小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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さてトモさんと付き合うことになって数日。

変わったことは特にはなかった。

[彼氏がさみしくてショボーンしてるぞ。]

こんなメールがくるようになったが。

「バッカじゃないの……。」

と言いながらニヤけてしまうハルカだった。

そんなある日の昼休み。

ハルカは一人でお弁当を広げていた。

いつも一緒に食べている数少ない友達は、今日は欠席らしい。

どこか浮かない顔でハルカはウィンナーをつついた。

そんなとき、ケータイが震える。

見るとトモさんからだった。

[昼休みか?]

ちょうど話相手がほしかった。

ハルカはすぐに返信した。

[はい、友達もいないので一人寂しくご飯でーす。]

[今日何時に終わるんだ?]

[今日は3時に終わる予定ですよ。]

[よかったら帰りこっち寄らないか?]

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