「落ち着けって。それより今日は買い物に行くんだろ?何時頃にするんだ?」
それを聞くとミカは思い出したようにいつも通りのすまし顔になる。
テンションの切り替えの速さに定評がありそうだねこの天使。
「そうですね……とりあえず昼食を摂ってからにしませんか?あんまり早すぎるとお店も開いて無いでしょうし」
「それもそうだな。そういやミカは朝飯食べたのか?」
さっきは二度寝したかったが、銃を漁っていたらどうにも目が覚めて腹が減ってきてしまった。
まぁ夜ご飯食わずに寝ちまったから仕方ないだろう。
ミカは問いに、首を横に振って見せた。
「なら今から食いにいくか?」
「そうしましょう、出来れば一緒に居たいですし」
「えッ!?」
「別にそういう意味で言ったんじゃないです」
なぁんだお兄ちゃんがっかり。
しかしそういう発言は男の子を興奮させちゃうぞ?
それにミカは可愛いから勘違いする奴もきっといると思うし……
「貴方みたいな奴ですね気持ち悪ッ!!!」
「あんまりいじめないで下さい」
俺って本当損ばっかりしてるよな……