「ほ〜れほれ、サッサと契約しちゃいなさいなロリコンくぅん?」
その勝ち誇ったような顔は天使であるはずなのにとてつもなく真っ黒だった。
俺は今、いろいろなもの(天国への切符とかわずかに残されたまともなプライドとかもう地獄行きでも構わないから今すぐこの娘をぺろぺろしちゃおうとか)をこの天使のような悪魔の手中に収められているのだった。
何も言い返せない俺はぐっと力の入った手を離し、のっそりとソファーに腰かけ、下を俯く。
ちくしょう……やるしかねぇのか……
「……お、俺を脅してんのか、本当の意味で」
「どう捉えて貰っても結構ですが、このままでは貴方は天国には行けませんよ?」
なんて腹黒い天使なんだ。
俺の好みの姿をして近づいて、颯爽と脅したてる。
こんなに可愛い洋ロリなのに。
そんなある種の絶望に心を痛める姿を見たミカは、軽々と俺の隣に腰かけると甘い言葉で囁いた。
「なにもため込む必要はありません、そのためのサポート天使ですから、ね?」
「え、それって」
「普通のカウンセリングですから、R-18じゃないですから変態」
耳元で甘い吐息を吐く彼女は想像以上にえっちかった。
でも、今の俺には拒否権はない。
この行為が脅迫めいた事の最終段階であると俺は考えた……
ていうかさ、もしかしてミカを寄越したのって俺にこういうことさせて罪を作るためじゃね!?うっわー天界きたねぇなオイ!!!