小説『黒子のバスケ〜創造者〜』
作者:蒼炎(小説家になろう)

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読んでくれている方々、お久しぶりです!!

蒼炎、ただいまより投稿再開させていただきます!!


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*『キセキ』との再会*


「あれ?これって…この号黒子が帝光にいたころのじゃん。」
日向はバスケの雑誌を手に取り言う。


「あー、1人1人特集組まれてるよ『キセキの世代』。」
伊月も見て、そういう。


「黒子は…ねーな。6人目なのに…取材来なかったの?」
日向は黒子に聞く。


「来たけど忘れられました。」


((((切ねぇーーー!!!))))
黒子の回答を聞き、皆の気持ちは一致した。


「白瀬は?」
伊月は楓に尋ねる。


「あ〜、そん時は…。外で面白そうな事やってたから、そっちに行ってたら取材帰ってました。」


((((コイツ、アホだ……))))
楓の理由はとてつもなくくだらなかった。


「そもそも、僕なんかと5人は全然違います。あの5人は本物の天才ですから。」
と黒子。


「才能はあるけど変わったやつらですけどね。」
と楓も続く。


((((いや、オマエもだろ…))))と皆はそう思わずにはいられなかった。



―――ザッ。
「お〜、ここか誠凛。さすが新設校。キレーッスねー。」
 1人の男が誠凛に足を踏み入れる。





―――キュッ、キュキュッ。ダムッ。ピッ、パシッ。
伊月→黒子→火神とボールが渡る。


ダムッ!!
「はやっ!?」
「いや、小金井も食らいついてる!!」
見ている人が口々に言う。


キュッ、キュキュッ、ガコンッ!!
「なぁっ!?速ぇー!!」
「フルスピードからあの切り替えしかよ!?」
「キレが同じ人間とは思えねー。」
火神のプレイを見てそう言う。


「もしかしたら、『キセキの世代』とかにも勝ってる…!?」
誰かがそう言うと…、


「あるかも!!つか、マジでいけんじゃね?」

「あんな動きそうそうできねーって。」

「むしろ超えてる!?」
などと口々に言いだす。


「……。(以前、彼らには遠く及ばないと言ったけど…)」
「ニヤァ…。(完成にはまだまだ遠いけど確実にステップを踏んでるなぁ。こりゃ楽しみだ。)」
と、黒子と楓はそれぞれ思う。



「あれ?黒子どこだ?集合って言ってんのに。」

「あーもー、たまにすげー困るよ。つか、白瀬は笑ってんじゃねぇ!!」
日向は黒子を探し、笑っている楓をたたく。


「いったぁ!?ちょ、キャプテン叩かなくたって…。ただ、黒子を見つけんのに苦労してる皆を見て笑ってただけな…(バコォ!!)…アダァ!?」
言い訳し、さらに叩かれる。


「アホか!?場所をわかんならさっさと教えろ!!時間が無駄だ!」
そんな楓を見て日向は怒鳴る。


「え〜。いいですよ、充分楽しみましたし。てか、ずっとキャプテンの横にいるしww」
まだ笑いがとまらない楓はそう言う。


「ん?っうおぉ!?いたんかい!?」
日向はふと横を見ると、黒子がいた。


「はい…。最初からいました。というか白瀬君分かってるんなら教えて下さいよ。」
若干沈んだトーンで話す。


「ハハハ、ゴメン、ついね。で、キャプテン。集合って何ですか?」
黒子に謝り、楓は日向に尋ねる。


「ん?ああ、それなん…「練習相手についてよ!!」…カントクの言う通りだ。」
日向は答えようとしたがリコにさえぎられた。黒子も見つかったので、皆は集合し、話を聞く。








「「「「海常高校と練習試合!?」」」」
話の内容を聞き、皆(主に2年)が驚く。


「相手にとって不足なし!1年生もガンガン使っていくよ!」

「不足どころかすげぇ格上じゃねーか…。」
リコの発言にげんなりする日向。


「海常ってそんな強いんですか?」

「全国クラスの強豪校だよ。毎年インターハイにフツ―に出てる。」 「「「えぇっ!!」」」
1年生に聞かれ、伊月は答える。それを聞き、驚く1年。


「それよりカントクー。帰って来た時言ってたアレ、マジ?」
小金井はリコに尋ねる。


「もちろん!!海常は今年『キセキの世代』の1人、黄瀬涼太を獲得したトコよ。」
リコはそういう。


「!!(…『キセキの世代』!!まさかこんなに早くやれるなんてな…。ありがてー!テンションあがるぜ!!)」

「……。」

「…。(黄瀬やんかぁ。成長してんだろーなー。)」
そのワードを聞き火神は笑みを浮かべ、黒子は動きが止まり、楓は胸を弾ませる。


「黄瀬ってモデルもやってるんじゃなかった?」

「マジ!?」

「カッコよくてバスケ上手いとかひどくね!?」

「もうあれだな…、妬みしかねえ…。」

「お前、ヒクツだな!!」
他のみんなも騒ぎ出す。


「皆、アホね…。……ん?」
そんな光景を見てリコが呆れているが、ギャラリーが多くなっている事に気づく。


「ちょ、え?何でこんなギャラリー増えてんの!?」
リコは行列の先頭を探す。そこには…


「あーもー…。こんなつもりじゃなかったのに…。」
1人の男がいた。


「……アイツは…!!」
「……っ!?(『キセキの世代』の…なんでここに!?)」
男を見て息をのむ。



「お久しぶりです。―――」黒子は言い、

「おっひさ〜。元気?―――」楓は笑いながら、

「やっほー、元気―?―――」夏希はテンション高く、

「相変わらずモテモテだね、―――」朋美は苦笑いしつつ、 



     「「黄瀬涼太(((黄瀬君)))(黄瀬やん)!!」」

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いかがでしたか?

なお、人物紹介に各選手の才能を追加しました。

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