小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

リインフォース「主、新しい候補者リストが届きました」

銀臥「ありがとう」

部隊の小隊長になれるだけの実力を持った人間を本局の人間から選別しそれのリストをレジアスさんから回してもらっている

部隊員は新人が結構入って来てくれたのでそれを使えるようにすればいいだけだが

銀臥「小隊長クラスになるとやっぱしっかり選びたいな」

リインフォース「確かに、隊を率いる者が無能ではその部下たちは死の危険性が高いですからね」

銀臥「新人の教育は元晴天の書の騎士に任せればすぐにでも戦力になれるだろうしな」

訓練のノルマは俺が作成した物を皆と一緒に修正したものを使っている

ちなみに、あまりにキツいため地獄の特訓と呼ばれていることを銀臥達は知らない

そんな事を考えながら資料に目を通すと

銀臥「ティーダ・ランスター………」

目に止まった名前を読み上げる

リインフォース「ティーダ・ランスター、精密射撃の技術がかなり高く魔導士としての実力も高め、指揮官適正も上の中程に高い。いいのではないでしょうか?」

銀臥「ああ、早速…」

ミント「隊長、都市部にて違法魔道士が逃亡中。追跡、捕縛せよとのことです!」

オペレーターのミント・フィアルカが通信してくる

銀臥「了解した、俺が出る。俺がいない間の対応はリインフォースに一任する」

ミント「了解です!」

リインフォース「お気を付けて」

銀臥「リスティ、セットアップ」

リスティ『set up』

バリアジャケットを展開しながら外へ出て飛び去る

side銀臥 end

sideティーダ

ティーダ「待て!」

俺は逃亡中の犯人を追いかける

犯人「待てと言われて待つ馬鹿なんぞいねぇよ!」

くそっ!このままじゃ逃げられてしまう!

上司「おい!まだ捕まらんのか!」

イラついた声の上司が通信で聞いてくる

ティーダ「現在追跡中です!」

上司「さっさと捕まえんか!またあの犯罪者に手柄を取られてしまうだろうが!!」

あんたは手柄以外のことを考えられないのか!

犯人「隙ありだバァカ!」

ティーダ「!」

余計な考えをしていた俺は致命的なまでの隙を生み、そこ犯人の攻撃が襲いかかる

ティーダ「がはっ!」

防ぐことも避けることもできず撃墜され重力にまかせて落ちてゆく

ガシッ!

突然落下が止まった

気になって原因を朦朧とする意識の中探すと

銀臥「大丈夫か?」

最近話題の新部隊の隊長が俺を支えていた

sideティーダ end

side銀臥

ティーダ「い…一…応」

銀臥「そうか、もうすぐ救護班が来る」

俺はティーダに回復魔法をかける

ティーダ「そんな………ことよりも」

痛みをこらえながら何かを言おうとする

銀臥「犯人の場所はわかってる、捕まえるのに時間はそうかからない」

ティーダ「………」

そう言うとおとなしくなった

銀臥「さて、応急処置は済んだ、またな」

俺は犯人の方へ飛んでいく

すると2分もしないうちに発見できた

銀臥「投降しろなど聞く気はない、墜ちろ」

フォトンランサーを展開、8発のフォトンランサーを放ち犯人に攻撃すると、全弾命中で墜落した

銀臥「………あっけねぇ」

全く後ろを警戒してないとか、逃げてる時にどうなんだ?

あっけなく撃墜された犯人は、現場に来た他の局員によって連行されていった





それから時間が経ちティーダの見舞いに来ると

上司「貴様のような無能はいらん!クビだ!」

ティーダ「そんな!」

ティアナ「酷い…」

そんな声が聞こえた

銀臥「失礼」

俺が入っていくと

上司「何の用だ犯罪者」

と怒りと嫌悪感MAXでこっちを見る上司

銀臥「あんたに用はない」

上司「ふん、それはこちらのセリフだ。ランスター、貴様は今日をもって首都航空隊からクビだ。これは、命令だ」

ティーダ「………はい」

そう言って去ってゆく上司

銀臥「ティーダ・ランスター一等空尉」

ティーダ「は、はい!」

銀臥「貴官はクビになったみたいだな」

事実を隠さず本人に言う

ティーダ「………」

ティアナ「帰ってください、兄さんに酷い事言うなら帰ってください!」

ティーダ「ティアナ!」

怒りを露わにするティアナとそれを抑えるように宥めるティーダ

銀臥「行くあては?」

ティーダ「………ありません」

そりゃ今日までの職場の上司にいきなりクビと言われたからな

だが、それなら

銀臥「なら、俺の部隊に来い」

ティーダ「へ?」

俺の提案を理解できずとぼけた声を上げるティーダ

銀臥「お前のような優秀な人材が欲しい、それにあの事件が終わったあと、お前を勧誘しに行くつもりだったんだ」

ティーダ「………いいんですか?」

銀臥「違う。これは今所属している所が無いお前に対する命令だ。拒否権なんてあるわけないだろう?」

本来は勧誘し断られたらどうにかするつもりだったんだがクビになったなら、命令で引き入れることが可能になる、故に確実にティーダ・ランスターが部隊に入る

………なんか悪者がしそうな思考だな

銀臥「辞令は後ほど送る、いつでも来れる準備をしておけ」

ティーダ「了解です!」

小隊長候補ゲットってか?

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