小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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「あ……」


あまりの美しさに声が出ない。
特に俺の大好物である洋ロリだ、しかもこんなに素晴らしいとあっては……まさしく天使、いや女神。

幼女はだいたい10歳から12歳だろうか……いや12歳にしては発育がまだ宜しくない。
つまりは俺のストライクゾーン、幸せ。


「あれ?どうかしましたか、ロリコンさん?」

幼女が話しかけてくる、ななな何を返せばいいんだ!?
俺はシュミレーションじゃSランクの成績だが実戦はないんだよぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!???


とにかく何か返さなければ、フラグすら勃たん、いや立たん!!!


「Ah......Hello, what the hell are you doing?(こ、こんにちわ……何してんだこら?)」

「なんで英語なんですか?しかも凄く言葉づかい悪いですし」

いやぁ何でしょうね、緊張してきったなくなりました、てへぺろっ!おうぇええええええ……



ん?待てよ?なんでこの子はこんな所に居るんだ?それに何で俺がロリコンだって分かったんだ?
さらにおかしい事に、何でこの子はそのロリコンに話しかけるんだ……普通人を呼ぶだろ?


この子……まさかPTAの手先か!?クソ、俺とした事がッ!!!!!!


「あの……」

「うふふ、フゥーワッハッハッハ!!!!!!俺を誘惑しようとしても無駄だぞツルペタ幼女!!!俺をはめようったってそうはいかんぜ!!!」

俺は双眼鏡をそそくさ仕舞って自転車に飛び乗る。
そうと分かればスタコラサッサ。


「ちょっと、何処行っちゃうんですか〜?」

甘い声で俺を誘惑しようったってそうはいかん。


「今度はもっとうまくやるんだな!!!サラダバー、じゃなくてサラバダー!!!!!!」


チャリンチャリン。
この上なく厨二な事を吐いてペダルを漕ぐと、一気に坂を下った。





そんなこんなで一人取り残された幼女。

「……行っちゃった、変なの〜」


幼女は小さな翼をパタパタと動かすと、瞬時に翼を巨大化させて空へと飛び立った。





これが俺と、ちょっぴり小悪魔な天使様との出会いである。

-5-
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