小説『プリキュアオールスターズ 出現!最強のプリキュア 』
作者:クラウダ()

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戦闘後編その3 5gogo&S☆S組編

最終形態であるカンゼンゴーカイオー擬きと化した巨人擬き。しかし、こちらにはパイレーツが召喚したプリキュアと共闘して対抗しようとしていた。

PDドリーム「行くわよ、皆。全員で怪物を倒しましょ」
ブライト「最終形態が相手なんだし、気合を入れないと」
ウィンディ「そうね」

カンゼン擬きに対峙するプリキュア達。先に仕掛けたのはカンゼン擬きだった。カンゼンのタイヤを使った突進が襲ってくるが、ドリーム達は必至に避ける。

ローズ「速い上にこの巨体。当たればひとたまりもないわ」
ドリーム「でも、タイヤさえ何とかすれば、きっと勝てるよ」
ローズ「それはそうだけど、どうやって狙うの?」
PDドリーム「ここは私に任せなさい」

そういうとDドリームはDレモネードとDアクアにアイコンタクトをかけた。するとDレモネードは脚から三日月のエネルギー弾、ダークネスフラッシュを放ちタイヤに当てた。そして、それをDアクアは手に持った長剣でタイヤを斬り付け、タイヤをパンクした。これによってカンゼン擬きは転倒した。Dドリームの戦法を見てルージュは感心した。

ルージュ「タイヤに攻撃して転倒とはやりますね」
アクア「でも、油断はしないで」

倒れたカンゼン擬きは立ち上がり、今度は左手の指から大量のミサイルが放ってきた。

PDドリーム「大量のミサイルか。ならば」

その様子を見たDドリームは満と薫にアイコンタクトをかけ、風と光弾で大量のミサイルを打ち落とした。しかし、撃ちもらされたミサイルがブライト達を襲おうとしていた。

ブライト「撃ちもらしたミサイルがこっちに来るよ」
ウィンディ「大丈夫よブライト。ここは私に任せて」

するとウィンディは風の壁でミサイルを受け止めた。そして、それを球状に包み込まれ、巨大な空気弾に変えた。

ウィンディ「ミサイル込みの空気弾よ!受け取りなさい!」

その空気弾をカンゼン擬きに当てた、それを見たブライトは

ブライト「追撃よ!光よ!」

光弾を放ち、空気弾に当てさせ、空気弾に入っていたミサイルを爆破し、大ダメージを与え、一時的に動かなくした。

PDドリーム「いい攻撃ね」

感心するDドリーム。しかし、カンゼン擬きもただではやられなかった。今度は右手のドリルが襲おうとしていた。しかし、慌てる様子はなかった。今度はDルージュとDミントにアイコンタクトをかけ、火炎攻撃、ダークネスファイアーとエネルギー攻撃、ダークネススプレッドを放ち、ドリルの威力を弱めた。そこへ

PDドリーム「プリキュア・ダークネスショット!」

闇の光弾でドリルを破壊した。攻撃をしのいだドリーム達だが、カンゼン擬きは取って置きの攻撃のロケットパンチ、ゴーカイカンゼンバーストを射出し、ドリーム達を襲おうとしていた。それを見たレモネードは。

レモネード「焼け石に水になりますが。これで速度と威力を落とします。プリキュア・レモネードフラッシュ!」

レモネードの掌から無数の光の蝶を放ち、速度と威力を落とす事を試みたが、あまりのでかさの為、速度は落ちていなかった。

PDドリーム「一人では無理だが、協力すれば」

そこへS☆S組とダークプリキュア5が飛び道具を放ち、速度と威力をかなり落とした。速度を落としたロケットパンチはミントに迫るが

ミント「プリキュア・ミントプロテクション!」

緑の全方位バリアで防ぎ、ロケットパンチを上空へ弾いた。ロケットパンチはカンゼン擬きの左手に戻る。

PDドリーム「まだやるつもりだけど、そうは行かないわ。合体技を使うわ」

そういうとダークドリームの周りにダークルージュ、ダークレモネード、ダークミント、ダークアクアが集まり、そして、ダークプリキュア5の掌に闇のエネルギーが集まる。

PDドリーム「これがダークプリキュア5の合体技。プリキュア・ダークネスエクスプロージョン!」

ダークプリキュア5の掌から五つの闇の光弾が放ち、その五つの光弾は一つの巨大球になり、カンゼン擬きを襲う。カンゼン擬きはゴーカイカンゼンバーストを放つが、巨大球のパワーに耐え切れず破壊。そしてカンゼン擬きに大ダメージを与えて動けなくした。

PDドリーム「貴方達、止めは任せるわ。もう動けないから」

Dドリームの言葉を聞いたブライトは必殺技の準備に入った。

ウィンディ「待ってブライト。満さんと薫さんがいますし、どうせならアレをやりましょ」
ブライト「そうだね。意思がないとはいえ、満と薫がいるみたいだし、やろうウィンディ」

そういうとブライトはブルーム、ウィンディはイーグレットに姿を変え、満と薫の所へ行った

イーグレット「精霊の光よ!命の輝きよ!」
ブルーム「希望へ導け!全ての心!」
S☆S組「プリキュア・スパイラル・ハート・スプラッシュスター!」

台詞を言いつつ精霊の光を集め、四人同時に手を突き出し光を放った。
それを見たドリームも必殺技の体制に入る。

ドリーム「私達も行こう。最後まで決めないと」
ローズ「それもそうね」
アクア「だったら、これが必要ね」

そして、アクアは自分が持っていた4本のフルーレをドリーム、ルージュ、レモネード、ミントに渡した。そして、必殺技の体勢に入る。

ドリーム「5つの光に!」
ルージュ・レモネード・ミント・アクア「勇気をのせて!」
GoGo組「プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョン!」

そして、一歩踏み込み突きの姿勢をとった後、フルーレから五色の薔薇が召喚し、その五色の薔薇が融合後、巨大な虹色の薔薇になってカンゼン擬きに放った。

そして、ローズはナッツから王の力を受けミルキィミラーを受け取った後、必殺技の体勢に入る。

ローズ「邪悪な力を包み込む、煌くバラを咲かせましょう! ミルキィローズ・メタル・ブリザード!」

決め台詞と同時に鉄紺色の薔薇吹雪を放った。まず、精霊の光がカンゼン擬きに命中し、次に薔薇吹雪が敵の方に集まり大きな鉄紺色の薔薇に包み込まれ、最後に虹色の薔薇がカンゼン擬きを押し潰した。押し潰したカンゼン擬きは元の海賊船の模型、ジェット機、トレーラー、レースカー、潜水艦、ドラゴンの模型、パトカー、ライオンの模型、侍人形、忍者装束、恐竜の模型、フォーミュラーカーに戻った

敵が居なくなったので、変身を解除するドリーム達とブルーム達。そして、召喚したプリキュア達は光に戻って消えていった。

のぞみ「ありがとうパイレーツ。私を助けてくれて」
パイレーツ「礼はいいわ」
りん「そんなはずはないですよ。パイレーツがいなかったらのぞみがどうなっていたのかわかんなかったし」
パイレーツ「確かにそうね。でも、貴方達自分を卑下しなくても言いわ。私は当たり前のことをしたんだから。それより貴方達には一つ言いたい事があるの」
うらら「言いたい事ですか?」
こまち「何かしら?」
パイレーツ「貴方達は近い内に400年前に消えた悪夢と戦う事になる」
咲「400年前の悪夢?」
舞「何の事なの?」
パイレーツ「今は現れないが、時がたてば現れるわ。その事はラブや響にも伝えているから」
かれん「えっ、貴方、ラブや響に会ったの?」
パイレーツ「そうよ。既に言いたい事を言ってあるから」
くるみ「驚いたわね。まさか、ラブや響に会っているなんて」
パイレーツ「言いたいことはそれだけよ。それじゃ」

そういうとパイレーツはのぞみ達とは反対方向へ立ち去ろうとするが

のぞみ「パイレーツ、またどこかで会えるの?」
パイレーツ「会えるわ。その時は他のプリキュアと一緒になる時に出会うわ」

そういってパイレーツは去った。そして浄化した物を見てこれからの事を考えていた。

ナッツ「これからどうするナツか?」
ココ「浄化した物は警察に任せて、一度集合場所の広場へ行くココ」
のぞみ「そうだね。ラブちゃんや響ちゃんの事も気になるし」
咲「後はなぎさ達とつぼみ達だね。多分、広場へ来てるかもしれないし」
シロップ「その通りロプ」
くるみ「シロップ、あんた飛べるの?」
シロップ「大丈夫ロプ。休んだおかげで飛べるロプ」
のぞみ「シロップがまた飛べるようになったし、一度広場へ行こう」

そして、のぞみ達はシロップに乗り、一路広場へ向かった。その様子を藍色の美女が見ていた。

???「この世界、何かあるようね」

そして、藍色の美女は広場へバイクを走らせた。

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