小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

フェイト「母さん!」

フェイトがプレシアに駆け寄る

アルフ「ねぇ、銀臥。プレシアは「心配ない」…え?」

銀臥「プレシア・テスタロッサの中の【邪者】を引き抜き破壊しただけだ、ダメージはない。が」

フェイト「が?」

銀臥「プレシアは病によって苦しんでいる」

フェイト&アルフ「「!?」」

銀臥「目を覚ましたら治す、心配ない」

フェイト「ありがとう!」

プレシア「ん………ここは」

フェイト「母さん!!」

プレシア「フェイト?」

フェイト「無事だった、良かった!」

フェイトは泣いているようだ、まぁ殺されたようにも見えるから仕方ないか

リスティ『(仕方ないとはいえ今後はもっと安全そうな方法を使用しましょう)』

心を読むな

プレシア「?」

アルフ「フェイト、言う事があるんじゃないのかい?」

フェイト「あ、…そうだった」

プレシア「言う事?」

フェイト「…私は」

フェイト「私は、アリシア・テスタロッサじゃありません」

フェイト「貴方の作ったただの人形なのかもしれません」

プレシア「………」

フェイト「だけど、私はフェイト・テスタロッサは貴方に生み出して貰って育てて貰った、貴方の娘です!」

プレシア「何、馬鹿なこと言ってるの」

フェイト「…え?」

アルフ「プレシア、あんた「待て」…でも、銀臥!」

銀臥「(続きがあるんだろう、最後まで聞け)」

アルフ「(…わかった)」

プレシア「貴方は、事実を改めて言葉にしなきゃわからないのフェイト?」

フェイト「じゃあ…」

プレシア「貴方は、生まれた時からずっと私の大切な娘よ」

フェイト「………母さん!」

泣きながらプレシアに抱きつくフェイト

プレシア「ごめんなさい、あなたに辛い思いさせてしまって」

どうやらプレシアも泣きかけのようだ

アルフ「感動だね」

お前も泣きかけなのかよ

銀臥「はぁ」

物凄い罪悪感を感じるが急がないとな

銀臥「プレシア」

プレシア「貴方は、助けてくれてありがとう」

銀臥「礼は要らん、とりあえずこれを飲みながら今から話すことを聞け」

プレシア「これは?」

銀臥「お前の病を治す薬だ、疑わず飲み干せ」

プレシア「ええ」

銀臥「プレシア、お前はこれからもフェイトを大切にできるか?」

プレシア「ええ」

銀臥「アリシアが蘇ってもか?」

プレシア「ええ、………何故アリシアが出てくるの?」

銀臥「これから蘇生する」

フェイト「え!?」

銀臥「それを聞かせた上でもう一度聞く、フェイトを大切にできるか?」

プレシア「ええ、フェイトもアリシアも大切な私の娘よ」

銀臥「よし」

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