小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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ふとミカは怒り心頭のお姫様に問いかける。

「さてお嬢様、そろそろこのロリコンと口を利いてあげて下さい」

そう、さっきからこのお姫様、全然喋ってくれない。
それどころか目も合わせてくれないし、ずっとぷくっとムクれたまんまなのだ。
そこがまたかわいいんだけどムフフ……いえ、なんでもありません天使様。


するとお姫様はムクれたまんま、
「……ふん、本当ならこやつは声を聴ける身分ではないが、天使様がおっしゃるならよかろう。おい変態!」

「ははぁ!ご褒美でございますゥ!!!!!!」

颯爽と土下座し、踏まれる準備をする。
さぁ踏め!踏めよ!踏んで俺を罵れよ!ハァハァ……ミカ、そんな目で見ないでくれ、泣きたくなる。


しかしそんな俺の裏事情が分かるはずもなく、お姫様は首を傾げる。

「な、何をやっているのだ貴様!」

そもそもジャパニーズ土下座が分からないらしいっす。

「申し訳ありませんお姫様、きっとまだお姫様はお怒りのはず!さぁさ気が済むまで踏んで下さいませゴッフォア!!?」

突如俺の欲求がミカの飛び膝蹴りによって打ち砕かれた。
くそう、こいつ無駄に知識多いんだよ!主にそっちの分野に対して。いや俺は歓迎だけどね?別にミカでそういう事とか想像してないからね?
あ、ゴメンナサイそれ以上股間を蹴らないでヒギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!???

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