属『王』で俺の婚約者のソーナの

他に真羅先輩、『僧侶』の二人がいて更にグレモリー先輩、成神、姫島先輩のグレモリー眷属もいた。


一誠 「此処で頂上決戦を決めようとするのか?」


リアス 「あ、あなた!よくも私たちの本陣におぞましいバケモノを奇襲させてくれたわね!?」


開口一番に指差しながら俺を怒るグレモリー先輩。おぞましいバケモノ?


一誠 「俺の眷属におぞましいバケモノはいないぞ?グレモリー先輩」


リアス 「嘘おっしゃい!」


成神 「嘘つけ!」


朱乃 「嘘ですわ!」


おおう、三人に嘘だと言われちゃったよ


一誠 「あいつは(自称)漢女だぞ?身体が男でも心は漢女だ」


成神 「どう見てもオカマにしか見えないだろうがあああああああああああああ!」


心の叫びとも言える声で成神が叫んだ


ソーナ 「イッセーくん。まさかだと思うけど・・・・・あのヒトたちを連れて来たのかしら?」


一誠 「一人な。もう一人は用事があると言って断れたから一人しか連れて来ていない」


ソーナ 「・・・・・」


俺がそう言うと身体を少し震えだしたソーナ。未だに慣れないかアイツの姿を・・・・・


「どうしました?身体が震えていますよ」


ソーナ 「気を付けてください。彼の眷属には・・・・・恐ろしい人物を連れてきています」


「は?それはどう言う・・・・・」


貂蝉 「ご主人さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


グレモリー先輩たちが通って来たところから貂蝉が現れた!その姿にシトリー眷属は


『いやああああああああああああああああああっ!!!』


―――悲鳴を上げた。既に彼女達は戦意喪失に陥った


一誠 「お疲れさま」


貂蝉 「ご主人さまの頼みなら例え火の中、水の中、土の中、森の中よん!」


本当にその中から出て来た時あったから頼もしいと感じるんだよな


和樹 「いたいた。もう、先に行かないでよ。いくら早く会いたいからって僕達を置いて行かないで」


貂蝉 「ごめんなさぁい。貂蝉ちゃん、反省!」


更に和樹たちが現れた。これで黒歌を覗いた幽幻龍騎士団は揃った


一誠 「グレモリー先輩、ソーナ、チェックメイトだ。投了をしてくれないか?」


ソーナ 「イッセーくん、私たちはまだ戦えます。ですので、投了はしません」


リアス 「私には朱乃、イッセー、小猫がいるわ!まだ負けてないし投了するつもりはないわ!」


うん、だろうと思っていたよ。・・・・・それじゃあ


一誠 「和樹、此処にいる全員を俺達の本陣に転移魔法を頼む」


和樹 「成神が『女王』に『プロモーション』しちゃうよ?」


一誠 「それでも龍牙には勝てないさ」


「解ったよ」と和樹は俺達、幽幻龍騎士団と一緒にグレモリー眷属、シトリー眷属を多重転移魔方で俺達の

本陣に転移した


一誠 「それじゃあ龍牙、成神を倒してこい。此処なら派手にやっても良いぞ」


デパートの屋上に転移した俺が開口一番に龍牙に言った


龍牙 「感謝する。赤龍帝、また会ったら今度は必ず倒すと言った事を覚えておるな?」


俺に感謝を言って成神と対峙する。手には大剣を携えていた


龍牙 「勝負!」


成神 「くっ!『プロモーション』!『女王』!」


さてと、あっちは戦い始めた事だしこっちも始めますか


一誠 「ウェンディ、ディエチ、此処なら銃撃と砲撃をやっても構わないぞ。相手はグレモリー先輩と姫島

    先輩だ。二人共魔力重視で攻撃してくるから気をつけろよ」


ウェンディ 「やったっス!本領発揮が出来るっス!」


ディエチ 「うん、そうだね」


ウェンディは自分の固有武装、先端に砲門がある多種の機能を持つ巨大な盾「ライディングボード」を発現

して射撃体勢に入り、ディエチも固有武装である大型の狙撃砲「イノーメスカノン」を発現して砲撃として

出力するIS「ヘヴィバレル」を発動してウェンディと一緒に射撃体勢に移った


リアス 「・・・・・舐められたものね。そんな機械の玩具で私と朱乃と相手をするつもりなの?」


朱乃 「あらあら、うふふ。壊しても文句は無いですわよね?」


あーあー、油断しているよ。グレモリー先輩たち・・・・・ん?俺の肩を誰かが叩く。


オットー 「イッセー、僕も戦っていいかな?」


一誠 「オットー?」


ナンバーズの8、オットーだった


オットー 「まだ誰も戦っていないからあの人達と戦いたいんだ」


一誠 「ああ、そうなんだ。いいぞ、グレモリー先輩たちを驚かしてやれ」


オットー 「うん、それじゃあ勝ってくる」


そう言ってオットーはウェンディとディエチと一緒にグレモリー先輩と姫島先輩と戦い始めた



――――――――――――――――――――――――――――――――――



成神side


くそっ!こいつ木場より数倍、数十倍速いぞ!?


龍牙 「遅い!遅い!そんな速さでは余を捉える事は一生不可能な事だ!」


成神 「ぐあっ!」


去り際に大剣に俺の体が鎧ごと切り裂かれる!


龍牙 「今度はこれだ!」


あいつが何処から取り出したのか手には大量の指輪を持っていた。そして俺の方に投げ放つと意思を持ってい

るのか俺の方へ飛来して来た!その速さはまるで弾丸!だけど指輪なら痛くなんて―――


ボボボボボボボボボボン!


そう思っていた俺の鎧に飛来して来た指輪がぶつかったと当時に爆発した!痛ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!?指輪

が爆発!?どうなんてんだよ!しかも、爆発していても俺の足元に大量の指輪が転がるだけで一つも壊れて

いる指輪なんてなかった!その上、俺の鎧に穴が開いている!


龍牙 「その指輪の名前は指輪型神器『コルデー』指輪型の神器で、数十の指輪全体で一式。遣い手の

    魔力を指輪に宿して飛ばすことで弾丸としたり、爆発を起こさせたりする機能を持つ。この爆発で

  『コルデー』自体が壊れることはなく操作に必要なのは自分の意思、そのため遠距離からの攻撃に適す。

   弾丸として飛ばした後は、遣い手の意志で軌道を曲げたり手元に戻したりも出来るものだ」


俺の足元に落ちている大量の指輪がアイツの手の許に戻って行った


龍牙 「今度は弾丸として放つ。しっかり逃げるがいい」


再び凶悪な指輪を投げた!やばい、あんな大量の指輪を食らったらおしまいだ!背中の噴出口を最大限に魔力

を噴出して宙に逃げる!だけど、真下からジャラジャラジャラジャラジャラジャラと音が聞こえたと同時に俺

の足が何かに絡まれた様な感触が伝わった。俺は自分の足を見るとそこには金色のコイン型の鎖が俺の足に

絡みついていた!更にその先には金色の全身鎧を纏う奴の手元から伸びていた!


龍牙 「残念だったな。このコイン型神器『バブルルート』に捕まったら最後、もう逃げられない上に神器、

   神滅具の能力は解かれる」


あいつが言った瞬間、俺の体を纏う赤い全身鎧が解かれた。更に俺に向かってくる弾丸と化となった大量の

指輪が俺の体を次々と貫通して俺は金色の鎖を思いっきり引っ張るあいつによって屋上のコンクリートに

叩きつけられた


リアス 「イッセーエエエエエエエエエエッ!!!」


朱乃 「イッセーくぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!!!


成神 「だ、大丈夫・・・・・ですよ。部長、朱乃さん」



大きな銃を持つ女の子の二人と戦っている部長たちに心配はいらないと安心させるが実際には動くたびに

身体中に痛みが伝わり、血も大量に流れ出る・・・・・


龍牙 「それだけ大量の血を流すとなると汝は強制的にリタイヤされるであろうな」


鎖をコインに戻し大量の指輪を自分の周りに浮遊させて俺の現状を分析する・・・・・そうかよ。なら―――


成神 「リタイヤ前に・・・・・俺は俺の煩悩を果たしてから消えようと思う・・・・・」


龍牙 「煩悩・・・・・?」


そう、どうせ消える身の俺だ。ならば最後の最後で全部出し尽くして去ろうではないか!俺はうちに残る

パワーを全て脳内に注ぎ込む。閃け、俺の妄想ッッ!最後のオーラが俺の全身を包み込む!パワーに注ぐん

じゃない!頭に注ぐんだ!


成神 「高まれ、俺の欲望ッ!煩悩解放ッ!


赤龍帝の力を使って、俺は更に高みを目指すッ!


成神 「広がれ、俺の夢の世界ッ!


刹那、俺を中心に謎の空間が展開する。それを肌に感じて―――グレモリー、シトリー、幽幻龍騎士団の

女性陣は身を守る格好になっていた。けど、安心して欲しい。俺の新必殺技は直接的な被害を出すものでは

ない。派手さは洋服崩壊に比べらた無に等しいんだ。そして俺は部長に―――部長のおっぱいに声を投げ

かける


成神 「あなたの声を聞かせてちょうだいなッ!」


『イッセー、大丈夫かしら・・・・・。余り変な事をすると体に障っちゃう・・・・・』


おっぱいから、可愛らしい声が聞こえてくる。なるほどなるほど。ふふふふ。聞こえる。聞こえるぞ!

良好成り!


成神 「部長、いま俺を心配してくれましたね?変なことばかりしていると身体に障ると・・・・・」


俺の言葉に部長は驚愕の表情を浮かべる。


リアス 「イッセー!ど、どうしてそれを・・・・・?」


俺は更に会長の――――会長のおっぱいに質問する。


成神 「貴女はいま何を考えている?」


『もしかして、心の声が聞こえる技を開発したのかしら☆ソーナ、困っちゃう☆』


なるほど、ソーナ会長のはそうくるのか。持ち主の性格と必ずしも一緒という訳でもないんだな。部長の

おっぱいは幼女の様な声だった。会長のおっぱいはお姉さんのセラフォルー・レヴィアタンさまに似ていた。


成神 「ソーナ会長、いま俺の新必殺技が心の声を聞けるものだと思いましたね?」


俺の告白に会長は酷く驚いていた。兵藤は何やら「まさか・・・・・」と呟いていたけど無視する!


成神 「ふふふ、違う。当っているけど違うんですよ。俺は聞きたかったんです。胸のうちを!否!

    おっぱいの声を!」


俺は恰好つけたポーズで堂々と新必殺技の名を叫んだ!


成神 「神技、『乳語翻訳』ッッ!俺の新技は女性限定でおっぱいの声が聞こえるんですッ!・・・・・ハァ

    ハァ。質問すればおっぱいは偽りなく俺にだけ答えを教えてくれる!・・・・・・ハァハァ。相手の

   心が解る最強の技なんですッ!うっ、血が足りねぇ・・・・・」


決まった!余りにも決まってしまった!血が思いっきり足りないからフラフラで死にそうだけど、俺は満足

だった!俺にだけしか聞こえない声!聞きたかった!だけどこれだけじゃあ足りない!俺は更なるおっぱい

に話かける!


成神 「ヘイ!そこの『僧侶』のお姉さんのおっぱい、どうなのさ!」


「いや、聞かないで!」


『僧侶』のお姉さんは身の危険を感じ、胸元を隠すが―――遅い!


『木場きゅん!木場きゅん!助けて、私をこの変態から助けて!あ、でも、もういないんだよね・・・・・

じゃあ、この場に頼れるのは兵藤くんしかいない!お願い、兵藤くん!私を助けて!』


成神 「なんだよ!木場と兵藤ばかりモテやがって!もう一人の『僧侶』のお姉さんのおっぱいはどうなん

    だい!」


視線を向けるだけで相手はしゃがみこんでしまった!


「やめてください!キモい!」


『成神怖い・・・・・。赤龍帝なのにどうしてただの変態しか見えないのかしら・・・・・』



・・・・・・。二連続のその結果に俺はその場で崩れ折れた。うぅ、身体も限界か・・・・・。

クソ!聞いちゃダメな事もあるよね!そうなんだよね!ふと周囲を見渡したとき―――全員、目元をひくつか

せていた。・・・・・あれ?そんな、こんなにも最強の技、どうして驚かない?会長は目元をひくつかせ、部

長は額に手を当てて嘆息していて兵藤はすんごい鋭い目付きで俺を睨んでいた


ソーナ 「リアス・・・・・。これはちょっと・・・・・」


リアス 「ゴメンなさい・・・・・」


ソーナ 「怖い技だともうけれど、プライバシー侵害で、このままでは女性悪魔と戦えませんよ?」


リアス 「ええ、厳重注意しておくわ・・・・・」


あれれれ!?何、この反応!?絶対に役立つ能力だと思うんですが!ていうか、これじゃあ、まるで俺が―――。


成神 「・・・・・本当のド変態じゃないか!」


『ド変態ですッ!!』


『ド変態だッ!!!』


グレモリー、シトリー、幽幻龍騎士団からの総ツッコミを俺はくらった!


成神 「―――っ」


俺は・・・・・絶句した!バカな・・・・・。俺の耳には皆のおっぱいが聞こえてくるんだぞ。ほら!技は

完全に決まっている!


成神 「兵藤の眷属の少女、女性たち全員のおっぱい、いま何を考えているのかな!?」


『いやああああああああああああああああああああああああっ!!!』


俺はこの場に最も多い幽幻龍騎士団の少女と女性たちのおっぱいに質問するとその場でしゃがんだりあいつの後ろに隠れたりと色々な行動をするが既に遅し!大小のおっぱいたちが俺に打ち明けてくれた!


『イッセー!あのド変態を殺して!』


成神 「―――――なんだと?」


なんて、なんて殺人的な言葉を発するんだ!?俺の心が10000のダメージをくらった!俺は余りのショックで四

つ這いになってしまうほどショックを受けた!ぅぅぅ・・・・・。


一誠 「―――おい」


その時、静かに俺に声を掛けてきた兵藤の声が聞こえた。俺は顔を上げ兵藤の顔を見ると―――俺は恐怖した


一誠 「まさか、此処までバカでド変態だとは思わなかった。しかも、俺の愛しい人たちに最低な技で

   胸のうちを聞きだすなんてなぁ?」


無表情でしかも声は何にも感じられない程の声音で俺に話かける。しかも、あいつから感じる今まで感じた事

無い程の殺気と敵意に俺は恐怖した


一誠 「ハハハッ、此処まで怒りを感じたのは初めてだ。―――よし、決めた」


成神 「な、何をだよ・・・・・?」


一誠 「絶望を与えてやる―――龍化」


『龍化』と呟いた刹那、あいつの身体に変化が起こる。身体は盛り上がり服を破きながら異様な身体つきに

成っていく。身体がどんどん膨れ上がり尾が生まれて巨大な金色の翼が背中から出現した。口元が牙むき出し

となり手の爪が鋭利になって俺の身体が巨大化していった。そして、変化が止まり今の兵藤の姿は全身金色の

身体をもった巨大なドラゴンに成った。デカい!タンニーンのおっさんよりデカいぞ!?


リアス 「あの時のドラゴンじゃない!?それに、天使ですって!?」


朱乃 「身体にドラゴンを宿していたのですか!?」


成神 「もう一匹いたのかよ!」


だけど、俺達の問いに何の答えもしない。


和樹 「―――ヤバい。かなりキレているよ」


龍牙 「・・・・・そのようだな」


えっ、キレているのか?顔の表情が良く解らないけど・・・・・と思っていたら兵藤が金色の翼を羽ばたかす

と同時に屋上に見た事のない魔方陣が展開した!そこから何かがゆっくりと出てきた。俺は怪訝になって様子

を見ると白い翼を生やした人達が多く現れた!って、アレって天使じゃん!?


ソーナ 「天使ですって・・・・・っ!?」


「彼は天使を召喚したのですか!?」


一誠 「死者召喚」


死者召喚・・・・・?死んだ天使を召喚したって言うのか!?


一誠 「やれ」


死んだ天使達が一斉に俺に襲いかかった!悪魔は光の攻撃をくらうと消滅するってあいつは知っててやって

いるのか!?くそ!血が足りない上に体力が限界で動けない!


リアス 「イッセー!今行くわ!」


朱乃 「やらせはしません!」


部長や朱乃さんが天使を次々と攻撃して俺を庇ってくれる!だけど、兵藤が大きく口を開き牙を覗かせたら口

内から金色の魔力が集束していくのが解った!―――ヤバい、俺は直感的にそう感じた。そしてその同時に

俺は気付いてしまった。本当は俺じゃなくて部長を狙っているんだって事を・・・・・!


成神 「部長オオオッ!其処から離れてくださあああい!」


リアス 「えっ?」


一誠 「グレモリー眷属、撃破」


カッ!


極太の金色の魔力が俺と部長、朱乃さんを飲み込んだ。俺の視界は金色で埋め尽くされてしまった



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


和樹side


あーあー、屋上を破壊しちゃったと思っていたら屋上は破壊されていなかった。もしかして悪魔のみしか

反応しない魔力だったのかな?それだったらエコだね


グレイフィア 『リアス・グレモリーさまの『兵士』一名、『女王』一名、リタイヤです。そして『王』の

       リアス・グレモリーさまはチェックメイトされグレモリー眷属は敗退になられました。残るは

        シトリー眷属と幽幻龍騎士団のみです』


和樹 「だってさ、一誠、どうする?そのままで続けるの?」


一誠 「・・・・・」


龍化を解いて元の姿に戻った。すると死者の天使達が砂と化と成って霧散に散って上半身裸のまま一誠は

エクスカリバーオルタを携えた


貂蝉 「ハァハァハァ・・・・・いいわぁん、ご主人さまの身体、実にいいわぁん」


ヤバい、此処に危ない人がいる!襲いかかる素振りはしないけれど佇むだけでも十分危ない!


一誠 「真羅先輩、続きをしようか」


戦いの続きをしようと一誠はオルタを長刀に姿を変えさせて戦闘継続を示した。真羅先輩はシトリー先輩の

顔を見詰めるとシトリー先輩は静かに頷いた。そして真羅先輩は一誠の前に立ち長刀を構えた


一誠 「もし、俺の体に一太刀浴びせる事が出来たなら俺の負けとする」


「・・・・・解りました。約束を守ってくださいね」


ジリジリと間合いを詰めて行きながら二人は少しずつゆっくりと近づいた。刹那、


ギィィイイイイン!


お互い飛び出したと同時に斬り合いそのまま進み止まった。二人の間に静寂が過ぎて行く最中、動きが

有った。―――長刀が壊れ、身体の左肩から横斜めに斬られそこから血が勢いよく噴き出た。それが一体誰だ

と言うと


「・・・・・」


真羅先輩だった。次第に光に包まれて最後は屋上から消えてしまった。一誠は振り返りシトリー先輩に

質問した


グレイフィア 『ソーナ・シトリー様の『女王』一名、リタイヤです』


一誠 「ソーナ。このまま続けるのか?」


シトリー先輩は一誠の問いに何も言わなかった。でも、瞳の奥に強い意志が宿っていた。

諦めないって事ですね


ソーナ 「イッセーくん、イッセーくんには勝てないでしょう・・・・・しかし」


シトリー先輩の周囲に水の魔力が集まり、次第に何かを形成させていく。この水の量、尋常じゃない。見れば

このデパートのあらゆるところから水が集まっているようだった。流石は水の魔力を得意とするシトリー家。

姉は氷、妹は水が得意だと聞いている


ソーナ 「私たちはそれでも諦めません!目標の為に!夢の為に!さあ、私の全力の水芸。とくと披露しま

    しょう!」


シトリー先輩は大量の水を魔力で変化させ、宙を飛ぶ鷹、地を這う蛇、勇ましい獅子、群れをなす狼、そして

巨大なドラゴンを幾重にも作り出していた。凄いですよ。シトリー先輩、此処まで同時に違うものを形成でき

るなんて中々できない事だ


一誠 「全力で来るのなら俺もそれ相応の事をしないとな」


そう呟いたら再び一誠は龍化になった!今度は違うドラゴンだ。獰猛で凶暴そうなドラゴン!あれは

幻想殺しの籠手に宿るゾラードの姿だ


一誠 「みんな、行くぞ」


『了解!』


ソーナ 「行きます!」


『はい!』


幽幻龍騎士団とシトリー眷属は同時に攻撃を向けたのだった













グレイフィア 『投了を確認。幽幻龍騎士団の勝利です』


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