小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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城の朝は忙しい。
騎士たちは庭で鍛錬に勤しみ、メイド達は朝食の準備をする。
皆せっせと働き詰めってのはどこも変わらないみたいだ。


皆、朝の礼拝はまだしていないようだ、こっちも早めに済ましてしまおう。


誰も礼拝堂に居ない事を確認すると、こっそりと中に入る。

流石、城と言う事もあり立派な礼拝堂だ。
どうやらこの国では十字教系統の宗教がメジャーであるようだ。
まぁ、うちの天使さんの格好見てりゃ大体分かるけど。


とりあえず、こっから天界の武器庫へ侵入するとしよう。


頭の中にあの武器庫を思い浮かべる。

確かこんな感じで良いとミカが言っていた。


その時ふっと、景色が変わりまっ白になる。

そして神秘的な光景の中に不釣り合いなガンロッカー……どうやら成功したようだ。


「さてと、今度は何にしようかな……あ、サイドアーム変えるならホルスターも変えなくちゃな」

そういえばウルフィアスとの戦いでほとんどの装着品もボロボロになったんだった。
仕方ない、新しく揃えるか。

そうさなぁ、武器はなるべくなら5.56mm以上のが打撃力に長けるから……だけど重くてなぁ……


俺はガンロッカーから無難にM4A1とカスタム用パーツを取り出す。

M4A1はアメリカ軍が正式採用している事で有名なカービン(騎兵銃)だ。
使用弾薬は5.56mm×45弾、装弾数は30+1発。
貫通力と携行性に優れるがいかんせん7.62mmよりも威力や射程の面で劣る。

まぁ頭を撃ち抜けば良い話なんだが。


一通り俺好みにしたら、ハンドガン選び。

今回は.45口径で行こうと思う。


重要なのは使いやすさ、携行性、装弾数の多さ、信頼性そして威力。
そうなると自然と限られてくる。

「やっぱりこれか」

そうして手にしたのはH&K社のUSP.45だ。
その名の通り.45口径、装弾数は12+1発で同口径の拳銃の中ではかなり多いタイプだ。


あとは装備品だな。


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