小説『魔法少女リリカルなのは 〜自由気ままな転生者〜』
作者:レムルス()

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 プロローグ


俺の名前は西条 悠(さいじょう ゆう)。 大学2年生だ。 


早速だが今俺は白い空間の中にいる。どうしてこうなったのか聞いてくれ。 ちなみに聞かないって選択指は聞く気はない。


[少し前]


「あぁ〜 めんどくせぇ〜。てかだるい。」


俺はそんな事を言いながら大学からの帰り道を歩いていた。 そして横断歩道を真ん中辺りまで渡った時、遠くからトラックが近づいてくるのが見えた。・・・とんでもない速度で。


あれはやばい。 そう思った俺はすぐに逃げようとした。しかしその時、突然体が動かなくなった。 


そのまま俺はトラックに跳ねられた。


[回想終了]


・・・はずだった。 
しかし、気が付いたら見たこともない白い空間。 いったい何なんだこれ。 


「ようやく気が付いた様じゃの。」


そんな声が聞こえ振り向くとそこには白い服を着て白い髭をたくわえた爺さんがたっていた・・・


「誰? 爺さん?」


そう問いかけると爺さんはニヤリと笑い、


「神。悪魔。邪神。勇者。化m「は〜い。蜘蛛の化物は退場ね〜」ちょっ、酷くない」


「で?あんた誰?」


そう言うと爺さんは、


「儂は神じゃ。」


そう答えた。


「まあ、自分の事を神だって言う所に関しては全く信じられないとして、爺さんはなんの用?」


「なんじゃ、疑うというのか?」


「爺さんの前に突然神を名乗る人物が現れたとして、爺さんはそれを信じる?」


「・・・信じる訳が無い」


「ま、そうでしょ?んで、何の用?自称神?」


そう問いかけると、自称神は、


「ちょっ、その自称神というのは・・・まあ良い。実はかくかくしかじかと言う訳なんじゃ」


と言ってきた。


内容を要約すると、


・自分のミスで俺が死んでしまった。
・お詫びとして特典付きで転生して貰いたい。


との事。


「ふぅ〜ん。そうなんだ。ありがと。爺さん。」


「ちょっと待て。なぜお主が例を言うのじゃ。」


答えると爺さんから疑問が帰ってくる。それに俺はこう答えた。


「いや、幾ら自称だとしても神様がミスをするぐらいならそれは俺の運命じゃん。なのにもう一度生かしてくれるならありがたいな〜〜って思ってさ。」


「変わったやつじゃの。まあいい。それで、特典はどうするのじゃ?」


その問いに俺は、


「ん〜〜いらない。」と答えた。


すると神は、突然、「そうはいかないんじゃよ。まぁ、こっちで特典は付けさせて貰う。」


そう言い、地面に足を打ち付ける。すると、俺の下の地面に穴があく。


「ちょっ、特典いらないっていったじゃん。つーか何!この穴!自称神ぃぃぃぃ〜!!てめっ、覚えてろよ!」


そう言いながら俺は落ちていった。


ー神sideー


全く、特典を欲しがらないなぞ、無欲にも程がある。

前に来た奴なぞ散々文句をつけた挙げ句特典を増やせとか言ってきたのに。


まあ面白そうな奴じゃったし、先に行った馬鹿に殺されてもあれじゃし、どれ、チート能力をつけてやるかの。


「ふむ、どんな特典をつけてやるか・・・そうじゃ!この前読んだあの小説から、この能力とこの能力、そう言えば転生先は「リリカルなのは」じゃったのう。よし、おまけにこの能力とデバイスを付けてやろう。」


神はしばらく何か書いていたが、書き終えたのか立ち上がり、どこかへ去っていく。残された紙にはこんな事が書いてあった。



西条 悠  転生特典
・「寂しがりの悪魔」及びそれを喰らった人間の全能力。
・「忘却欠片(ルールフラグメ)」創造能力。
・「伝勇伝」の全魔法の構成・起動方法及び改造法。


・・・これだけあれば十分じゃろ。あやつがどんな人生を送るのか楽しみじゃわい。


神・・・・オーディンはそう思いながらニヤニヤとわらっていた。


・・・余談ではあるが、この時のオーディンの姿を他の神達が見て、かなりの勢いで引き、毎年恒例、「今年のモテる神決定戦」において、順位が酷く下がり、本人は暫く落ち込んだそうだ。


ー神side終了ー

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