小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

side銀臥

昼休み、屋上にて

すずか「銀臥くん、最近授業中はよく寝てるよね?今までよりも寝てる割合多くなってるよ?」

銀臥「仕方ない、ここ最近は書類仕事が山ほど来るんだ。ここ二週間夜は全く寝てない」

フェイト「二週間も夜に寝てないの!?」

学校の授業で寝てる以外の睡眠をとっていないことに驚くフェイト

銀臥「色々あるんだよ、少将なんて階級になると………」

思わず悟ったような顔になる

五人「………」

なのは達は顔が引きつっていた


放課後

さて帰るとするか

なのは「銀臥くん、一緒に帰らない?」

アリサ「一緒に来なさい!」

なのはとアリサに何故か無理矢理引っ張られる

いつもの六人で帰ることになった

帰宅途中に

キィィィィ!

と音を立てて目の前でワンボックスカーが止まる

男1「そいつを捕まえろ!」

数人の男が出てきてすずかを捕まえ無理矢理車に乗せようとする

アリサ「放しなさいよ!」

アリサが鞄で殴ろうとするが

男2「おっと、邪魔するなら嬢ちゃんも連れてくか」

とアリサまで連れて行かれそうになる

男3「おいそこのガキ四人、乗りやがれ。この金髪のガキがひどい目に会いたくなかったらな」

出てきた他二人よりは少しは頭が使えそうな男が俺たちも乗るようにいう

俺達は仕方なく車に乗る



車が止まるとそこは町外れの倉庫だった

男1「おら、行けよ」

と三人の内の一人が急かされ倉庫の奥の方へ連れて行かれる

リーダーらしき男「よく来たなぁ」

と下衆っぽい笑いを浮かべながら入口の方にあった階段から降りてきたリーダーっぽい奴

見るからに三流っぽさがでてる

男3「リーダー、すんませんいらねぇ奴まで連れて来ちまった」

リーダー「構わねぇよぉ、人質が増えりゃぁ事が進めやすくなるだろぉ?」

すずか「なんなんですか、貴方達は!」

リーダー「ん〜?雇われだよぉ〜"人外"の嬢ちゃん?」

すずか「!?」

リーダーが人外という言葉を強調するとすずかの顔が急に青くなってゆく………一々リーダーっぽいとか思うの面倒になってきたなまともな作戦もたてず犯罪に及ぶ奴らなんて三流と雑魚でいいか………

三流「お前さんらが存在するのが許せねぇ奴らがいるんだぁよぉ?そいつらに頼まれたんだぁ、お前さんらを殺してくれってぇ〜」

すずか「そんな………」

三流「でぇ〜、そろそろぉ〜」

???「来てあげたわよ」

三流「いらっしゃぁ〜いぃ〜」

すずかに似た女性と鋭い目つきの男性が入ってきた

あの男性、強いな………

三流「さぁ〜はじめ〜ましょうか〜人外の二人の殺戮ショー!」

なのは「さっきから聞いてればすずかちゃんが人外ってどういう事!?」

すずか「!」

すずかがビクッとする

三流「あぁぁ知らないんだぁ〜。その子らはぁね?夜の一族ってぇいう吸血鬼なんだぁよぉ」

フェイト「吸…血鬼?」

三流「そ〜そ〜、血を吸う鬼と書いて吸血鬼とよむあれさぁねぇ〜」

というかずっと思ってたんだがこいつ何か薬でもやってるのか?

三流「そんな"化物"生かしておくなってぇのが依頼主のおねがいだぁよぉ〜」

化物と言う言葉に俺とすずかが反応する

化物?すずかが?

銀臥「ククっ」

三流「what?」

笑いがこみ上げてくるのを堪えきれない

銀臥「クハハハハ八ハハッ!」

盛大に笑う

銀臥「化物…化物か……ぷふっ…すずかが………クフっ」

三流「なぁにがおかしいのかなぁ?」

今までの笑いが嘘のように無表情に近い顔になる三流

銀臥「いやいや、すずか程度を化物と言うその依頼主とお前らがおかしくてな?っククク」

すずか「………私程度?」

銀臥「すずかなんて身体能力がちょっと高いのと頭がいいのと傷の治りが早いのと美人程度だろう?」

すずか「び…美人」

顔を赤くするすずか

銀臥「化物っていうのは俺に使うのが正しいと思うぞ?」

三流「はぁ?」

銀臥「見せてやるよ」

フッと三流の視界から消え、後ろに立つ

銀臥「こっちだ」

三流「!?」

顔がこっちを向き

銀臥「遅い」

三流の右腕を引きちぎる

三流「ぎぃぃいやぁぁあっぁあ」

雑魚三人「ひぃっ!」

腕が足元に飛んできて恐怖する雑魚ども

三流「あが…うで………うで…が」

無くなった右腕の部分を抑える

銀臥「なら足もなくしてやるよ」

足を蹴って吹き飛ばす

三流「ぎゃぁぁぁ!!」

銀臥「生憎、俺は知り合いを傷つける奴らに情けや容赦などをかける気は毛頭ない。だからお前達にはこう言おう」




――――ここで死ね




雑魚3「あんな事を何の感情も見せずにやるなんて普通じゃない!」

三流「ば…化物だ………」

雑魚1「う、うわぁぁああっぁぁあぁ!!」

恐怖に駆られ持っていた銃を撃ってくるが

狙いが定まっていないので一発も当たらず通り過ぎてゆく

銀臥「安心していい、そこの三流は見せしめに腕と足を飛ばしたが雑魚ども三人は痛みを感じない内に死ねるように殺してやる」

一歩、また一歩近づいて行く

銀臥「一瞬で死ねば苦しまなくて済むぞ?」

すずか「待って!」

すずかが俺の腕を掴んで止める

銀臥「………」

すずか「もうやめてあげて?お願い」

銀臥「………ジャスト一分だ………」

そう告げると今起きた俺が笑い出した時と同じ状況に戻る

すずか「え?」

なのは「何が………」

フェイト「幻覚の魔法………?」

何が起きたのか誰も理解していない

三流「………腕と足が………戻ってる…」

自分の腕と足が戻ってることに驚く三流

銀臥「俺たちを解放しろ、さもなくば今度は本当に殺してやる」

殺気を全力でぶつけてやると

三流&amp;雑魚ども「ブクブク………」

泡吹いて気絶した

銀臥「じゃ、………俺は帰るな…」

すずかの姉「待って、色々聞きたい事があるから私達の家に来てくれないかしら?」

銀臥「…」

-80-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st<初回限定版> [Blu-ray]
新品 \6600
中古 \3500
(参考価格:\8800)