小説『 ONE PIECE 〜青天の大嵐〜 』
作者:じの字()

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”ヨミヨミ”


「うん?」

僕は何もない真っ白い部屋でいすに座った状態で目が覚めた。

あれ?なんでここに座ってるんだろう。僕は


死ンダノダカラ。


「!?」


いきなり頭の中で声が響いた。何?

アア慌テナクテモイイヨ。

再度声が響く。だれが話しているのだろう?

ボク?ボクハ神様ッテヨバレテルヨ。

「神様!?」

ソウダヨ。

「え?じゃあここは死後の世界?」

ソウイウコトニナルネ。

「僕は本当に死んじまったのか?」

ソウダヨ。間違ナクキミハ死ンダ。車ニヒカレテネ。

「そんな!僕は父さんと母さんのために一流大学に入ってちゃんと就職しなきゃいけないんだ!!さっきのこと謝らないといけないんだ!!」

ホントニ?デモ、君ノ大切ナ本ヲ焼イテシマッタノハ誰ダイ?

「え?」

君ガ死ンデシマウ要因ニナッタノハ誰ダイ?

僕は何も言えなくなってしまった。今まで疑問に思ってこなかったけどなんでぼくはあの人たちの言う事を聞いてきたんだろうか。親だから?分からない。

すると、何も言えなくなった僕にまた声が響いた。

何モイエナクナッテシマッタネ。キミニトッテアノ人達ハボクノヨウナソンザイダッタンダロウネ。

「でも父さんと母さんは」

すると、声はため息をついた後、悲しそうな声で言った。

悲シイナア。君ニハ自分ノ価値観ッテイウモノガナインダネ。君ノモッテイルモノハスベテオトーサントオカーサンノウケウリダネ。

「そんな!!こと・・・は・・。」

アルヨ。ダカラ、コノママ君ヲ輪廻ノ輪ニ戻スノハ僕トシテハ心苦シインダ。

「どういうこと?」

キミヲ転生サセテアゲヨウト思ッテネ。

(!?)

キミハ自分シカデキナイ生キ方ガデキナカッタ。ダカラ今度ハ自分シカデキナイ生キ方ヲスルンダ。ア、コレモウ強制ダカラ。

「転生するってどこへ!?」

数多アル世界デモットモ自由ナ場所”ONE PIECE”ノ世界サ。

「本当!?」

デモ、トリアエズキミノ生マレル場所ハハッキリ言ッテカナリヤバイ場所ダカラ。

「ちょ、ちょっと待って、”ONE PIECE”って気を抜いたらすぐに死んじゃう所だよね?なのに、そんな危険な場所だったら僕すぐ死んじゃうよ!!・・そうだ!何かしらの転生者特典を」

ソンナノアリマセン。ソンジャーガンバッテネー 

ガコン

「なんでだーーーー!!!」

このとき、うっすらと初めてツッコミをいれたなぁ、と思った。

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どうも、じの字です。

ONE PIECE二次創作、青天の大嵐閲覧いただきありがとうございます。

さて、わきあがるONE PIECEへのリビトーを抑えきれずに作ってしまいましたが、作ったからにはオリ主を暴れまくらせたいと思います。頑張って書いていきます。

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