小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

ミゼット「ねえ銀臥、訓練校の教師やってみない?」

と唐突に言われた

銀臥「何故に?」

ミゼット「要望が多いのよ、はいこれ嘆願書」

銀臥「えーと………」

銀臥・A・クローベル少将の教えを受ければ、とてつもなく強くなれると聞きまして自分も受けてみたいです!

とても厳しいが実力だけでなく、心の方も強くなれる素晴らしい教導をしてくれると噂の銀臥・A・クローベル少将の教導、一度でいいので受けさせてください

VES隊に志願したいのですが部隊の練度についていけるか不安です、VES隊に入隊できるレベルの実力をつけられる教導を受けたいです

等と色々要望があった

確かにVES隊の部隊員の実力は他のどの部隊と比べても群を抜いて高い

部隊員一人一人がエースと呼べるだけの実力を持っている

ミゼット「この間模擬戦行ったでしょう?あれ以来こうやって嘆願書が届くのよ」

ついこの間行った模擬戦で、首都航空隊の小隊一つとVES隊の隊員一人が互角で渡り合っていたのが噂になったらしく、俺の教導を受ければあれだけの実力が得られると言うのも一緒に噂で流れてしまったようだ

銀臥「そんな事言われてもな………」

自分としては他人を鍛え上げるつもりはない

現にVES隊のやっている訓練は俺がいつもやっている訓練をシャイナ達が万人向けに調整したものだ

銀臥「部下を鍛えているのはシャイナ達だから、シャイナ達に頼んでくれないか?」

ミゼット「でも貴方がやってくれれば多分、少しは新人の実力が上がるんじゃないかしら?」

銀臥「………教導の資格を持っていて実力が高い人員を回すのは」

俺が仕方なさそうに言うと疲れたような表情をする

ミゼット「わかったわ、それで妥協しましょう」

銀臥「じゃ、今日中に訓練校に送るよ」

ミゼット「ええ、VES隊特別授業も時間割に既に入れてあるから」

俺は部屋から退室しVES隊隊舎に向かう

銀臥「ミント」

ミント「あ、隊長おかえりなさい」

銀臥「グレイがどこにいるか知ってるか?」

ミントに聞く

ミント「グレイさんですか?」

銀臥「ああ、あいつに頼み事がある」

ミント「今は食堂じゃないでしょうか?ちょうど昼ごはん時ですし」

銀臥「わかった」

食堂につくと鋭い目つきをした2m位の男性が黙々と食事をしていた

俺が探していたグレイ・ラドニールだ

銀臥「グレイ」

グレイ「隊長殿!」

俺に気づき立って敬礼する

銀臥「敬礼はいい、ちょっと頼みがある」

グレイ「自分に、でしょうか?」

銀臥「ああ、確か教導員の資格を持っていたよな」

グレイ「はっ!そのとおりです!」

銀臥「それを見込んでの頼みだ」

グレイ「ということは教導ですか?」

銀臥「ああ、今日から訓練校に行って欲しい」

と言うと少し悔しそうな顔になる

グレイ「隊長殿、自分はこの部隊には不要な人材でしょうか?」

あぁ、そういうことか

銀臥「いや、そうじゃない。ミゼット母さんに頼まれたんだ、訓練校で俺に教導をして欲しいって」

母さんとの話を事細かにグレイに言う

グレイ「なるほど、つまり自分は隊長殿の代役ということでしょうか?」

銀臥「ああ、そうなる。それと訓練校で教導をしてはもらうが、お前の実力が必要な任務には行ってもらう。それだけ仕事を押し付ける代わりと言うのもなんだが、VES隊でお前に回ってくる書類仕事は訓練校にいる間は俺がやっておくから気にするな」

グレイ「了解です、グレイ・ラドニール二等空尉、明日より訓練校にて新人の育成に望む所存です!隊長殿の顔に泥を塗るような真似は絶対に致しません!」

銀臥「ああ、いっそのことVES隊でやっている訓練をやらせても構わん」

グレイ「はっ!」

食事を終えたグレイは敬礼し去ってゆく

その後、訓練校で行ったグレイの授業は授業のの後は一時間の休憩時間としようか?と教官勢に論議される程の物だったとか

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