小説『少年は職員のようです』
作者:ビタミンふぁいぶ()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

前回のダイジェスト


今回をシリアルに!!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

生まれてこの方シリアスなんて書いたことありません!!



おふざけをした翌日
ドラゴンちゃんに食われそうになった仕返しをするためにドラゴンちゃん
の寝床まで来ていた

ドラゴンちゃんが寝床で威厳ある座り方をしていた
仕返しできねーじゃねーか
仕方ない違う方法でからかうか

「ドラゴンちゃん、仕返しが怖くて夜も眠れないですカー(笑)」
「・・・・・・・・・・・」
おかしいなぁ
何時もはこんなこといったらぶち切れるのに

「ドラゴンちゃんもしかして図星?
図星だから黙っちゃってんでしょ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

本当におかしい
なんで反応がないんだ?

「ドラゴンちゃん?人のはなs「なぁ、ユー」
「な、なに?」
「お前、きずいてるだろ」
「な、何のこと?」
「無理しなくていい、お前があんなにイタズラをするようになったのは
我が決心したときだったからな」
「だから、なんのことだっていってんだろ!!!」





怖い
聞くのが怖い
ドラゴンちゃんが口を動かすごとに
耳をふさぎたくなる衝動に駆られる

「思えばあの行動も我を引き止めるためだったのだろう」
「何のことだよ。あれはおふざけのつもりでやっただけだ」





声が震える

ドラゴンちゃんはきずいてしまった
きずかせないようにしてたのに

「我は行かなければならないのだ
だから「言うなっ!!」
「それ以上言うな!!」
それ以上言ったら
「我はこの地から出る」






・・・・・・言われてしまった
ドラゴンちゃんが自分から出るといった
どうやったら引き止められる?
どうしたら?どうしたら?どうしたら?

「ドラゴンちゃん、こんな小さな子供を森へ置いていくき?」
「心配入らない、そのために鍛えてきたのだ
それに森がだめなら町の近くまで送ればいい」

「ならっ「もういいだろう、ユーよ」
「我はもういくと決めたんだ
笑って見送ってくれはしないか?
なぁ、ユーよ」


そういわれた瞬間







全てを悟った









もう引き止めるのは無理だと分かった
なら・・・・





















笑って、見送ろうではないか



俺とドラゴンちゃんらしく
最後は笑って見送ろうではないか

「ああ、そうだな
そうだよなぁ
ドラゴンちゃんには俺の笑みがなければ
どこにもいけないからな」
「ああ、そうだな」










「いってらっしゃい、トリシューラ」
「いってくる、ユー・トリシューラ」







俺たちは笑顔で分かれたのだ








影が見えなくなるまで見送る
まだだろうか
あと少し
あと少し我慢すればいいのだ
そうすれば・・・・・





誰にも見られずに泣ける


影が完全に見えなくなる
目から一気に涙が出てくる
壊れた水道のように
どれだけとめようとしてもあふれ出てくる
何度も何度も手でぬぐっていた

「ふぐっ、ヒグッ、ズッヒック
クウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


声が漏れてしまう
ドラゴンちゃんがいない今
俺がほかの動物に見つかったら
今のままでは死んでしまう
明日になったらドラゴンちゃんがいるかもしれない
今日は寝よう
もしかするとこれは夢かもしれない
明日ここを確認しよう
そう思って寝た

いや、




そう思わないと寝ることすら出来なかった






























次の日

朝起きた瞬間
すぐにドラゴンちゃんの寝床にいった
走って走って走って走って
そのときだけいつもはすぐ着く一本道がとてつもなく長く見えた
早くドラゴンちゃんがいるか確かめたい
早く早く早く早く
そう思っていると寝床が見えた
いつもと代わらない場所
ドラゴンちゃんがいるような気がした
そう思い、寝床の中に入ると



















ドラゴンちゃんはどこにも見当たらなかった













ああ、昨日のあれは夢じゃなかったんだって
現実に戻ってきた気がした
今までのことが思い出になっていた
昨日まで楽しい毎日が
今日から楽しかった毎日になってしまった
見知らぬ森でたった一人の親友
その存在がいなくなったこの森は親友と暮らす場所ではなく
暮らしていた場所になった

ドラゴンちゃんと過ごしてきた俺は
この孤独がとてつもない重圧だった
一人になるとこのドラゴンが入る寝床も
薄暗く気味の悪い場所だ


そう思うと涙がまたあふれる
今は朝だ
危険な動物はいないから何しようが大丈夫だ
これもドラゴンちゃんが教えてくれたことだ

何してもいいなら
声を上げて泣いていいのだろうか
大声で泣き叫んでもいいだろうか
そうすれば少しはすっきりすると思うから
これからどうするか考えがまとまると思うから

今は――――――――――――――








思いっきり泣き叫ぼう




「ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」









泣いていると変な気分になってきた
頭の中がぐちゃぐちゃになっていく
なぜか楽しくなってきた
笑がこみ上げてくる



「はっははは、ははははははははははははははは」


笑いがとまらない
不思議と悲しいなんて感情はわいてこなかった



―――――――泣かなくていいならこれでいいや






薄気味悪い大きな部屋には
心の奥が壊れた少年と床に落ちている竜の鱗で出来たバンダナしかなかった


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


シリアスしゅうりょー
あ〜だるい
これでユーがぶっ壊れたたから書きやすくなるぜぇ

次回 闇ギルドさんご愁傷さまです!!

-3-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




FAIRY TAIL(30) (講談社コミックス)
新品 \440
中古 \1
(参考価格:\440)