小説『詩みたいなもの- like the story』
作者:迷音ユウ(華雪‡マナのつぶやきごと)

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「twnovel」

ツイッターで投稿した140字以内の小説や詩っぽいのを数個載せます。

--人間を殺すのは難しい。人間はすぐには殺されない動物だ。しかし、人間を死なせるのは簡単だ。人間はすぐに死ぬ。--

--薄暗い場所を見つけると心が躍った。そこには光と闇、両方が存在……いや、混在している。そして、僕の嫌いな影も、そこでは存在を薄めている。こんなにいい場所、他には見当たらない。--

--大体、影なんてものが存在するから、僕は僕という自我を持ち、それを崩壊という方向へ進ませる。曰く、自我を持ったという時点で影がなくては生きられないのか。人は暗闇を恐がる。何故だろう。簡単なことだ。それは、影がないからだ。--

--月下にて、今宵此の世の全てを背負い、敵を討つ。対峙するは鏡に映る世界。正と逆。真実を決めるべく、今出撃する。--

--誰か気付いて、助けて……そんな憧憬を叫んでも何の意味もないのに/いつも僕のココロはうわべだけの言葉に飾られている / PhantomVision /空白なボクは/ココロが壊れたロボット/ 自分を探す為の/「ボク」というシステム--

--生きているということは意味のないこと。大体、意味を見出すこと自体難しい。でも・・・・・・、ずっとそんな人生を送ってきて、もし死ぬ間際にでもその人生に意味を見出せたとしたら・・・・・・最高じゃないですか?--

--自分が異常ということに気付いてしまったら崩壊する、それが道理。--

--何も知らなければ楽しく生きられるのに、たくさんのことを知らないと生活できない世界。ナンテ矛盾。--

--今感じているこの感覚は少女が感じているものなのだと思う。だからこそ僕はこの感覚を信じることが出来ない。視覚上では落下しているのに、感覚だけが上昇している。それは――――なんて――――--

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