小説『魔法少女リリカルなのは 〜自由気ままな転生者〜』
作者:レムルス()

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第24話



先生に会ってから数週間後、


「これは・・・結界?」


「そのようですね。どうしますか?ユウ。」


突然結界に巻き込まれました。ってか迷惑を考えろよ。


「ん?まぁ何もしなくても良いんじゃね?」


「そうですが、一応状況把握はしておきましょう。何があるか分からないのですから。」


そう言いながらシュテルは眼を発動させる。


「これは・・・対象のみを閉じ込める結界ですか。外にある魔力反応2つが対象だとして、何故私達は?」


「あ〜、あれだ。俺がこの家に張った結界は、外からの魔法を無効化するやつだから、それの影響を受けてんじゃない?」


それにシュテルは呆れた様な顔になる。


「あの結界ですか。今回はそれが仇になりましたね。」


「うっ、そりゃそうだけどさ・・・あ、魔力反応は八神とリィンフォースだな。んで、八神の方に魔力反応、オーバーS以上が四人、リィンフォースの方に二人向かってるな。どうする?」


「何をですか?」


シュテルは分からないかのように聞き返してくる。


「いや、助けに行きたそうな顔してるからさ。どうしたい?」


「・・・助けに行こうと思います。彼女達はちょっとした知り合いなので。」


「んじゃ、行くか。シュテルはリィンフォースの方に行って。俺は八神の方に行くから。」


「・・・ユウも来るんですか?」


シュテルはそう言う。まぁ、そりゃ、


「友達がやりたいって言ったことだし、一人じゃ難しいだろ?遠慮しないで友達に頼れって。」


「ありがとうございます。それでは行きましょう。ユウ。」


そう言ってシュテルはリィンフォースの方へと飛んでいく。俺も、それを見てから、


「んじゃ、行くか。」


セットアップして八神の方に向かって行った。







「おらっ!」


「かはっ!」


八神の所へ着くと、八神が、地面に叩き付けられていた。


更に砲撃を放とうと3人がデバイスに魔力をためる。

砲撃が撃たれた直後、俺は射線上に入り砲撃を剣を振って弾き飛ばす。


「なっ!」


「三人同時の砲撃魔法を魔法も使わずに!?」


「初めまして。君達に恨みはないんだけど、少し気絶しててもらうよ。」


そう言って相手に近づき、剣で切る。


「はい、一人目〜。」


言いながら此方に向かってきた一人を掴み、もう一人の方に投げる。もう一人も避けきれずに当たって、一ヶ所に固まる。


そこに向かって、少し改良した高町の砲撃魔法を放つ。


「ディバインバスターっと。」


それに当たった二人は墜ちていく。


「はい、あとは君一人だ。どうする?逃げても良いよ。僕は止めない。」


つーか楽だから逃げてくれればいいなぁ。


そんな願いも空しく、最後の一人も此方に向かって来る。俺は、はぁ、とため息をついて言う。


「結局か。ま、いいや。どうせ終わったし。」


そう言って右手を上げると、突然、相手の足元に魔方陣が浮かび上がり、爆発する。


「よし、ミッション終了〜。」


そう言って八神が倒れている所へ行く。


回復魔法をかけながら問い掛ける。


「八神〜、生きて・・・無いな。クソッ、テオクレダッタカ(棒)」


「生きとるわ!なんや、その棒読みな感じ!」


「なんだ、ぼこぼこにされてた割には元気だな。」


「へ?西条君、何でここに?」


「話は後。ほれ、もう一人、リィンフォースも襲われてるから助けにいくぞ。」


「!・・・リィン!早く行くで!西条君!」


「はいよ。こっちだ。」


そう言って俺達はリィンフォースの方に向かって行った。

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