と、その時俺の部屋からあの天使が不機嫌そうに飛び出してくる。
「騒がしいです!エロボイスが聞けないじゃないですか!」
このエロ天使め、誰のせいで……
と、こんな俺のかませ犬みたいな死体を見てポンっと思いついたのか、
「ロリコンは犠牲となったのだ……犠牲の犠牲、その犠牲にな」
「全部犠牲じゃねぇかオイ」
キリッとして階段の上で言い放つエロゲ天使。
「郁葉ェ……」
自分で言うのもなんだけどとりあえず言っておこう、うん。
そんな俺は立ちあがって身体の状態を確認する……すげぇ、ケガしてねえよ俺。
天使はとことこと階段を下りると可愛らしい翼をぱたぱたさせる……見てるぶんにはめっちゃ可愛いんだけどなこのPTAの悪魔め。
「いてて……マジであんた何なんだ?PTAか?PTAなんだな?」
「PTA?いいえ、私はkh;h9^8nj*sの……あれ?」
急に天使の言葉がおかしくなる。
聞きとれない、というよりも耳がその言葉を受け付けないのだ……自分で言ってて意味わかんねぇや。
天使は困ったように何度か訳のわからない言葉を言うと、ようやく日本語を話す。
「もうめんどくさいですね日本語って……それでロリコンさん」
「郁葉です、ロリコンだけどロリコンじゃありません、いやロリコンだけど」
自分で言ってて悲しくなるのは人間の性か。
「では変態さん」
「もうそれでいいや」
そうですとも、私が変なロリコンです。
天使はにやりと微笑むと、きゅぷ。
「私と契約して(ry」
「させねえよ!?」