小説『超展開』
作者:Mr,後困る()

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勇者「この扉の奥に魔王が・・・」
女戦士(以下戦士)「長かったな」
女賢者(以下賢者)「さぁ、開けましょう勇者」
勇者「ああ」

扉を開ける勇者

魔王「良く来たな勇者」
勇者「ああ!死んだ母の仇とらせて貰う!」
魔王「・・・・・ふふふ」
戦士「何が可笑しい!!」
魔王「戦う前に貴様に真実を教えてやろう」
勇者「何だ、まさか!?」
魔王、自分の顔もといマスクを外し始める
勇者「!?・・・そんな・・・まさか・・・」
魔王「そう、私が貴様の母親だ」
戦士&賢者「な、何だってー!!!」
魔王「私が魔王という事は貴様も魔族!!さぁ共に世界征服を」
勇者「・・・・・貴様気付いていないのか?」
魔王「何?」
勇者、自分の髪の毛もとい鬘を外すそして金髪の下から黒髪が現れた
魔王「な・・・貴様・・・何者だ!?」
勇者「先代勇者の息子です」
戦士&勇者「な、何だってー!!」
勇者「貴様の動向を知る為に貴様の息子に変装して早10年
貴様を打つ時が来た!覚悟!なっ!何故だ!体が動かない」
魔王「貴様の食事に毒を入れていたのさ!さて貴様を殺す、な!私も動けない」
勇者「ははは、貴様にも毒を盛っんだ!後は仲間に任せれば!」
魔王「残念だな、そう来ると思って解毒しておいた!しまった解毒剤の副作用で全身麻痺」
勇者「そう来ると思ってお前の料理全部吐いたし、しまった空腹で動けない」
「ふふ、俺の出番だな!!」
全員「誰だ!?」
王「俺だ!」
魔王以外全員「王様!?」
魔王「あんた・・・何故ここに!!!」
王「お前とやり直したいんだ!!!」
戦士「!?」
魔王「無理だ」
王「何故だ!?」
魔王「性癖がキモすぎる、それに・・・」
王「それに?」
魔王「私は勇者を愛してる!!」
勇者「!?」
戦士「な、何言ってんだお前!?」
魔王「常識的に考えろ、何所に実の息子を間違う母親が居る?
そしてその入れ替わった子供を殺さない理由はただ一つ
男性として愛してしまった時だけだ!」
賢者「何時から愛し始めたの?」
魔王「出会ったその日から」
賢者「子供の時から!?」
魔王「愛に年齢は関係無い!!」
勇者「違うな」
魔王「な、勇者貴様私の愛を否定するのか!?」
戦士「勇者は私の恋人なんだよ、な勇者」
賢者「違うよ、私の婚約者です、ね勇者」
王「魔王よ貴様は私と付き合うべきだ」
勇者「お前ら、全員間違ってるよ!!まず戦士!!貴様妄想も大概にしろ!そして賢者!貴様との婚約は破棄する!!」
戦士「え・・・だって、最初の酒場で男の方じゃなくて私選んだのは好きだからでしょ?」
賢者「破棄って・・・何で・・・貴方半分意識なかったけどノリノリじゃなかったの・・・」
勇者「そして王様!!!貴様に魔王と付き合う資格は無い!!」
王「な、何だと!!!」
勇者「最後に魔王、愛に年齢は関係ないが違う、愛にはな少なくても俺とお前の愛には障害なんて無い!!」
王「え・・・」
戦士「勇者・・・?」
賢者「それってまさか・・・・・」
魔王「プロボーズ・・・?」
勇者「お前と一緒に居た時何故お前を殺さなかったか分かるな?」
魔王「・・・・・私の事が・・・好き・・・だったから?」
勇者「違う、好きじゃなくて愛してる、だ」
王「認めん!!認めんぞ!!」
戦士「ははは・・・まおーにせんのーされちゃったんだよね、ゆうしゃぁ」
賢者「・・・魔王潰す」
勇者「じゃあ魔王こいつら殺そう!!夫婦最初の共同作業だ!!」
魔王「・・・・・うん!!」


以降彼らの姿はあちこちで目撃されたがいずれも口喧嘩をしていたという・・・

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