小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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俺はハンカチで血を拭きとる、実際痛い。

……さて、そろそろちょっとだけ真面目にいきますかな。

「ねえ、悪かったって!だからさ、ちょっとだけこっち向いて!」

ごめんごめんと頭を下げながら彼女の機嫌を取り戻す。
昔からこの娘はころころ心を変えるからなぁ……それがチャームポイントだわ。

「もう……なによ?」

なんだかんだで向いてくれるシェパードたんマジ天使。


俺はそんなシェパードたんにダイビングしてみる。
最後だから抱きついても逃げれば安心である、うん。

「うひょひょ!!!」

「いぎゃああああ!!?」


ダキッ!!!

俺は悲鳴を上げるシェパードに抱きつく……さらさらの髪が気持ちいいのぅ。
お、発展途上のおっぱうわなにをするやめ(ry

だがシェパードたん、なぜか動かない。

「ふにゃ〜……」

変な声をあげて真っ赤になって煙を出すだけだ……って、煙!?

「お、おいどうした!?」

ちょっとやりすぎたか?
まぁロリコンに抱きつかれたらそりゃ嫌がるよな。

俺はささっと、離れようとして……


ガシッ。


シェパードに抱きしめ返された……え?



「ちょ……」

「……ばか。ばか、バカバカバカバカバカ!!!!!!さば折りィイイイイイイイイ!!!!!!」


ボッキィイイイイイ!!!!!!


まさかのさば折り。

背中が折れる折れる折れる折れるぅうううう!!!!!!


「このバカァ!!!調子ん乗ってんじゃないわよ!!!むきぃいい!!!」

「ごぉああああああ!!!???しぬぅ、死んじゃうウうウう!!!!!!」




だけど。



これが終わったら、俺と彼女はもう会えない。



もう会えないのだ。

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