気が遠くなるくらい、長い時間が過ぎていた。
いや、実際には一時間もたっていないんだと思う。
でも、そんな時間が、俺には何時間にも、何十時間にも感じられた。
病院の待合室で、結果を待つことがこんなに苦痛だったなんて。
目の前を看護婦さん達が何度も通り過ぎて行く。
どれだけの時間が経ったかなんて、全く覚えていない。
不意に、看護婦さんに呼ばれて、医師の元へと連れて行かれる。
覚悟は、できてるつもりだった。
医師からは、俺の肩が二度と治らないと伝えられた。
その他にも、色々言われたけど、もう覚えてない。
家に帰った俺を待っていたのは、学校からの退学通知だった。
俺の野球人生は終わった。