小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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「テオ、無駄口を叩くな。貴様もだ、よそ者」


キッと隊長が俺とイケメンを睨む……テオっていうのかこいつ。

テオはへいへい、と軽口を叩くように答えるとムスッとしたように窓の外を眺める。
俺はそんな隊長のツンにハァハァしながらスッカスカのホルスターを触る。


「あんたら、俺の装備は返してくれるのか?」

万年不機嫌そうというか強がっていそうな隊長に尋ねてみる、まぁろくな回答なんざ期待してないんだけども。

隊長はこちらを一度ギロリと睨むとまた前を向き声を出す。


「今から返してやる。黙ってついて来い」

それだけ言うと彼女は無言で先程よりも早く歩く。
マジで俺は一体どこに連れて行かれるんだ?


俺は同じような表情を浮かべているテオを向き、
「いつもあんな感じなのか?」

「あんたが来てから特に酷い」


おおう……なんとなく原因は分かる。

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