小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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「はろー、おじゃましてますっ!」

そう言いながらPTAの手先はいつの間にか手に持っていた妹とにゃんにゃんするゲーム(18禁)のディスクを挿入する……挿入でエロい事を考えた奴出てこい。


いやいやそんな事はどうでもいい、この子はどっから入ってきやがったッ!?もしこのエロゲをやってる超絶可愛い洋物ロリータがシェパードに見つかったら……あああああああああこれはマズイ、死ぬだけじゃ済まない、体中の細胞という細胞がファックされるよ。


「ちょっとおおおおお君ぃいいいい困るよ!!!!!!なんで俺の部屋でエロゲやってんのさ!?」

掃除機の騒音でうるさい下の階をチラ見しながら幼女に尋ねる。

すると幼女は勝手に装着したヘッドフォンを嫌々取ると、
「うるさいですね、楓ちゃんが攻略してるんですが」

「ちょっとおおおおおそれ俺のゲームゥウウウ!!!!!!」






――1階、階段下――


ヴゥイイイイイイイン!!!!!!

時を同じくして鬼畜キラキラネームを持つシェパードは、吸引力の変わらないただ一つの掃除機を駆使して掃除をエンジョイしていた。


ご近所迷惑になんじゃないかってくらいうるさい掃除機の爆音に負けじとメロディーを口ずさむ。

「うー!にゃー!うー!にゃー!っと……ふう、ここはこれくらいでいいかな、うん」


だいたい廊下が綺麗になったのを見て掃除機のエンジンを切る。


「さっすが私、掃除もぬかりないわね!あとで郁葉に褒めてもらおう……ふふ」

お、おう。


そんな時、
――ちょっとおおおおお!!!!!!……――

「えっ!?なに!?」

二階から聞こえてきた奇声に思わずビクッとするシェパード。


まぁ二階に居るのは俺なわけで、どうせまたアニメでも見て発狂してるんだろう、とかシェパードは考える。


「もぅ、ほんとにうっさいんだからアイツ……ちょっと懲らしめてやらないとね」

とか言いつつなんだか嬉しそうな笑顔を浮かべて階段を上がろうとするシェパード。

いかん(今この状況を見られたら)危ない危ない危ない……


まじで コ レ ス テ ロ − ル



じゃなくて、  コ ロ サ レ ル。

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