小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

今、俺、ファノ、なのは、ヴィータと武装局員数名は原作でなのはが撃墜された時の回想に映っていた世界らしき場所に来ている

【虚の民】がここで現れていると言う情報を得たからだ

ヴィータ「しっかし、【虚の民】の奴ら、何だってこんな世界に?」

銀臥「さぁな、奴らとの戦闘が多いVES隊でもそこは謎になっているんだ」

【虚の民】は規則的には出現せず、どの世界に現れるかも予測不能

それ故に奴らへの対応は、全て後手に回ることになる

銀臥「それに、居るかどうかもわからないんだ、警戒しすぎず、しなさすぎずがちょうどいい」

なのは「わかったよ」

ファノ「どんな状況でも……警戒は重要」

ヴィータ「ま、当然だな」

だがこれ以上固まって探しても意味が無いな

銀臥「搜索班を二つに分けよう、俺とヴィータと武装局員数名、なのはとファノと残りの武装局員の二つだ」

そう言って二つの搜索班を作る

銀臥「俺達はあちらを探す」

なのは「なら私達はあっちだね」

お互い違う方向を指す

銀臥「一時間後位がちょうどいいだろうな、一時間後にここに集合だ」

全員「了解」

お互いが別方向へ移動して少し

局員1「あ、あの少将」

銀臥「ん?」

局員の一人が聞いてくる

局員1「何故少将はファノ三等空佐を同じ班にしなかったんですか?」

その疑問が気になるのか他の局員もこちらへ視線を向ける

銀臥「簡単な話だ、奴らとの戦闘は犯罪者を追うのとは違う。完全な殺し合いだ」

ゴクリと誰かが唾を飲む

銀臥「奴らは殺傷設定でしか傷つかず、そして奴らの攻撃に非殺傷設定なんてかかっていない。なのはとヴィータは本気の殺し合いをやったことが無いだろうが、俺とファノは奴らとの戦闘で慣れているからな。一緒の班にするよりも分けたほうが生存率が上がる」

ヴィータ「ま…まてよ、あたしだって殺すことはできるぞ!ベルカの時代に殺すなんて事結構やったんだ!」

と叫ぶように言ってくる

銀臥「それは戦った結果の殺しだ。奴らの場合は戦いの目的が俺たちを殺す事なんだ」

局員「…」

俺が言った言葉に驚きが隠せない一行

銀臥「今からでも戻って構わないぞ?あの男クラスが出てこない限りはな」

最後の方を小さく言う、がヴィータには聞こえたようで

ヴィータ「あの男…ヴィオンだったか?」

銀臥「ああ、あの時以来一度も姿を見せてないがな」

ヴィータ「勝てねぇのか?」

銀臥「わからん、奴らの戦闘能力は未だ未知数だ」

ヴィータの小声での質問に答える

side銀臥 end

sideなのは

なのは「ホントにいるのかな?」

ファノ「可能性は………ある」

私の呟きに答えてくれるファノちゃん

なのは「ファノちゃんって…」

虚の民の人達とどのくらい戦ったことがあるの?と聞こうとしたところで

???「よく来たな!」

と私たちと同じくらいの青年が立ちふさがる

なのは「えっと………この近くに危険な物があるから早く避難して…」

ファノ「………」

ファノちゃんが私と青年の間に割って入る

なのは「ファノちゃん?」

???「おぉ!今現状を理解してるのはイレギュラーだけか!間抜けにも程があるだろ管理局の人間は!」

意味も分からず突然笑い出す青年

ファノ「私達………囲まれてる」

なのは「え!?」

青年が手を上に上げた

するとまるでそこに居たかのようにいきなり現れる虚の民達

ドルガ「初めましてだな!俺は【虚の民】の将軍が一人、ドルガだ!ヴィオンと同格って思えばいい」

なのは「ヴィオン!?」

あの時、私達に宣戦布告してきた男を思い出す

ファノ「何の用………」

ドルガ「簡単だ、お前らを試しに来た。どれだけ強くなってるか見せてみろよ!」

と手を振り下ろすと周りの【虚の民】が襲いかかってきた

なのは「銀臥くん、こっちに敵が……銀臥くん!?」

ファノ「通信妨害………されてる」

ファノちゃんが後ろの局員さんの一人に

ファノ「そこの局員………道を開く、主に連絡を」

そう告げ【虚の民】に向かってゆき、銀臥くん達がいるであろう方向の敵を吹き飛ばす

局員2「りょ、了解!」

局員さんの一人が飛んでゆく

ファノ「………なんで…止めなかった?」

ファノちゃんがドルガに問いただす

ドルガ「まぁ?俺は戦闘狂じゃねぇけど個人的に気になるからだよ、紅月 銀臥の実力が!」

ドルガがファノちゃんと戦い始める

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