sideエリオ
キャロと共にフリードに乗って新型に近づく
キャロ「どうするエリオくん？」
エリオ「あれ、物凄く硬いんだ。多分今の僕たちの実力じゃ倒せない」
ストラーダで何度も切りつけたにも関わらず無傷
とてもじゃないが倒せる気がしない
銀臥「エリオ」
と考えていると兄さんが通信で声をかけてきた
エリオ「何ですか？」
銀臥「そいつには弱点が一箇所ある、そこを破壊すればそいつは機能を停止する。そこは他の部分と違いキラーズ並みに脆弱だ、そこなら今のエリオでも破壊できる。場所は言わない、探してみろ」
エリオ「はい！」
言われしっかりと観察してみる
どこだ？
あの大きな砲身かな？
でもあれだけの威力の弾を発射するのだから多少は硬いはず
と観察していると
エリオ「？」
目に強い光が入り少し目を細める
エリオ(何だ？)
先程の強い光の方向を見ると
エリオ「宝石？」
まるで宝石のような周りの機械的な装甲に似合わないほど澄んだ色の部分があった
エリオ「もしかして………キャロ、弱点を見つけたかも」
キャロ「ホント？」
エリオ「うん…多分。攻撃してみるから援護お願い」
キャロ「まかせて！」
僕は立ち上がりいつでもジャンプできるように構える
sideエリオ end
side銀臥
フェイト「エリオ？何かする気なの？」
横目でモニターを見てエリオが何かする気と気づいたフェイトが不安そうな顔をする
銀臥「もう見つけたのか………観察眼もそれなりのものか………」
なのは「見つけた？」
銀臥「あの兵器のコアブロックだよ」
side銀臥 end
sideエリオ
キャロ「我が乞うは、清銀の剣。若き槍騎士の刃に、祝福の光を」
ケリュケイオン『Enchant Field Invade』
キャロ「猛きその身に、力を与える祈りの光を」
ケリュケイオン『Boost Up Strike Power』
キャロ「いくよエリオくん！」
エリオ「了解。キャロ！」
僕はフリードの上で走り
エリオ「たぁ！」
ジャンプする
キャロ「ツインブースト！スラッシュ＆ストライク！」
キャロのブーストがストラーダに吸収される
向かってくる僕に対し砲撃が襲う
エリオ「っく！」
砲弾と呼ぶほど大きなものは体をひねらせて回避するが銃弾と呼ぶべき程のサイズのものは避けきれず何発も掠めてゆく
エリオ「ふっ！」
どうにか砲撃を避け列車に着地した
新型「………」
全ての砲身が僕に向く
エリオ「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！」
一気に懐に入り
エリオ「たぁぁぁぁ！」
ストラーダを使って大きくジャンプする
エリオ「ストラーダ！」
ストラーダ『Explosion』
新型の後ろ半分位の真上に到達しストラーダにカートリッジをロードさせる
エリオ「一閃必中ッ！！」
ストラーダがブーストを吹き、落下の速度も相まって一気に加速する
エリオ「貫けぇぇぇぇぇ！」
宝石のような部分に突っ込む
すると他の部分への攻撃が全く通じなかったのが嘘のように貫いた
それと同時にバチバチとショートする音を立てて崩れ落ちた