小説『FAIRY TAIL 樹の滅竜魔道士』
作者:もっちー()

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第五話  悪魔


「あそこだ!あの町に爺どもがいる。」


ギルドマスターが定例会をして集まっているクローバーの町が視界に入るとエリゴールは顔をにやけさせる。


「見ーつけた。」


「!?」


突如として現れたカレンの姿にエリゴールは驚愕し反応が遅れ列車のレールの上に叩き落される。


「貴様どうやって魔風壁から出てきやがった!?」


「足りない足りないな足りないぞ足りない足りないって足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足

りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りな

いよ。」


「(なんだこいつはさっきとは別人じゃねえか!?それになんだあの仮面は魔具の一種か何かか、見たことないぞあんなの。それにこの魔

力は一体...)」


「あんな魔法じゃ足りないよー、もっとすごいの無いの?」


カレンの仮面が不気味に笑いエリゴールに恐怖を与える。


「てめえはここで殺す!」



「ストームブリンガー!!」



エリゴールの魔法はカレンに直撃する。


「残念だな君じゃ満たされないよ、ならもういらないよね?」


「俺の魔法が聞かないだと!?そんな馬鹿な事はないはず...」



「絶園 百花繚乱・柘榴」



エリゴールは回避が間に合わず直撃する。


「ぐはっ!バケモノめ」


エリゴールはそう言うと気絶した。カレンはその『バケモノ』という言葉を聞き肩がピクリと反応する。


「・・・」


「おーいカレン!!」


その時ナツとハッピーがカレンに追いつく。


「エリゴールはもう倒したのか!?」


「カレンその仮面はどうしたの?」


「ナツ・ドラグニル君は僕をみt『くっ!?』」


カレンは急に苦しそうに胸を押さえる。


「カレン!どうしたどこかやられたか?」


「こっち来ないで・・・」


カレンは苦しさのあまり膝を折り体をうずめている。


「何言ってんだ早く治療しねえと!」


「そうだよ!」


「おーいナツ―!」


魔道四輪車で移動してきたエルザたちと合流した。


「カレン!とりあえずクローバーの町まで急ぐぞ!」


「分かった!」


魔道四輪車を使い急いでクローバーの町に急ぐ。


『どいつもこいつも使えねえな。』


「えっ!?笛が喋った!?」


『もう我慢できん、わし自ら食らってやろう。』


ララバイの笛はどんどん大きくなっていく。


「降りろ!!」


全員魔道四輪を飛び出す。(ちなみにカレンはグレイが担いでいます。)


「何これ!?」


「こんなのありかよ!?」


「でけえ!」


「これがララバイの真の姿か!?」


『貴様らの魂をいただく!』


「お前うまそうだな」


グレイの背中におんぶされているカレンが低い声で言う。
その声を聞きエルザたちに悪寒が走るだがそれを感じたのはララバイも一緒だった。


「おろして」


「ああ」


「君は今日のメインディッシュに決定」「前菜たちが悪すぎたせいで満たされないんだよ」


『貴様!人間ごときが戯言を』


カレンのつけている仮面は口の部分が大きく開き、ララバイに向かってものすごいスピードで真っすぐ飛んでいきララバイにぶつかった瞬




『なんだと!?』


ララバイの四分の一が無くなる。


カレンはむしゃむしゃと食べている。


ゴクリ


「まずっ!!」


「まずいんかい!」


ルーシィに盛大に突っ込まれる。


バリっ


「もう少し眠るか・・・」


カレンはそう言うと仮面が地面に落ち砕け散る。


「カレン!」


エルザが倒れそうなカレンを抱きかかえる。


「ナツやグレイたちには見られたかったのにな・・・」


「カレン・・・」


カレンの目からは涙が溢れていた。


『貴様らまとめて食ってやる!』


ララバイの頭上に巨大な魔法陣が展開される。


「おい!そこのでくの坊、お前は俺が倒す!」


「カレンを頼む」


エルザはカレンをルーシィに預ける。


「行くぞ!」


「燃えてきたぞ!」


「いっちょ頑張るか!」


ナツ、エルザ、グレイはララバイに挑む。


「換装、天輪の鎧」


「アイスメイク・ランス」


「火竜の鉄拳」


「すごい連携!」


ルーシィはカレンを横にして頭を膝の上においてナツたちを見守る。


「私も戦わなきゃ」


「ダメよカレン!」


「ごめん・・・でもただ黙って見ているのはもう嫌なの。」

ルーシィには止めることはできなかった。カレンは笑っていたのだ、その眼には悲しみ秘めていたが決して揺るがない決意があったから


そしてカレンは走り出す。


「滅竜槍」


「カレン!?」


「大丈夫、一気に行くよ!」


「無茶だけはすんなよ」


「アイスメイク・ソーサー」


グレイはそう言うと魔法を放つ。


「換装、黒羽の鎧」


エルザは斬撃を強める黒羽の鎧に換装し切りつける。


ララバイがひるむと・・・


「行くよナツ!」


「おお!」






「森羅万象・神威!!」「火竜の煌炎!!」






二人の技が一斉に決まる。


「やったー!!」


ルーシィが真っ先に立ち上がり喜ぶ。


「どうじゃ!これが家のギルドじゃすごいじゃろ!」


離れたところから見ていたギルドマスターたちに自慢するのはフェアリーテイルギルドマスターマカロフ


「だがなあー、マカロフ・・・」


そこに口を挟んだのは四つ首の番犬のギルドマスターゴールドマイン


「やりすぎだ」


定例会のの会場どころかあたり一帯がめちゃくちゃである。


「そう?元気があっていいわよ。」


青い天馬のギルドマスターボブが話に加わる。


「マカロフは悩みの種が増えたんじゃねえか」


ガーン


マカロフは顎が外れるくらいショックを受ける。


「これで一件落着だね。」


「ルーシィ何もしてないじゃんw」


「だまれこのネコ科動物!」


「みんなギルド帰ろう!」


「うん!」


「ああ」


「あー疲れた」


「腹減った帰ったら飯にしようぜ!」


「あい!おいらも腹ペコだよ!」


そしてカレンたちはギルドへの帰路に着く。


〜あとがき〜

次回は番外編にしたいのですが未定です。

すいません<m(__)m>

ご要望があればコメントください。

-5-
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