もしかしたら死ぬかもしれないという考えが頭の中で、俺にブレーキをかけているのだ。
「……、情けねぇなおい」
ため息交じりに自分を嘲笑う。
あの人たちを助けたいはずなのに、俺は自分可愛さに動けないでいる。
どうすればいい?俺はどうすればいい?
迷った、俺は迷った。
迷った挙句、俺は息を荒らげながらガリルの銃口にサプレッサーを装着してマウントレールに4倍率のACOGスコープを取り付けた。
ちくしょう、俺は何のために来たんだ、救いに来たんだろ、ならやってやる、クソ、クソ!
やるなら徹底的に。
一人残らずあのクソ共を殺してやる。
今度は奴らが虐殺される番だ、クソッタレ。