小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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Cz75(チェスカー ゾブロヨフカ)は旧チェコスロバキアで開発された9mm口径のハンドガンだ。

どっかのシューティング協会の人曰く、これが45口径なら世界最高のコンバットピストルだと言わしめるほどにこの銃に対する評価は高い。

まず人間工学に基づいて開発された吸いつくようなグリップ、実戦向きのセイフティ、精度の高さ、そして何より装弾数の多さ……どれも戦地に赴く人間ならにやけてしまうような性能を誇るのだ。

今、手元にあるのは新型のSP-01というフルサイズのモデルで、近接戦闘用に銃剣が装着可能。
扱いは多少難しいが、厨二な武器ゆえに厨二な俺が使えば何とかなるだろう……ガンカタとか期待すんなよ?


「貴方ならてっきりガバメントを選ぶかと思ってました、Scarletとか厨二な刻印入った……」

「嫌いじゃないけどなんかいつも使ってる気がするから45口径はいいや……さてと、格闘武器を選ぶの忘れてた」


Cz75の銃剣だけじゃガチな剣とかは防ぐのはきついからな……つーか剣持ってる奴なんて真っ先にガリルの餌食にしますしおすし。

と、まぁこんなくだらないことを考えながら俺は鞘と小ぶりなナイフを手に取る。
タクティカルナイフと呼ばれるもので、握りやすいのが特徴である。

まぁこれだけでもクレイモアとかなんとかソード持った奴ら相手には……うむ。


そう考えた俺はショートブレード……手頃な大きさの刃物をロッカーから引っ張る。


「キタコレ」

そう言って掲げるのはククリナイフと呼ばれる特殊な形をした湾剣だ。


くの字の刃はナタのように分厚く、そして大きな力を入れずに目標を破壊するのに優れている。
まぁ厨二な感じだが実戦的である。


そしてもう一つ、俺は小型の斧を手にする……トマホークと呼ばれる投げ斧だ。

「ずいぶんアナログですね」

「いざって時に役立つよ、ステルスとかな」

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