小説『ゲート 自衛隊異世界戦記』
作者:MSF()

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最近買ったゲートと言うラノベを読んでつい衝動に刈られて書いてしまいました……


しかし自分には文才がないので暖かい目で見守ってください。





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第二次世界大戦で日本はアメリカによる核兵器により広島、長崎を焼かれ無条件降伏をした……


終戦後の日本は憲法9条を作った。まさに平和の象徴とも言える法律である。


あの大戦から日本は戦争と言うものをしなくなった。犯罪はあるが世界から見ても平和な国だ。


そして長年の平和で国民は平和ボケし危機管理能力が外国人と比べとても薄くなった。


しかし平和など戦争と戦争のハーフタイムでしかないのだ。人は少数では争わないが国や国家になると必ず戦争や争いが起こる。それは地球の歴史が証明している。


そして20XX年の平和ボケした日本。


砂糖に群がる蟻の様に人が道を埋め尽くす東京都中央区銀座、午前十時五十分。


ゴンッ!と言う大きな音と共に巨大な門が突如として出現し中から地球では架空の生き物であるオークやドラゴンに今では映画館でしか見ることが出来ない中世ヨーロッパの甲冑を身に纏った軍勢が出現した。


「なにあれ?映画のプロモ?」「金かけてんなー。」「さっきまであんな門なかったぜ?」「すごーい!リアルー。」まさに平和の国で危険に対して感覚がボケてしまった日本人はそれを見てもそんな反応しか出来なかった。


しかしいくら平和ボケした日本人でもドラゴンに喰われオークに斧で真っ二つに去れればこれが現実だと受け入れるしかない。


『皆殺しにしろ!』
「ぎゃぁぁぁ!?た、助けてグバァ!?」
「に、逃げろ!!」

警察官が本部に無線を入れる。
『銀座四丁目交番緊急事態発生!!突如現れた暴漢の集団に襲われ多数の死者がーーワアッ!?ガリガリ、ザーー……』


警察官が拳銃で応戦するがいくら相手が中世の兵士であっても実弾が4発しかない拳銃で出来ることは無かった。

兵士は次々と逃げ惑う日本人を刺殺し屍の山を築き上げ、頂上に真っ赤な旗を立て高らかに異世界の言葉で宣言した。

『我が帝国は皇帝モルト・ソル・アウグスタスの名においてこの地の平伏と領有を宣言する!』








ーーーーそして場所はかわりモノレールゆりかもめ新宿駅のホームにて主人公の一之瀬 和也は夏の同人誌即売会、夏コミに向かっていた。

「よし、まわる予定のサークルチェックOK、あそこの新刊完売してたらーー同人ショップに委託してくれてっかな。」

「なにあれ?なんで皆逃げてんの?」

「銀座で火事?何が飛んでんの?」

ドォン……

ワァァァァ……

高架下を何台ものパトカーが通っていく。

「あれワイバーンじゃね?」

「うそ!?」

そんな現実を見て一之瀬の反応は……

「おいおいおいマジかよ!?クソッ!」

「このままじゃ夏の同人誌即売会が中止になってしまう!!」

と、これでも自衛官の一之瀬はアホな理由で慌てる。

「やばいやばいやばい!!ここに居たらヤバイ!!何処かに市民を避難させれるところは………あった!江戸城跡だ!」

「お巡りさーん!皇居だ!皇居に避難誘導してくれ!!」
近くにいた警察官に自衛隊の身分証を見せて誘導する。




ーーー皇居にて


「よく狙え!!奴らを市民に近づけさせるな!!」PAN!PAN!PAN!

「く、クソッ!あんな数に拳銃だなんて!」PAN!PAN!PAN!PAN!


「だーかーらー!皇居は元江戸城だろ!立て籠るんだ!民間人を半蔵門から西へ脱出させればいいんだよ!」

「し、しかし自分の一存ではーー」

「け、警部補!!本部から連絡です!」

「はい?陛……!ハッ了解したでありますっ!」

ザッザッザッザッ………

「来たぞぉ!!許可は降りた!急いで市民を半蔵門へ!!」

ワァァァァ!!
PAN!PAN!PAN!
PAPAPAPAPAPAPAN!
ヒュー……バキン!
まさに乱戦だった。


「やつらは二重橋に集中しているから増援を桜田門からーーー」

「第四機も到着!!朝霧からも陸自が向かってます!陸自から一之瀬さんに連絡です!」

「こちら一之瀬!オクレ!」

『君が現場の指揮を取っている一之瀬君かね!?そちらに間もなくうちの戦闘ヘリとWAPCに普通科連隊を送った!引き続き警察達の指揮を頼む!!オワリ!』

&quot;バタバタバタバタバタバタバタバタ&quot;

丁度連絡が終わると同時に陸自のAH-64アパッチと装甲車のWAPCが到着してサイドワンダーミサイルや96式40mm自動てき弾銃に普通科連隊の銃撃により今度は異世界人達が肉片に変えられた。

「隊長さん!敵の陣形が崩れた!」

「よぉし!桜田門の第四機に伝達!!突入用意!!」

「催涙弾、撃てぇ!」ポポポポン!

『な、なんだこの煙は!?め、目が!涙がとまらねぇ!』

「検挙ぉぉぉぉお!!」
ウオオオオオオオオ!!!!



そして国会では……

「皆さん、総理の北条です。今回銀座に現れた門の向こう側は当然のことであるが地図には載っていない。」

「門の向こう側はどうなっているか?その一切が謎に包まれている。」

「だがそこに我が国のこれまで未確認であった土地と住民がいるとするとーーー」

「そう、ならば強弁と呼ばれるのを覚悟すれば特別地域(異世界)は日本国内と考えてもいいだろう。」

「今回の事件では多くの犯人を&quot;逮捕&quot;した。なぜ逮捕と言わなければならないのかは、我が国に捕虜に関する有事法令がないからである。」

「現在の法令に従えば彼らは刑法を犯した犯罪者ーーいやテロリストだ。」

「よって門を破壊しても何も解決しない。また門が現れるかも知れないからだ。」

「その為にも向こう側に存在する勢力を交渉のテーブルに力ずくでめ着かせ、今回の事件の責任をしっかりと追求する。」

「相手を知るためにも我々は門の向こうへ踏み入る必要がある。危険、そして交戦の可能性があろうとも!」

「従って日本政府は特別地域の調査と銀座事件首謀者の逮捕、補償金獲得の強制執行のために……自衛隊の派遣を決定した!」


協議中に軍備拡大だとか何だとか言う野党の口では綺麗事を言っているが醜悪な顔をしたおばさんが一人いたが実際に日本国民が異世界人に大量殺害された事実があり、醜悪なおばさんはマスコミにかなり叩かれた。あいつはもう終わりだな、日本国民を敵に回したからだ。

その日の号外には【特地自衛隊派遣法可決】【三個師団 幹部、三曹以上を中心に編成】【米国政府「協力は惜しまない」中国政府「門は国際的な管理下に」】と中国政府は明らかに「日本人ではなく中国人に資源と土地をよこせ」と相変わらず傲慢な言葉であった。やるわけないだろう、アメリカはまだしも。あんたら自分で国民全員の豊かな暮らしを保証したんだろが。人口が増えすぎて資源と土地が無くなって中国特有の中国人一番の考えで暴動が起ころうと知ったことじゃねぇっつうの。

と北条は心のなかで毒づくのであった。

そして一之瀬和也は銀座事件の功績により二尉に昇格し、さらに特地自衛隊派遣に参加するのであった。

特地派遣になった自衛官は喜ぶ者や嫌がる者がいたが一之瀬はと言うて……

「オークとかワイバーンが居たってことは獣美少女とか居るってことか!?よっしゃあ!!これで大好きな獣美少女に会えるぜ!!」

とまあ一之瀬なりに喜んでいたのであった。






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どれぐらいの人が読んでるのかわからないので読み終わったらコメントか評価ポイントください!お願いします!

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