「ここは武器庫ですからね、他にもRPGからPKP、VSSまでいろいろ……西側のは無いのかしら」
ミカがVSSではなくAS VALを掴みあげる……ふ、にわかFPS厨め。
だがここにある武器はほとんど俺好みのものしかないぞ?天界ってんなら一番いいのとかないのか?アーチとか。
「しかしずいぶんと重火器が多いんだな。剣とか魔法の杖とか……そういうのは無いのか?」
とりあえずおなじみのAKを手に取ってみる……これは改良型のAKMか。
ちょっと、懐かしい。
「ここにある武器は貴方が武器と認定している物だけですからね。そのうち魔法の杖とかひのきの棒とか並びますよ」
「なんでひのきの棒なんだ?お前ちょっとなめすぎじゃね?」
こいつマジ小悪魔、そのうち俺好みに調教してやるからなえへへへへへうあアグネ(ry
どうやらあるのは武器だけでなく、アタッチメントや必要不可欠なアーマーやホルスター、バッグなどもあるようだ。
とりあえず迷彩服も捨てがたいが、今は着ているパーカーに合わせられるような装備にしよう、オシャレにね。
「貴方みたいなのがオシャレとかwwwって感じです」
「お前マジ覚えてろよ」
――数分後、武器庫――
と、まぁこんなやり取りをしながら一通り必要な物をそろえた訳だが……
「なぁ、そういやミカも一緒に着いてくるんだよな?」
「ええ、不本意ながら」
「おい……なら君も必要最低限の武装はいるだろ、ほら」
俺はロッカーからMP5K……ドイツ製の小型サブマシンガンを取り出してミカに渡す。
しかしお気に召さないのか、彼女は渡したMP5を真後ろにぶん投げて俺の脚を軽く小突いた。
「天使に人間の武器なんて要りませんよこのロリコン、なめてるんですか」
「……もうなんも言わねぇよ」
マジこの娘とやっていけるか不安で溜まんないや、おうふ。