小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

今日ははやての検診の日

ヴォルケンリッターと俺がはやてについて行く

晴天の書の騎士達には買い物を頼んでいる

ちなみにあいつらの服は既に購入した

俺とシグナム、シャマルは石田医師に話があると言われ診察室に入る

シグナム「命の危険?」

シャマル「はやてちゃんが?」

石田医師「ええ…はやてちゃんの足は原因不明の神経性麻痺だとお伝えしましたが…」

石田医師「この半年で麻痺が少しずつ上に進んでるんです」

石田医師「この2ヶ月は特に顕著で」

石田医師「このままでは内臓機能の麻痺に発展する危険性があるんです」



シグナム「なぜ、なぜ気づかなかった!」

シャマル「ごめん!ごめんなさい、私…」

シグナム「お前にじゃない!…自分に言っている」

クソ!知ってるとはいえ実際聞くと堪えるな………



シグナムがヴィータとザフィーラにも伝えた

闇の書の呪いだということも聞いた、闇の書の呪い?

銀臥「待て」

シグナム「なんでしょう、主」

銀臥「それは闇の書の主を蝕む物なのだろう?」

シグナム「はい」

銀臥「なら、なぜ俺には何の影響も無い?」

ヴォルケンリッター達「「「「!?」」」」

シャマル「そういえば………」

ザフィーラ「何故だ?」

シャイナ「それは主が晴天の書の主でもあるからです」

銀臥「シャイナ?どう言う事だそれは?」

ファノ「歴代にも闇の書と晴天の書の主を兼任した主がいました」

ルキアス「その主が闇の書の呪いを防ぐ抗体を晴天の書に内蔵させました」

ルキアス「その抗体は晴天の書を通して主の肉体に供給される仕組みになってます」

ヴィータ「ならその抗体をはやてに供給させれば!」

ファノ「無理です」

シグナム「何故!」

シャイナ「晴天の書の主である事が条件だからだ」

ルキアス「はやてさんは闇の書の主ではありますが晴天の書主ではありません」

ファノ「だから供給はできない」

シャマル「そんな………」

ヴィータ「方法はないのかよ………」

銀臥「この方法をするのはどうかと思うが、1つ方法がある」

ヴィータ「え…?」

銀臥「闇の書の覚醒」

銀臥以外全員「!?」

シグナム「確かにその方法なら」

ザフィーラ「主はやての病は消える、少なくとも進みは止まる!」

ヴィータ「なら!」

シャマル「ええ、やりましょう!」

銀臥「ダメだ」

シグナム「何故ですか主!」

銀臥「お前らにはやらせない」

ヴィータ「どういう意味だよ」

銀臥「俺がやる」

ザフィーラ「しかしそれでは!」

銀臥「シャイナ、ファノ、ルキアスお前たちも手伝え」

シャイナ「良いのですか?」

ファノ「主が管理局に追われます」

ルキアス「推奨できません銀臥様」

銀臥「命令だ」

頼む、あいつ等全員助けてやりたい

ファノ「!!」

シャイナ「主の目的、理解しました」

ルキアス「それが銀臥様の願いなら私達に異論はありません」

シグナム「待ってください!」

銀臥「…」

シグナム「我らにも許可を!」

ヴィータ「はやてを助けたいんだ、頼むよ銀臥!」

銀臥「はやてを裏切る事になる、それでもいいのか?」

シャマル「構いません!」

ザフィーラ「元より覚悟の上です」

はぁ、言っても聞かないか

銀臥「わかった、全員でやる。但し"はやてにバレないように"だ」

全員「了解!」

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