小説『朝の光』
作者:麻衣()

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「何だよお前」
「早く死ねよ」

沢山の罵声に包まれながらまた目を開く。
あぁ、今日も嫌な夢を見た。



この頃、とても嫌な夢ばかりを見てしまう。
教室のみんなは私に敵意を向け、先生なんて見て見ぬふり。
親までも私に見向きもしない。

正夢なんかにはならないでくれ、そう思いながらバターたっぷりの食パンにかじりつく

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