side銀臥
銀臥「蒐集」
気絶させた生物のリンカーコアを吸い出す
銀臥「っち!一ページも溜まらんか」
ルキアス「この世界の生物たちは、体の大きさに見合わずリンカーコアが質素ですね」
俺と共に蒐集についてきてくれたルキアスが俺を宥めるようにそう言った
なのは、フェイト、陣夜のリンカーコアで随分溜まり順調かと思われていたが、最近は蒐集しても一ページたまらない程度のリンカーコアを蒐集することばかりになっていたためだいぶ焦ってきた
俺や陣夜が介入した所為で闇の書がはやてが死ぬまでに覚醒させることができないんじゃないか?そんな疑問が俺やヴォルケンリッター達を苛んでいた
ルキアス「焦っても仕方ありません地道にやっていきましょう?」
銀臥「わかっている!そんなことは言われなくてもわかっている!」
俺はルキアスに怒鳴りつける
ルキアス「銀臥様…」
銀臥「………すまん、かなり冷静さを欠いているようだ…」
落ち着くために深呼吸を始めようとした俺をルキアスが抱きしめる
銀臥「ルキアス!?何を?」
自分でもびっくりするほど上ずった声でルキアスに聞く
ルキアス「焦らないで」
銀臥「え?」
ルキアス「私だけじゃなく、シャイナ達も、闇の書騎士達も居ます。必ず間に合いますよ」
銀臥「………」
ルキアス「落ち着いて、いつものようにいましょう?はやてに何かあったと疑われますよ?」
銀臥「そう、だな。ありがとうルキアス」
ルキアスから離れる
そこへ
シャイナ「(主、言わなければならない事が。)」
シャイナが念話を送ってきた、何か言いにくそうにしている
銀臥「(どうかしたか?)」
シャイナ「(先程はやてが倒れ病院へ搬送されました)」
銀臥「な!?」