小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

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倒れたのと同時に俺を囲む騎士が二人、挟み撃ちにするように突っ込んでくる。
装備はそれぞれ剣と槍。

手始めに、間近の槍をCz75の銃剣で受け流してバランスを崩し、真後ろの剣を耐久性の高いナイフで受け止める。


槍をクリアしたことによりCz75を扱う右手が空く。
俺はそのまま剣を弾きバランスを崩した二人を「殺し」に掛かる。


まずは厄介な剣。


剣持ちのヘルムの視界確保用覗き穴に銃口を向け、ワントリガー。
頭を貫かれ仰向けに倒れる騎士。


「貴様ッ……!!!」


槍持ちが怒ったように槍を構える。

はっきり言って、こういう奴が一番楽であり難しい。


ダッと突っ込んでくる槍持ち。

俺は拳銃をしまい、今度はククリを取り出す。


ナイフとククリの二刀流。


「せいっ!!!」

槍の突きが迫る。


「怒るってのは単調だ」

言いながらククリを振り下ろし、槍を受け流す。

「強くなるか弱くなるか」

続けざまに左手のナイフが槍持ちの首を掻き切る。
生ぬるい液が飛び散らないのが不自然な代わりに、その感触はリアルだった。


「ステップ2、怒りは制御し利用しろ。 出来ねぇなら出しゃばんなボケ」


あと20人、サッサとぶっ殺す。

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