「あんれぇ〜?どうして成績優秀で容姿端麗、おまけに男女にモテまくりのシェパードたんがホイホイチャーハンなんてワードに反応しちゃってるのかなぁ、うん?」
「うぐぐ、それは……」
困ってる困ってる、いいぞいいぞ、この調子で優位性を握り続けなくちゃな、フフーフ。
「そ、それは、あれよ!あんたが見てた動画で……」
ようし食いついてきた、分かりやすい奴め。
「あれあれぇ?シェパたんは俺がパソコン開くとすぐ逃げちゃうくせに、知ってるわけないよねぇ?」
フォッフォッフォ、怒ってる怒ってる、このまま我が家からご退場願おうか年増。
今だプルプルと震えるシェパードたん(笑)、こりゃいいねぇゲッヘッヘ。
さて、そろそろティロ フィナーレと行きますか。
「実は」
「郁葉のバカァアアアアアアアア!!!!!!」
ヒュン!!!
迫りくるシェパードの右ストレート。
ゴギャア!!!!!!
「ギョエエアアアアアアア!!!!!!」
見事に拳が顔面へとめり込むと、俺の身体はトラックに轢かれたように階段を急降下していく。
これは死ぬ。
「もう知らない!勝手にすれば!?」
「ふぎゃ」
そう言いながらシェパードは階段を下りてその下でくたばってる俺を踏みつけながら去っていく……
とりあえず作戦成功だ、俺は死んだけど。