小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

このタイミングでの一級警戒態勢…

原作通りなら

なのは「グリフィスくん!」

グリフィス「はい。教会本部から出動要請です!」

はやて「なのは隊長、フェイト隊長、グリフィスくん、こちらはやて」

モニターにはやてが映り

なのは「うん」

フェイト「状況は?」

はやて「教会騎士団の調査部で追ってたレリックらしき物が見つかった」

ここまでは原作通りだが………

はやて「場所はエイリム山岳丘陵地区、対象は山岳リニアレールで移動中」

フェイト「移動中って!?」

なのは「まさか!?」

はやて「そのまさかや、どうやらキラーズが内部に侵入したみたいでな、車両の制御が奪われてる」

やはり少し変わるか………

にしても、屋内戦闘か…

それならフォワード陣でも大丈夫か

はやて「内部に侵入したキラーズは最低五十機、かなり数が多い。いきなりハードな初出動や、なのはちゃん、フェイトちゃん行けるか?」

フェイト「私はいつでも」

なのは「私も」

はやて「スバル、ティアナ、エリオ、キャロみんなもOKか?」

フォワード「はい!」

はやて「よし、いいお返事や。シフトはA-3、グリフィスくんは隊舎での指揮、リインは現場管制」

グリフィス&リイン「「はい」」

はやて「なのはちゃんフェイトちゃんは現場指揮」

なのは「うん!」

はやて「銀臥くん、VES隊にも頼んでええ?」

銀臥「ああ」

通信を開き

銀臥「アラートは聞こえたな?リアとヒナは俺と共に前線に出る。リインフォースとルキアスははやてが戻るまで指揮のサポート、その後も継続で手伝ってやってくれ。サクラ、シャイナ、ファノ、ステラ、ティーダは待機、俺が前線に出ている間に何か起きるかもしれん。一時的にリインフォースとルキアスの権限を俺と同等にしておく、何か起きた場合は待機メンバーは二人の指示に従ってくれ」

VES隊メンバー「了解!」

はやて「よし………ほんなら、機動六課フォワード部隊、出動!」

全員「はい!」

フェイト「了解、皆は先行して私もすぐに追いかける」

なのは「うん」

っと言い忘れていた

銀臥「はやて」

はやて「ん?」

銀臥「中々手際が良かったぞ」

はやて「ありがとうな」




ヘリに乗り、移動中

なのは「新デバイスでぶっつけ本番になっちゃったけど、練習通りで大丈夫だからね」

ティアナ「はい」

スバル「頑張ります」

リイン?「エリオとキャロ、それにフリードもしっかりですよ」

エリオ&キャロ「「はい」」

フリード「きゅくる〜」

なのはがスターズを、リインがライトニングを励ます

なのは「危ない時は私やフェイト隊長、リインがちゃんとフォローするからおっかなびっくりじゃなくて、思いっきりやってみよう」

フォワード「はい!」

ティアナ「あ、あの!」

なのは「ティアナ、どうかした?」

ティアナ「あ、なのはさんにではなく」

こっちに視線を向ける

銀臥「俺か?」

ティアナ「はい、さっきの編成に何か意味が?」

さっきの編成………VES隊の配置か

銀臥「あるぞ。まずリアとヒナを連れてきたのはこちらの念のためだ」

スバル「念のため?」

フォワードだけじゃなくなのは達も首を傾げる

銀臥「敵がキラーズだけとは限らない、ヴィオンやドルガといった【虚の民】の将が出てこないとも、な」

なのは「なるほど」

なのはは納得したようだ

エリオ「ヴィオン?」

キャロ「ドルガ?」

あぁ、あいつらの事はあまり知られていないんだったか

銀臥「【虚の民】側にいるリミッターなしのなのはやフェイトのような奴と思えばいい」

ティアナ「そんなのが………」

少し怯えさせてしまったか

銀臥「その為の俺とリアとヒナだ。俺は単独でアイツ等と互角もしくはそれ以上に戦える。リアはユニゾンデバイスだがキラーズ五十機位なら余裕で落とせるし、ヒナなら射撃でなのは並の援護が期待できる」

スバル「残したメンバーの選抜基準は?」

銀臥「リアとリインフォース、ルキアスの三人は指揮能力が高い、リアを連れて行く以上あの二人に指揮を任せるのは決定していた。シャイナとファノは性格的なのか突撃したがるがティーダはそれを止められないどころかついていこうとする、それ故にストッパーとしてサクラとステラが待機メンバーに居る」

ティアナ「うちの兄がすいません…」

と謝ってくる

銀臥「大丈夫だ、"暴走したなら殺傷設定のジェネシックバスターを撃ち込むが良いよな?"と言ってある、これで暴走する程あいつは馬鹿じゃない」

ティアナ「それなら良かった」

良かった…のか?

ヒナ「あれ?私についてあんまり言われなかった?」

銀臥「お前はもう少し落ち着くことだな」

と冷たく言う

銀臥「戦いになると気分が高揚しすぎて近接型の魔導師に自分から突撃する射撃型の魔導師なんて使い方が難しいだろう」

ヒナ「ショボーン(´;ω;`)」

全員「………」

思わず全員苦笑い

リインフォース「キラーズ増援を確認しました、その数…200」

リインフォースが通信で増援が来たことを伝えてくれる

200か………多いな

銀臥「ヴァイス、ハッチを開けてくれ。俺が全部落としてくる」

ヴァイス「了解っす、旦那」

ハッチが開かれ風が入ってくる

なのは「私も行くよ、いくら銀臥くんでも撃ち漏らすかもしれないし」

フェイト「私も」

なのはとフェイトか………なら

銀臥「リアとヒナはフォワードについて行け、但し基本的には何もするな。フォワードメンバーだけでも十分だろうからな」

リア「了解です」

ヒナ「でも、何かあったら手伝ってもいい?」

ヒナが心配そうに聞いてくる

銀臥「基本的には、だからな。フォワードメンバーで対処出来ない事が発生したならそれの処理を最優先で遂行しろ」

ヒナ「了解!」

俺の返事を聞いて笑顔になるヒナ

なのは「じゃ、ちょっと出てくるけどみんなも頑張ってズバッとやっつけちゃおう」

フォワード「はい!」

なのは「じゃ!」

と言って飛び降りる

キャロに何もなしか?

………俺がやるべき、ということか

キャロの方を向いて

銀臥「キャロ」

キャロ「は、はい」

銀臥「あまり緊張するな、お前には俺やVES隊出向メンバー、六課の皆がついている。一人じゃないんだ」

キャロ「………」

銀臥「お前の召喚は危険なものじゃない、もう少しフリードを、そして自分を信じてやれ。そうすれば全力で戦えるようになる」

フリード「きゅ〜!」

さも自分がついていると言わんばかりに胸をはるフリード

キャロ「フリード…」

銀臥「フリードも頼れと言っているように見えるぞ?」

キャロ「はい」

銀臥「頑張れ、キャロ」

キャロ「はい、お兄ちゃん!」

銀臥「じゃ、行ってくる」

ヘリから飛び降りる

銀臥「リスティ、セットアップ」

リスティ『Set Up』

バリアジャケットを展開しキラーズの増援の方へ向かう

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