小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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昼ごはんを食い終わると、今日はクリームが非番であるために早速銃についての講習を訓練施設で開く事になった。
ちなみにお伴のテオ君は諜報部の奴らから情報を貰いに行くとかで参加していない。
週二回ほど開いているこの講習、実は扱いだけじゃなくて敵が銃を持っていた時の対処法なども教科に含まれるので、講習を受けにくる騎士はクリームだけに留まらないのだ。

今もクリームとなぜかミカを含めた十人程度が俺の講習を聞いている。



「……例えばそう言った状況下にある場合、サプレッサーの存在は必要不可欠だ」

俺はサプレッサーを付けたACR/AKをメモを取る皆に見せる。
言っちゃ何だが、ガチムチのおっさんと絶世の美女が必死にメモを取る姿はなんともシュールだ。

「ただサプレッサーは装着すると銃身が前方に寄るから狙いが難しくなるのに加えて弱装弾を使う場合は距離や威力が通常の物に較べて低くなるので注意する事。あと音を完全に消せる訳じゃないので注意」

「はぁーい質問です」

いつも暇つぶし程度に来るためにメモを取らないミカが手を上げる。

「はいそこの幼女」

「サプレッサーを付けると反動はどうなりますかぁ?」

最大限まで可愛い口調で尋ねるミカ。

「良い質問ですねぇ、ぶっちゃけちょっと減ったかなって感じる程度です」

某分かりやすい人の真似をする。
発射ガスが抑えられるので対物ライフルなんかは結構影響するが拳銃の場合はほとんど変わらないのだ。

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