小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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「これが結界……?」
真っ赤な背景じゃACOGの光学ドットが見辛くなるんだよなぁ、赤だから。 ypaaaaaaって意味じゃないよ?

ウルフィアスは大きく頷くとクレイモア並の大剣を懐の鞘から抜き出した。
あんなのにぶっ叩かれたらいくら結界で死なないって言っても相当痛い。 むしろ死ぬ方がマシじゃないか?


「手加減はいらん。全力で掛かって来い」


ウルフィアスの言葉を合図にクリームヒルデとテオ以外の騎士が剣を抜く。
皆ゴッツイ体格してる騎士ばっかりだ……ゲイパレスじゃねぇんだぞ。


俺は髪を掻き毟ってガリルを構える……即応態勢、という事である。

Cz75も準備万端、やってやる。


「おら、さっさと来いよガチムチ共」


挑発するように言うと、ウルフィアスはニカっと笑いでかい剣を片手で俺に向けた。

「かかれッ!!!!!!」


急遽凄まじい顔で命令すると、騎士が一斉に掛かって来た。
ガチムチ騎士たちが突っ込んでくる……これは恐ろしい光景だ。


手始めに先頭の8人をガリルで殲滅する。

マズルが八回火を噴くと、先頭の8人はうめき声をあげて倒れた。
出血していない所を見ると死んでいないようだな。


続いて第二派。

同じ手は通用しないみたいだ、銃弾を避けるように俺を包囲し出した。


ならこっちも手を変えてやる。


ガリルを投げ捨てるとホルスターからCz75とタクティカルナイフを取り出し、構える。

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