小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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他の世界ではっちゃけているであろう他人の俺を想像する。

まぁそんな事ミカには関係ないのでとっとと話を進める。

「そこで我々天使が考えたのが素質のある人間と契約して、我々には対処しきれないトラブルを解決させるシステムです」

「どこのインキュベーターだよ」

だから私と契約して(ry とか言ってたのか……まぁ可愛い幼女となら契約なんていくらでもしてやるけど。


インキュベーターと言われたのが嫌だったのか、ミカはムスッとした表情で抗議した。

「私達はあんな身勝手な事はしません、それに私達がしているのはPKOと同じですよ」

PKO、つまり平和維持活動。
結局天使も人もやる事は変わらないのかねぇ……もういっそのこと萌えで洗脳すりゃ戦争なんて起きないのに。

「しかしだなぁ、俺がPKOに参加した所でなにかメリットはあるのか?俺はそんなにお人よしじゃありませんよ?」

しかしミカには何か考えがあるようで、ニヤッと不敵な笑みを浮かべて見せる。

「なんと今なら私がお伴天使として付いてきますっ!」

「よし、けいや……はっ!?そんなハニートラップに引っかかるとでも?甘かったなぁ兄弟!!!」

危ない危ない、あともうチョイで契約するとこだった、許さんぞこのロリ天使め!!!

だがミカにはまだ奥の手があるようだ、笑みを崩していない。


「ふっふっふ……いいんですかね?貴方、今私と契約しないと地獄に直行ですよ?」

「なん……だと?」

一体どういう事だ、俺はなにも罪なんか犯しちゃいねぇぞ!?


強いて言うならちょっと幼女をギリースーツで観察してたりそれを見てハァハァしてたりしただけだぞ。


「もう分かってるじゃないですか」

「あ、やっぱり?」


俺も罪深いなぁ。
おてんと様はロリコンを見張っているようです。

ていうか天使が脅すってどうなのよ?

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