小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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兵藤一誠と英雄のご一行



『何だって!?』


『何ですって!?』


『何だと!?』


朝、僕たちは信じられない言葉を彼女、イリナから聞いた。自分の所為で一誠が『禍の団』に連れ去られたと

言う言葉を僕たちの耳に入った


「ごめんなさい!私の、私の所為なんですっ!私の所為で・・・・・!一誠くんが!一誠くんがっ!」


「貴様っ!」


「ガイア!止めるんだ!」


怒り、涙を流す彼女に詰め寄ろうとするガイアを羽交い締める。じゃないと殺そうとしようとするからだ!


「落ち着いて!彼女は何も悪くないんだ!一誠は彼女を救おうとして『禍の団』の言い成りになったんだと

思う!それに一誠の実力をだれよりも知っているのはガイア、貴女でしょう!?一誠を信じないでどうするん

ですか!」


「―――っち!」


乱暴に僕から離れ、僕たちと少し離れた場所に行って座り込む


「それでイリナ、キミは気がついた時には何処にいたんだい?」


「私とゼノヴィア、木場くんが泊まっているホテルの扉の前だったわ・・・・・。」


「その後は僕たちに知らせに来たんだね?」


コクンと頬に涙で濡らし、嗚咽をしながら頷いた


「うーん、一誠の実力なら容易に僕たちのところに戻っている筈なんだけど・・・・・。何か不都合なこと

でも起きているのかな・・・・・?」


「九尾の御大将を人質にされているからでは?」


シグナムがそう言った。うん、京都の妖怪たちを束ねる九尾の御大将が禍の団に連れ去られたと一誠から

聞いたから解るんだけど・・・・・


「多分、それだけじゃないと思うんだ」


「ええ、テロリストのやることは大勢の人質を確保し、拠点と成る場所に人質と籠もる定番です。『禍の団』

はきっとその方法をして一誠さんの行動を制限をしているのだと思います」


「折角の家族旅行なのに、イッセーが連れ去られたら台無しじゃんかよ!」


「許さない・・・・・っ!許さないぞ!テロリストめ!」


「私たちのイッセーを私たちから引き離したことを後悔させてやるっス!」


一誠を慕う彼女たちが全身にオーラを迸らせながら怒り、恨む。僕もそうだ。一誠、キミの身に一体なにが

起きているんだ?どうして僕たちのところに帰ってこない?


「観光は中断にして一誠を探そう!」


『当然!』


「僕たちもこのことをイッセーくんたちに知らせておくよ」


木場が立ち上がりながら僕たちに告げた。


「これは僕たち『幽幻龍騎士団』の問題だ。キミたちは九尾の御大将を救出することを専念してくれれば

いい。―――余計な御世話だよ」


「・・・・・そんな言い方は無いと思うよ?」


「じゃあ聞くけど九尾の御大将と一誠、どっちを先に助けるんだい?」


僕は二択の選択を言う。彼、木場は迷わず「九尾の御大将」と言った


「でしょ?そっちは九尾の御大将の救出、僕たちは一誠を探す。それでいいじゃないか。家族の問題は家族で

片づける。部外者は手と口を出さないで欲しい」


「・・・・・」


彼は口を閉ざし黙ってこの部屋から出ていった


「キミたちもだ。ゼノヴィア、イリナ。キミたちが一誠を気になって九尾の御大将を救出しこねたら元も子も

ないよ」


『・・・・・』


彼女たちも何も言わずに立ち上がりこの部屋から出ていった。丁度、シンシアたちが朝食を持って来た


「でもさ、イッセーが九尾の大将の近くにいるならさっさと助けたら良いじゃないのかな?」


「多分ですが『人質を無事に助けたいのなら仲間に成れ』って言われて助けるにも助けれないと思います」


「意外とそうかもしれない。一誠は強いから放っておいておくよりも手元に置いて監視した方が断然いいよ」


「どちらにしろ、今日一日は一誠を探すぞ」


ガイアが自分の料理の前に座りながら僕たちに向けて言った。あ、でも・・・・・念話で居場所を教えて

もらえれば良いんじゃないかな?



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



一誠side




「ほら、できたぞ」


コトッ・・・・・


『おお・・・・・っ』


英雄派に朝食を作っている俺、何故こいつらに朝食を作っているのかと言うと・・・・・。こいつらの食事が

弁当だったからだ!何人か、料理を作れる奴もいるみたいだけど英雄派の構成員の数に手が負えないらしく弁

当で済ましているみたいで一応、こいつらに捕まっている身だがこれだけは流石に無いと思い、曹操に言って

調理器具と食材、必要なものをすべて用意させてもらい全員の分の朝食を作った


「朝食とは思えない数々の料理だ」


「・・・・・美味しそう」


「ほら、さっさと食え」


「そうだな。では、頂くとしよう」


曹操の言葉に英雄派は一斉に食べ始める。たくっ、何で俺が作らないといけないんだ?と席に座り俺も

食べ始める


「・・・・・」


「どうした、食べないのか?」


「いや、どうして普通にいられるのじゃ?それにテロリストと一緒に食事なんぞそもそも有り得ん話じゃぞ」


「俺がそう言ったからだ」


キッパリと隣に座る巫女装束を着た金髪の女性―――八坂にそう言った


「それに俺は何時でも此処から抜け出せるんだ」


「では、何故逃げようとしない?」


「・・・・・知り合いがいるからだよ」


曹操の方を見て呟く、曹操の後ろには目が虚ろの織田信長の子孫、織田信長と織田信奈がいる。あいつらは操

られているようで俺は気を窺いあいつ等を救済しようと思い此処に残っている。勿論、八坂もだ


「そうか・・・・・。お主は優しい者じゃな」


「俺が優しい?」


「そうじゃろう?お主の実力なら此処から出るのは容易い筈、じゃがそれをしないのはその知り合いを助ける

ために残っているのじゃぞ。それを優しいと言わずに何と言う」


はははっ・・・・・そう言われると少し恥ずかしいな


「ご主人様、お代わり」


「はいはい。お前はよく食べるな」


「ご主人様の料理、美味しい」


「嬉しいことを言ってくれるな。ほら、大盛りだ」


恋に茶碗を突き出され受け取りご飯を大盛りにして渡す。


「すまない。此方も頼む」


「私もお代わり!」


「僕もよろしくね」


「俺もだ!」


「・・・・・・」


曹操たちもお代わりを要求してくる!ああ、面倒だな!自分でお代わりしに行けってつぅの!


「ふふっ、まるで給仕係りの人のようじゃな」


「そう言って俺に茶碗を突き出してくるのは何故かな?」


「お代わりを所望じゃ」


「だと思ったよ!」


八坂の茶碗にもご飯を盛り付け渡す!


「うむ。美味しい料理じゃ」


美味しそうに食べる八坂、はあ・・・・・。まあ、美味しく食べてくれる表情を見れたから別にいいかと

思った数分後に英雄派は朝食を食べ終わり、何処かに行ってしまった


「んー、暇だし風呂にでも入るとしようかな」


何故か曹操は俺を『二条城の中なら自由にしても構わない』と言って言うんだよなぁ。てっきり手錠とか

足枷とか付けられて檻の中にいれられるのかと思ったけど・・・・・。さてと


「曹操、此処に風呂ってあるか?」


「あるにはあるが、湯どころか水は入ってもいないぞ」


「んじゃ、その場所に連れて行ってもらえるか?」


「・・・・・?解った。ジャンヌ、案内してくれるか?」


「はいはい」と曹操の指示に俺を風呂が有る場所に案内してくれた。其処は二条城の一番高い場所にある部屋

だった。部屋の中には巨大な木製のお風呂があった


「此処がそうよ。それで、一体どうするの?」


「こうするんだよ」


『無限創造神龍の錫杖』を発現させ木製の風呂に突き付けた。―――刹那、部屋が光に包まれ、光が無くなる

頃には湯気を立ち昇らせ温かそうなお湯が風呂の中に入っていた


「うそ・・・・・」


「さて、風呂の準備ができたし。入るとしようかな」


着ていた上着を脱ぎ捨てTシャツも脱ぐ、・・・・・おっと


「お前は出ろ」


「えー!私も入りたいわよ!」


「此処じゃなくても京都の町に行けば入れる場所があるだろうが!」


グイグイとジャンヌを部屋から押し出し戸を閉める!「ケチ!」と戸の向こうからジャンヌが言ったのは

無視だ。―――ふう


「・・・・・」


「・・・・・」


後ろに振り返ったら何時の間にか恋が全裸に成って俺の眼前に立っていた・・・・・って!


「い、何時の間に!?」


「さっき」


さっき!?さっきて、どの辺りからだよ!全然気配を感じなかったぞ!?


「八坂もいる」


「・・・・・何?」


恋が湯船に指を指すと


「気持ち良い湯じゃあ、久しぶりのお風呂じゃ」


綺麗な九本の尻尾を出して風呂の中にのんびりと入っている八坂の姿が捉えた!


「ど、どうして・・・・・八坂も何時の間に・・・・・・!」


「ご主人様も入る」


シュバッ!と素早くパンツごとズボンを剥ぎ取られ強制的に風呂の中に入れられてしまった。


『・・・・・』


き、気まずい。いや、ガイアたちと何度か風呂に入ったことあるけど今回はそれ以上に気まずい!

出ようとしようにも恋がジーとこっちを見てくるから出ようとした瞬間、絶対に捕まる!


「・・・・・のう、兵藤」


八坂がポツリと俺を呼ぶ、返事をすると急に落ち込み呟いた


「妾は一体どうなるんじゃろうなぁ。実験とやらに必要で連れ去られてしまった妾は生きて娘の九重の許へ

帰れるのじゃろうか・・・・・っ」


俺は恋を見る。恋は首を傾げ疑問を浮かべるだけだった。この子は本当にテロリストなのか?恋から視線を

外し、八坂に視線を戻す。そして八坂の肩を掴み俺と面に向かわせて抱きよせる


「必ずお前を娘の元に連れて行ってやる」


「・・・・・その言葉は真か?」


「ああ、約束する。お前を助けて八坂を無事に娘と会わす。だから、そう落ち込むな」


八坂の瞳を据えて決意する。すると顔を真っ赤に染めておずおずと腕を俺の背中にまわしてギュと抱きついて


「・・・・・ありがとうございます」


呟いた。


「では、約束を果たしてもらう為に―――んっ・・・・・」


「ん!?」


背中に回していた腕を今度は首に巻き付け今まで見た中で一番豊満な胸を俺の上半身に擦りつけるようにして

唇を押しつけてきた!


「ふふっ、兵藤よ。約束を必ず果たして欲しい。妾の願いを叶えて欲しいのじゃ」


「解っている。必ずお前をテロリストから救ってやるさ」


「―――頼もしく、逞しい男じゃ、それに此処もな?」


八坂は手を俺の下半身に伸ばしアレを優しく包むように掴みゆっくりと動かし始めた!


「お、おい・・・・・!」


「お前に抱き寄せられた時に体が熱くなってしまった。久方ぶりの男の匂いに当てられたのじゃろうか?

それとも・・・・・お主じゃからかのぅ?まあ、そんなことはどうでもいいことじゃ・・・・・ほら、もう

こんなに大きく、太く、硬くなった」


俺のアレを見て恍惚になった八坂は数本の尻尾で俺の体を巻きつかせ風呂の縁に座らせ足を無理矢理開か

せる。は、恥ずかしい!閉じたいけど・・・・・くそ、力が強い!


「こういうことをするのは死んだ夫以来じゃが、妾はもう我慢できぬ・・・・・」


俺と対面になるように跨り俺のアレを掴み調整しながら八坂は自分のアソコと合わせゆっくりと

腰を突き下ろす。


「あっ・・・・・はぁぁぁぁぁぁっ!す、凄い・・・・!死んだ夫のより別格じゃ!」


れ、恋がいるのに・・・・・!く、くう!


「だ、・・・・・ダメじゃ、入れただけで・・・・・も、・・・・・もう!あっ、あっ、あああああああああ

あああああ!!!」


彼女はそれだけの動作でイってしまったようだ


「はあ・・・・・はあ・・・・・はあ・・・・・。こ、こんなの初めてじゃ・・・・・。こんなに気持ちいい

ものとは知らなかった・・・・・」


「―――じゃあ、こうしたらもっと天国に行ける気分に成るぞ」


「えっ、ひゃん!」


彼女の柔らかい尻を持ち上げ一緒に立ちあがる。結果、八坂の子宮に押し上げる形になり八坂は一段と快感を

味あう


「こ、これは・・・・・!あ、あああ・・・・・気持ち良い・・・・・!」


「夫のと俺の、どっちが良い?」


「ひょ、兵藤の方が良い!死んだ夫のよりお主の方が断然良いのじゃ!こ、これを味わい続けたら妾は、

妾は・・・・・!」


「八坂はどうなるって?」


ズン!


強く一突きすると八坂は息を詰まらせてしまった


「かはっ・・・・・」


「聞かせてくれ、これを味わい続けたらどうなるって?」


「妾は・・・・・妾はお主のことしか考えられぬぅ!」


「そっか、なら、そうさせてやるよ。心身ともにな」


途中で恋も参加して来たので恋にも相手をしてやり二人纏めて―――


「ずるいわ!私も混ぜてちょうだい!」


・・・・・訂正、ジャンヌも乱入して来たので三人纏めて相手をしてやった


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