小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

フェイトを抱きかかえたままの俺になのはが近づいてきた

なのは「フェイトちゃんは!?」

銀臥「気を失ってるだけだ、心配ない」

フェイト「う………」

どうやら意識が戻ってきたようだ

なのは「気づいた?フェイトちゃん。ごめんね、大丈夫?」

フェイト「ん」

コクリと頷くフェイト

なのは「私の、勝ちだよね?」

フェイト「そう、みたいだね………」

バルディッシュ『put out』

銀臥「飛べるか、フェイト?」

フェイト「うん」

クロノ「よし、なのはジュエルシードを確保して。それから彼女を………」

エイミィ「いや、来た!」

リスティ『マイマスター!』

銀臥「何!?」

リスティの警告の直後雷がフェイトに降り注ぐ

なのは「フェイトちゃん!」

フェイト「う、くぅっ!」

ジュエルシードが転送される

エイミィ「ビンゴ!尻尾つかんだ!」

クロノ「よし、不用意な物質転送が命取りだ、座標を」

エイミィ「もう割り出して送ってるよ!」

リンディ「武装局員転送ポートから出動、任務はプレシア・テスタロッサの身柄確保です!」

武装局員達「はっ!」



俺たちはフェイトを連れてブリッジに集まる

リンディ「お疲れ様、それからフェイトさん?はじめまして」

フェイト「………」

リンディ「(母親が逮捕されるシーンを見せるのも忍びないわ、なのはさん彼女どこか別の部屋へ)」

なのは「(は、はい)」

なのは「フェイトちゃん、良かったら私の部屋………」

男性局員「総員玉座の間へ侵入、目標を発見」

武装局員1「プレシア・テスタロッサ、時空管理法違反及び管理局艦船への攻撃容疑で貴方を逮捕します」

武装局員2「武装を解除してこちらへ」

武装局員3「こっちに何かあるぞ!」

武装局員達「!!」

武装局員3「こ、これは………」

なのは「え!?」

フェイト「………」

フェイトは驚きのあまり絶句している

武装局員「うぁっ!」「どわっ!」「っぐ!」

プレシア「私のアリシアに、近寄らないで」

武装局員「う、撃てぇー!」

プレシア「五月蝿い」

リンディ「危ない、防いで!!」

武装局員達「うわぁあぁぁぁぁ!!」

リンディ「いけない、局員達の送還を!」

エイミィ「了解です!」

フェイト「アリ…シア?」

エイミィ「座標固定 0120503」

男性局員1「固定!」

男性局員2「転送オペレーションスタンバイ」

プレシア「もう駄目ね時間がないわ、たった9個のロストロギアではアルハザードへ辿り着けるか解らないけど」

プレシア「でも、もういいわ終わりにする。この娘なくしてからの暗鬱な時間を、この娘の身代わりの人形を娘扱いする」

フェイト「っ!」

プレシア「聞いていて?貴方の事よフェイト」

プレシア「せっかくアリシアの記憶をあげたのにそっくりなのは見た目だけ、役たたずでちっとも使えない
私のお人形」

エイミィ「最初の事故の時にねプレシアの実の娘、アリシア・テスタロッサをなくしているの」

エイミィ「彼女が最後に行なっていた研究は使い魔とは異なる、使い魔を超える人造生命の生成」

アルフ&ユーノ「え…」

エイミィ「そして、死者蘇生の秘術、フェイトって名前は当時彼女の研究に付けられた開発コードなの」

プレシア「よく調べたわね。そうよ、その通り」

プレシア「だけどダメねちっとも上手くいかなかった作り物の命は所詮作り物失ったものの代わりにはならないわ」

プレシア「アリシアはもっと優しく笑ってくれたわ」

プレシア「アリシアは時々我が侭も言ったけど私の言うこととても良く聞いてくれた」

なのは「やめて………」

プレシア「アリシアはいつでも私に優しかった」

プレシア「フェイト、やっぱり貴方はアリシアの偽物よ」

プレシア「せっかくあげたアリシアの記憶もあなたじゃダメだった」

なのは「やめて………やめてよ」

陣夜「黙れよ!」

プレシア「アリシアを蘇らせるまでの間に私が慰みに使うだけのお人形」

プレシア「だからあなたはもういらないわ、どこへなりと消えなさい!」

なのは「お願い、もうやめて!」

プレシア「ふふふっ、いいことを教えてあげるわフェイト」

プレシア「貴方を作りだしてからずっとね、私は貴方が大嫌いだったのよ!」

フェイト「っ!」

フェイトの目が虚ろになり倒れそうになる

なのは「フェイトちゃん!」

ユーノ「フェイト………」

銀臥「………おい」

プレシア「何かしら?」

銀臥「一つ質問がある」

陣夜「てめぇ、こんな時にっ!」

銀臥「黙れ」

陣夜「っ」

プレシア「で、何かしら?」

銀臥「お前は誰だ?」

プレシア「はぁ?」

銀臥「もう一度聞こう、お前は誰だ」

プレシア「プレシア・テスタロッサ、そこの人形の創造主よ」

銀臥「違うだろう?」

リンディ「銀臥くん?」

銀臥「【邪者】の間違いだろう?」

プレシア「!?」

クロノ「【邪者】?」

図星みたいだな

プレシア「なぜ知っている!!」

銀臥「貴様ら害虫の駆除を神から頼まれた」

プレシア「な!?」

銀臥「手始めに貴様を滅する」

銀臥「恐怖に震え、覚悟せよ」

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