小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

銀臥「良くやった、と言いたかったんだが」

とスバルに視線を向けると

スバル「うぅ…」

と下を向く

キラーズ六機とフォワード陣はフォワードの勝利で終わった、が

最後の一機を落とすときにスバルが油断し被弾した

ティアナ「スバル、あんた…仮にもグレイ教官の授業受けたのに油断するって…」

スバル「うぅ、グレイ教官が知ったらなんて言われるだろう…」

ん?

銀臥「二人はグレイの授業を受けているのか?あれは必修じゃないはずだが…」

グレイの授業は決して必修では無い、にも関わらずこの二人は受けていたらしい

ティアナ「あ、はい。グレイ教官の授業は自分の為になるだろうと思って受講してました」

スバル「私も受けるべきかな?って思って受けました」

なのは「へぇ、グレイ一等空尉の授業かぁ。厳しいの?」

ティアナ「あれは………厳しいっていうよりも」

スバル「地獄………だよね…」

と訓練校でのグレイの授業を思い出したのか顔を青くする二人

そんな厳しくしてるのか?

スバル「異常な程の基礎トレーニングとか………」

ティアナ「完全に気が緩んでいる時に不意打ちとか………」

ふむ

銀臥「リア、グレイからどんな授業をしているか聞いていたよな?」

リア「はい、グレイ一等空尉が授業でやっている訓練は、簡単に説明させてもらいますとVES隊の新人にさせている訓練を更に万人向けにした物ですね」

スバル&ティアナ「「あれで………万人向け?」」

と青ざめる二人

ティーダ「ははははは!」

といきなり壊れたかのように笑い出すティーダ

ティーダ「もうね?あれね?訓練じゃないよ?」

虚ろな目で語りだす

ティーダ「新人過程とか言って、腕立て腹筋背筋スクワットそれぞれ500回3セットとかね?10kmマラソンで一定速度で移動している銀臥とかに抜かれるともっかい腕立て腹筋背筋スクワットをやらされたりね?しかも不意打ちに備える為って言って基礎トレーニング中に魔力弾による攻撃されて何回死にかけたか………」

聞いてる皆の顔が青ざめてゆく

ティーダ「それが終わって正式に部隊員としての訓練が始まったときね?銀臥やリアンティール一佐達とガチの模擬戦十本連続とかね?何度自殺しようかと思ったか………」

と急に生気が戻ってきて

ティーダ「そんな事繰り返してたらそこらの部隊の小隊くらい倒せる実力くらいついてますよ!えぇ!」

八つ当たりのように叫ぶティーダ

銀臥「六課のメンバーにも同じ事をやろうと思ったんだが…」

VES隊メンバー「やめてあげましょう」

と身内に満場一致で止められた

六課メンバーはほっとしたような感じだった

銀臥「まぁ、いっか」

エリオ「あの、兄さん」

エリオがおずおずといった様子で話しかけてくる

銀臥「ん?」

エリオ「もしよければ、兄さんの実力を見せてくれませんか?」

スバル「あ!それ私も見たいです!」

キャロ「わ、私も」

ティアナ「少し気になります」

どうやらフォワード陣は全員俺の実力がどのくらいか知りたいらしい

銀臥「いいぞ。じゃあシャーリー、目標は六十機、動作レベル、攻撃精度、連携精度どれも最高レベルで攻撃は殺傷設定での仮定で準備してくれ」

シャリオ「六十!?しかも全部最高レベル!?」

と俺の言った設定に驚くシャーリー

リインフォース「主なら問題ない」

ルキアス「銀臥様って今のところ、何機までならできましたっけ?」

シャイナ「確か、倒れる寸前まで疲労していながらやった時のが最高じゃなかったか?」

ファノ「およそ百五十機」

フェイト「百五十!?」

はやて「デタラメすぎるやろ………」

ステラ「あれって魔法使ってませんでしたよね?」

リア「移動する時すらも使っていなかったな」

なのは「人の域を超えてない?」

などなど好き勝手言われているが気にしない

シャリオ「じゃあ、始めますよ」

銀臥「ああ」

シャリオ「あれ?デバイス出さないんですか?」

銀臥「別に蹴りとかで落とせるからな」

シャリオ「………で、でははじめ!」

と言った直後前方に展開していたキラーズが動き出す

side銀臥 end

side他

はやて「な、なんやあの連携!」

フェイト「隙が全然ない…」

なのは「………物量で圧倒…確かにそうだね」

と感想を口に出す隊長組の三人

銀臥「ふっ!」

キラーズの内の一機の懐に踏み込み、掴む

それを他の機体がいる場所へ投げ飛ばすと同時に投げ飛ばした機体の進行方向とは別の機体の懐へ

スバル「攻撃してない機体がある?」

ティアナ「味方機が射線に入ると攻撃できないって弱点を最大限活かしている………」

エリオ「さ、さっきから紙一重くらいで躱してませんか!?」

キャロ「凄い………」

フォワード陣はしっかり観察していた

ティーダ「う〜む、まだ俺に六十は無理か?」

リインフォース「いけると思うが?」

シャイナ「お前は少し自分を過小評価している」

ティーダ「そっすかね?」

ファノ「ティーダは……七十ならいけるはず」

ステラ「八十でもいけるんじゃないでしょうか?」

ルキアス「ステラも八十、頑張りなさい」

ステラ「無理ですよ〜………」

リア「ふふっ」

とVES隊メンバーはいつも通りだった

side他 end

side銀臥

最後の一機を撃墜し深呼吸する

銀臥「ふぅ」

シャリオ「ぜ、全機撃墜、被弾は…ゼロ!?」

結果を見てまた驚くシャリオ

銀臥「ま、これくらいは慣れればできる」

六課メンバー(慣れじゃできないと思う………)

六課のメンバーの心が一つに揃った

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