「もしそれ以上倫理的に羨ま……けしからん事をしたら!!!」
カッ!!!とミカのガラス細工みたいな目が大きく見開かれる。
もしキャッキャウフフしたらどうなるのだろうか?
「したら……?」
恐る恐る尋ねる……もしかして強制地獄行きとか天使の権力最大限に使ったお仕置きじゃないだろうな?
だがミカの恐ろしい回答は俺やその他の人々の予想の斜め上をぶっちぎっていた。
「貴方のナウい息子を斬り落とします」
「おいちょっと待て、なんで金髪幼女がナウい息子とか言ってんだ歪みねぇな。ていうかマジそれだけは勘弁して下さい」
他のおっさんたちもドン引きしちゃってるじゃないかだらしねぇ……
つーか仮にも天使であるのにパンツ取られたら負けなレスリングとはどう考えても言えない競技を見ていて大丈夫なのか?
キリスト教はシェパードが大好きなBLは禁止ですよ〜。
と、俺達がそんな卑猥でだらしねぇ会話をしていると、
「あ、あの……」
ふと、見覚えのある少女が話しかけてきた。