「出来ればそうしてやりたいが、生憎そうもいかないのでな。……来い」
それだけ言うと隊長は部屋から出て行く……すげぇ強気だなオイ、これは単なるツンデレじゃない、なんか新しいジャンル開拓しないとなぁ。
「よし、じゃあ行こうかヒーロー君」
なんかやたら陽気に話しかけてくる騎士。
イケメン……だと?
ていうかかなり思い切り蹴っ飛ばしたんだが怪我とか大丈夫だろうか?
俺は立ちあがるとにこやかな笑顔で首を傾げるイケメン騎士を羨ましい一心で睨む。
こういう奴のせいで俺達は日陰でエロゲやギャルゲをやる事を……
「強いられているんだッ!!!!!!」
「え、なに!?なに!??」
一人混乱しているクソイケメンを放っておいて部屋を出る……あー隊長に罵られておにゃのこ成分補給しよ〜っとクソが。