sideはやて
はやて「仄白き雪の王、銀の翼以て、眼下の大地を白銀に染めよ。」
局員1「八神一尉、指定ブロック避難完了です」
局員2「お願いします」
近くにおった局員の人が伝えてくれる
はやて「了解。来よ、氷結の息吹 アーテム・デス・アイセス!」
放った魔法が凍結させてゆく
はやて「おし」
局員2「すっげぇ………」
局員1「これがオーバーSランク魔導師の力…」
あ、どうやらさっきの二人巻き込んでしもたみたいや………
はやて「巻き添えゴメンな、私一人やとどうも調整が下手で…」
局員2「あ、いえ」
局員1「次の氷結可能ブロックを………」
通信士「八神一尉!氷結ブロックのすぐそばのタンクに引火仕掛けています!このままじゃ爆発し氷結ブロックが再度炎上してしまいます!タンクの場所は避難完了しているので、どうにか氷結させてください!」
はやて「え!?」
そんな!今からじゃ間に合わん!
???「降り注ぐは氷の槍、其は全てを凍らす永劫なる凍結、凍てつけ!アブソリュート・ゼロ!」
はやて「何!?」
後ろから魔法の槍が飛んでゆきタンクの辺りを一瞬で氷漬けにした
通信士「凍結を確認!ありがとうございます、八神一尉!」
はやて「いや、私は何も!」
言い終える前に通信を切られる
はやて「誰や?さっきの魔法撃ったのは?」
魔法が来た方向を見ると
銀臥「ふむ、この魔法の使用は考えものだな………」
考え事をしている銀臥くんが居た
局員2「八神一尉の魔法に負けず劣らず凄まじいなあれ」
局員1「確かにな…っと八神一尉、次の氷結可能ブロックを探します!」
はやて「あ、お願い」
と局員の人達と話していると、視界の端に幾つかの光がこっちへ向かってきていた
増援局員「遅くなってすまない!」
増援の魔導師の人から通信がこちらに来た
増援局員「現地の諸君と、臨時協力のエース達に感謝する!後はこちらに任せてくれ」
はやて「了解しました、引き続き協力を続けますので、指示をお願いします」
これで多少は楽になるな………
sideはやて end
side銀臥
火災が終わり、はやてと一緒に手伝っていたなのはとフェイトと合流し四人で一室で寝る
さすがに刺激が強すぎるので俺はソファで寝させてもらったが
はやて「うぁ〜やっぱりなぁ」
なのは「んぅ?」
はやて「実際働いたんは災害担当と初動の陸士部隊とVES隊、なのはちゃん、フェイトちゃん、銀臥くんやんか?」
なのは「あはは、まぁ休暇中だったし」
体勢を変えながら言うなのは
フェイト「民間の人が無事だったんだし」
はやて「あんなぁ、なのはちゃん、フェイトちゃん、銀臥くん」
なのは「?」
はやて「やっぱ自分の部隊を持ちたいんよ!今回みたいな災害救助はもちろん、犯罪対策も、発見されたロストロギアの対策も、なんにつけミッドチルダ地上の管理局部隊は行動が遅すぎる」
真面目な顔で告げてゆくはやて
はやて「後手に回って承認ばっかりの動きじゃアカンし、あたしも今みたいにフリーで呼ばれてあっちこっち回ってたんじゃちっとも前に進めてる感じがせぇへん」
はやて「少数精鋭のエキスパート部隊、それで成果を上げてったら上の方も少しは変わるかもしれへん」
はやて「でな?私がもしそんな部隊を作ることになったら、フェイトちゃん、なのはちゃん、銀臥くん、協力してくれへんかな?」
なのは&フェイト「「…」」
顔を見合わせるなのはとフェイト
銀臥「協力か…」
ん?それは部隊に入れって事か?………あれ?もしかして知らない?
はやて「もちろん、三人の都合とか進路とかあるんはわかるんやけど…でも…その」
不安になったのかどんどん声が小さくなってゆく
なのは「はやてちゃん、何を水臭い」
フェイト「小学三年生からの付き合いじゃない」
なのは「それに!」
はやて「!」
なのはが起き上がりはやてに向き合う
なのは「そんな楽しそうな部隊に誘ってくれなかったら逆に起こるよ?ね、フェイトちゃん」
フェイト「うん、だよね銀臥」
銀臥「あー………」
答えを迷ってると
はやて「やっぱ無理かな………」
フェイト「手伝えないの銀臥?」
なのは「銀臥くんははやてちゃんの事手伝おうと思わないの?」
と三人がこっちを見てくる
銀臥「………俺の階級だと部隊員になるのは難しいと思うぞ」
はやて「あ………!」
俺の階級が少将である事を思い出したのかしまったという顔をするはやて
銀臥「だが、部隊の後見人にならなれると思うぞ?」
はやて「それでも十分すぎるわ!ええん?そんな事してもらって」
銀臥「それくらいしかできないだろうからな」
はやて「お願いするわ」
銀臥「なら俺はそれで手伝おう」
はやて「よろしくな」
銀臥「ああ」